あけましておめでとうございます。Dr D@喜界島です。こちらはヒートテックも必要ありません。インフルエンザがやっと南下してきました。

2015年、大和徳洲会は病院の建て替えという 大きな試練を迎えます。

当院のホームページで告知されているように各診療科が休診となります。

ベット数も縮小される予定です。医師の数も減少する予定です。

当院は大和市の救急搬送数の25%を含む、年間2800件の救急を引き受けてきました。

今後は病院の規模からも、上記の件数に近い、引き受けは困難となってきます。

大和徳洲会に赴任し、外来診療・診断、内科系の患者の治療と強い信念をもって診療にあたってきましたが、仮設の病院においても さらに強い信念が必要になってきます。

また、仮設病院で必要とされる医療は、総合診療医療です。

各専門診療科がない状況で、いかにいい判断をして医療を展開していくことになります。

新病院移転まで、いままで大和徳洲会を頼りにしてきた患者さんを守り抜くこと

その誓いを常に思いながらやり抜く気持ちです。

僻地医療では、今までにまして過密日程の診療となっておりますが、僻地のかたの

「かかりつけ医」として継続することを大切に考えています。


2015
年もよろしくお願いします。


 仮設病院予定地と未来つながる虹です。

 

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こんにちは Dr Dです。先日 第3回の救急隊との勉強会を行いました。

今回は、「喘鳴をきたす疾患について」内科より症例発表を行いました。

4つの症例をもとに、なぜ喘鳴がおこっているのか?喘鳴が発生する、病態生理から勉強し、それぞれの疾患の特徴を勉強しました。

救急隊との活発な意見の交換ができ、非常に熱い熱い症例検討会でした。

 

当院では、循環器科Drのフットワークの良さで、心不全は気軽に入院をお願いできます。

心不全とは病態であり、必ず原因が心臓だけとは限りません。

心臓そのものなら循環器科医も万々歳ですが、肺や腎臓も絡んでくると、なかなか入院をしずらい面もあります。

 

しかし、当院の循環器科医は、どんな症例でも向かって治療を行う姿勢に私は感謝しております。

 

 

当院のニーズは、最先端の医療を行う病院ではなく、地域の要望にできるだけ答えることだと思います。

 

常に地域のニーズとはなにか?総選挙ではないですが、自分の真意を投げかけている日々です。

 



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こんにちは Dr D@喜界島です。ブログの更新が遅れました。

10月23日から25日まで定期診療をおこなっています。

おもに循環器系の患者を中心に60人前後の患者さんの診療、研修医からのコンサルテーションを受けています。

10月の初旬に第2回の救急隊との勉強会をしました。

内科からは「痙攣重責発作の一例」

外科からは「脾臓摘出後の肺炎・敗血症について」の発表でした。

 

痙攣重責発作については

痙攣の原因が、頭部だけではなく、全身の問題であること

痙攣重責の定義の変更、重責の早期認識

痙攣はなにがあんでも、とめること

 

以上を、熱く、暑く話しました。

 

8月に大和市内の病院2件断れ、3件目に当院へ搬送、搬送時にも痙攣が出現しており、上記のルールで意地でも止めました。

 

「たらいまわし救急」がなくなるためには、一つには「幅広い知識をもった総合診療医、救急医」の育成と整備、また入院となったとき「引き受けの専門診療科」が存在することと思います。

当院では、医師個人のレベルで「総合診療」はおこなえていますが、そのバックアップ体制の専門家が少ないのも現状です。

 

その為、近隣の3次救命センター(北里大学、聖マリアンナ大学横浜市西部病院または湘南鎌倉総合病院に当院で加療できない患者様をお願いしないといけない現状です。

 

 

現状の力で、何ができるか、常に「いつドクターヘリをとばすのか」を考えている日々です。

 

 

 

 

 

 

 

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こんにちは Dr Dです。8月末 喜界島診療にいき、本日は大和で休暇の時間でブログ作成です。

