親にとって子育ては一度きりです。
いや、3人子どもがいたとすると、子育ては3回になりますかね。
まあ、どちらにしろ、それほど多くはありません。
なので、基本、子育ての「場数を踏んだベテラン」というのは、存在しないことになります。
よく、「先輩ママ」などと言いますが、先輩といってもそれほど経験があるわけではありません。
それに、子どもは、一人一人に個性がありますから、たとえ3人の子どもを育てた先輩ママさんでも、あなたのお子さんと同じ性格の子を育てたというわけではないのです。
一言で言うと、子育ては誰もが初心者なのです。
なので、よそのお子さんがどんなことをしているか、というのは、あくまで参考程度にするべきだと思います。
しかし、だからといって、
「うちにはうちの教育方針があるのだから」
というふうに、外の様子に目を向けないことも問題です。
子育てとは少し違うかもしれませんが、教育について経験豊富な人はたくさんいます。
それは学校の先生だったり、塾の先生だったりするわけですが、その人たちは、何百人あるいは、何千人という子どもをずっと指導してきているのです。
親というものは、我が子を悪く言われると、その先生の話を冷静に聞けなくなってしまうことがあります。
しかし、そこは冷静にいきましょう。
そこに、
「うちにはうちの教育方針が」
を入れてしまうと、それの話はもうそこで終わってしまいます。
常に、今どうすることがお子さんの将来にとって一番メリットがあるか、をお考え下さい。
そこには、なるべく、お父様やお母様の感情を差し挟まないようにしましょう。