さて、医師として大切なこととして、「自分の能力の限界をしっている」ことがあると思います。

その限界は、治療を行う病院の環境によって左右されます。

当院は、私の中では通常の2次病院と考えています。重症度が高いと、患者の治療が十分にできないこともあります。

常に、「自分の家族」と同じスタンスで患者さんの治療方針を考えております。

例えば、当院で加療困難な症例は、3次救命センターに紹介しますが、なんでも紹介となってしますと、救命センターが満杯で、本当に必要な患者を治療できません。

当院でできる治療は、全力で行い、「いい判断」をして他院へ搬送します。

他院へ紹介する時も、「自分でもう少し頑張れるのではなかったか」という気持ちで一杯です。また紹介先の先生が、この患者さんなら紹介されても納得がいくかどうかも不安です。

 

3次救命センターの集中治療室を退室するころで、当院で対応可能な患者さんは積極的に転院を引き受け、引き続き治療をおこなっています。

 

お互いの病院の性格がありますから お互いに助けあっていくことが、患者さんのためになると考えます。

 

先日、心停止後の患者さんが、当院に搬送、蘇生処置を行い心拍再開されました。

心停止後すぐに心臓マッサージをされておりましたので、低体温療法の適応と考え、救命センターに転送しました。転送先から意識レベルが改善したとの返事があり、安心しました。また当院でリハビリを継続するため転院の方針です。

 

また離島・へき地でも同様です。過去のブログに書かせていただきましたが、離島・へき地にはスーパードクターは必要でありません。スーパードクターの治療が必要かどうかの判断する、総合診療医が必要です。その中で常にいつ、どのような状態ならドクターヘリを使うのか?(搬送するのか?)を日々是熟慮中です。

徳洲会ではスーパードクターがセスナで離島巡回、診療・手術を行います。

へき地でも都会と変わらない医療を提供できること 

これが徳洲会の理念です。

 

 

こんにちは Dr D@喜界島です。717日から19日まで喜界島定期診療です。奄美地方は梅雨があけしまして、夏到来です。

 

 

さて、714日に大和徳洲会にて救急搬送症例を中心に救急隊と勉強会をしました。

内科からは、「発熱、意識障害を主訴に搬送された2症例」という演題で

外科からは「注意する腰痛」という演題でした。

 

内科の症例は、細菌性髄膜炎の症例で、まず意識障害の鑑別について講義を行い、その後

髄膜炎に関して勉強しました。

 

外科は、腸腰筋膿瘍の症例で腰痛の落とし穴について勉強しました。

多くの救急隊員が参加し、質問も多く、大和の救急隊の熱意を感じました。

 

2つの病気も決して見逃したらいけない病気、それを見逃さないようにするのが

救急総合診療医の実力です。

この大和でもいろいろな場面を経験し、再度考えさせられることが多いです。

また、自分の実力をしり、その中で患者と向き合っていくことが大切です。

自分が担当した髄膜炎の2人も良好な結果を出しています。

 

医療という場は結果がすべてですが、努力する経過がないと結果も導き出せません。

3日坊主』を何度も繰り返していくことを心に日々是鍛錬です。

 

 

 

 

ヤギを食べる

こんにちは、Dr Dです。619日から21日の日程で喜界島離島診療を行っています。

現在は、2日目ですが 比較的問題なく、すすんでいます。

最近は、大和での業務が忙しく、19日(木)に午前中に病棟回診をおえて、ある程度、患者さんの状態が落ち着いてから出発しており、前日鹿児島で1泊し、翌朝あさイチの飛行機で喜界島入り、そしてすぐ診療を行っております。

瀬戸内徳洲会からT院長が見え、喜界島郷土料理のヤギ肉を食べにローカルな居酒屋「はやり」に行きました。

http://tabelog.com/kagoshima/A4605/A460502/46002688/dtlrvwlst/888529/

(鹿児島 食べログより)

島の繁華街よりかなり離れていますが、こんなところにお店があるの??

または居酒屋??という風体。

私が、後期研修医の時に、山羊汁を食べたときに「野生の味」がして 一口で

ギブアップでしたが、ヤギ肉の刺身、ヤギ肉の使用した郷土料理は予想以上においしかったです。

なぜヤギ肉をたべるのかと思い調べたところ、やぎ肉は高たんぱく低カロリーで、コレステロールも少なく、鉄や亜鉛といったミネラル分も多く含まれているみたいです。脂肪燃焼効果などがある「Lカルニチン」、疲労回復効果がある「タウリン」なども豊富に含まれています。

 

むかし、NHKのちゅらさんで おばーが「妊婦は、ヤギはたべたらいかん」っていっていたのを思い出しました。かなり滋養強壮が強く、早産してしまうからです。

 

ヤギ肉の影響で、夜中に目が覚め、いつものように病棟のカルテ回診、救急ブログを更新中です。

 

 

離島の栄養源

こんにちは Dr Dです。先週、定期の離島・へき地診療にいきました。

喜界島は梅雨入りしており、訪問看護では移動中から蒸し暑く、自分が熱中症になるのではないかと思うくらいの暑さでした。

そんな疲れた時の奄美の皆さんの栄養源はこれです。

 

 

ミキとは奄美伝統の発酵飲料です。お米とサツマイモでつくられ、メーカーによって

甘いものから、ちょと酸っぱいものまであります。とろみがあり、高齢の方でも誤嚥しない。乳酸菌たっぷりの栄養飲料です。

病院で回診していても 患者さんから「食欲はないが、ミキならのめる」という返事を頂きます。

 

また病院定番の経口栄養剤ですが、通常はバニラ・ストロベリー・コーヒー味です。

が、、、、奄美の病院には

 

 

黒糖味があります。びっくりですね。

よく母親から、疲れた時には黒糖をたべなさいとの言われたのを思い出します。

黒糖にはミネラルやビタミンを多く含むことは事実ですので、天然の栄養剤です。

 

毎回、離島診療に行くたびに、ミキをのみ、黒糖をかじりキバッテます。

 

こんにちは、Dr D@喜界です。定例の離島診療を424日から26日の日程でおこなっております。救急総合診療科は以下に紹介する毎日で、一番落ち着くのが「喜界島にいる時」です。(425日の夜中ですが、喜界の若手医師が小児の痙攣重責をヘリ搬送にいってしまい、急遽当直をかわりました。)

 

救急総合診療科の役割は「救急外来を受診する患者の外来診察」「総合内科的役割の入院対応」を行っております。

 

救急医療に対しては、当院は「できることを行う」ことが大切と思っています。

明らかに3次救命センターの対応が必要な患者が運ばれてきても、確かに我々の病院の医師は、初期治療は可能と思います。しかし、その患者につきっきりとなり他の3次救命センターの対応が必要でない患者の対応が困難になってしまっては、本末転倒です。自分たちの救急医療における役割を果たすことが、私の掲げる目標です。

発熱や呼吸苦、腹痛等々の主訴で搬送されてきます。その中にも、アナフィラキシーショックや心源性ショック、敗血症性ショック等の重症患者や交通外傷でも急性硬膜下血腫や肝損傷、不安定型骨盤骨折等の重傷もまぎれています。それを見逃さない力が大切です。

幸いにも、前任地の救命センターでの経験が今生きていると感じています。

 

総合内科的入院加療ですが、受け持ちは15人程度です。6-7割は肺炎、腎盂腎炎、喘息、慢性閉塞性肺疾患の急性増悪ですが、その中にも多種多様な病気の入院加療を行いました。

 

肺炎球菌性髄膜炎、人工呼吸器管理が必要な重症肺炎や心不全、四肢のしびれを主訴に受診した低カリウム血症(アルコールや膠原病にともなう慢性の下痢が原因)、糖尿病性ケトアシドーシス(劇症型を含む)、甲状腺機能低下症・亢進症、結核の診断(加療は専門施設に依頼)、大球性貧血等々です。

 

総合診療医として、自分の力の中で対応できる範囲を認識し、どうしても専門的加療が必要なケースでは、他科や他院の先生に依頼することもあります。

 

自分の力をしり、「自分ができることを行う」という方針で日々是鍛錬を重ねていきたいと思います。

 

 


夕方診療を久しぶりに終了時間に終えて、ビーチを散歩していました。

この後、2時間後に病院に呼ばれました。中々休息の時を与えてくれません。

 

病院前の桜も満開となり、春を迎えました。こんにちは Dr Dです。

年度末は入院患者も多く、日々忙しい毎日でしたが、気候が良くなるにつれて

みなさんの調子もいいみたいです。

3月は定期の喜界徳洲会に離島診療に行ってきました。研修医の学会、終了式と重なり病院としては、医師不足の状態。そこを徳洲会のスケールメリットで奄美大島の病院から1人派遣、そして私と離島の病院を応援させていただきました。けっして大和徳洲会の医師も充実しているとは言えませんが、外科の先生やH先生の応援があり、乗り切ることが出来ました。へき地の医師が、長く勤務できるように、このような応援(長期休暇や学会休暇)をすることが大切です。たまには、息抜きも大切と思います。

 

さて 先延ばしになっていましたが「ケンムン」について紹介します。

ケンムンは奄美につたわる妖怪です。

容姿は5-6歳の子供で、顔つきは猿に似ていて、肌は赤みをおびています。

ガジュマルの木を住処にして、そこに近寄る人間にいたずらをします。

魚の目玉が大好物、蛸とシャコガイが嫌い

相撲が好きで、人に出会うと相撲を挑んでくると言われています。

温厚な性格であるが、なかには人間に悪さをするケンムンもいます。

広大な自然がのこる奄美大島へみなさんも一度は訪れてみてください。

(現在 奄美大島は、世界自然遺産登録にむけて調整中です)

 

 

 

お久しぶりです。Dr Dです。前回のブログの更新と丸々1ヶ月あきました。

この一ヶ月、大和では発熱や下痢の患者さんで、夕方の診療もいっぱいです。自分の体調管理も注意しながら、やってきましたが、20代のころに比べ体力が落ちているのを感じています。

 

さて、定例の離島診療に220日(木)から222日(土)にいきました。

大和ではコートが必要でしたが、喜界島に到着すると半袖で十分なほどの気候です。

 

到着して訪問診療を行い、かえってくると「院長が透視室に来てください」との伝言、

何事かと思いきや、閉塞性黄疸の方に院長がPTCD (経皮経肝胆管ドレナージ:お腹から針をさして胆汁を外に出す治療)を行っておりました。放射線科出身の院長がいることで、この僻地でできる医療も増えます。

 

またほとんどの僻地の徳洲会病院は、大都市の病院と同じ設備を持ち、たとえばここ喜界

では、外科・整形外科の手術はもちろんですが、耳鼻科・眼科の診察、消化器内科の検査をすべて行います。医師も都市部から応援で患者さんのニーズに応えています。またそれを管理するのが、院長をはじめとした総合診療医と研修医です。

 

 

しかしながら、どうしても病院が医師不足でまわらなくなることもあります。

実は3月のある週末に研修医2名が学会や研修終了式で喜界をどうしても留守にすることになり、院長一人で外来・病棟管理をやらないといけない予定になっていました。

何とかの法則ではないですが、悪いことはそういうことにおきます。仮に重症患者がこられ、人手が必要になったら(他の病院へヘリコプターで搬送等)どうしても一人では対応できません。

 

私は非常に迷いましたが、予定を再調節して喜界をサポートするように決めました。

その急激な変更に、合わせてくれたH先生に感謝、またサポートしてくれる外科のK先生の快い返事、「人手不足ならそっちを優先しなよ」の一言に感謝です。また大和の不在時の診療をカバーしてもらえる医師にも感謝です。

 

事実、大和も喜界もなかなか余裕はありませんが、「結い:たすけあい」の精神で何とか

「キバラン:がんばる」と、思っています。

 


2日目の訪問診療のときにケンムンがいるか、ガジュマルの木を見ていましたが、

いませんでした。


医局の壁にはケンムンがいました。ケンムンについてはまた必ずこのブログで説明します。