7日夕、国会近くの憲政記念館で開かれた民主党両院議員総会は熱気に包まれていた。

 「私たちの再スタートだ」

 大きな拍手の中、壇上に立った菅新首相(党代表)は、力を込めて反転攻勢を誓った。出席者からは新執行部を批判するような発言も出ず、最後に「頑張ろう」を三唱すると、会場のあちこちから「よし」という力強い声が飛んだ。

 今回の参院比例選で改選を迎える藤末健三参院議員は総会後、「逆風が順風になった」と喜色満面で記者団に語った。若手衆院議員の一人も「ここまでV字回復をするとは思わなかった」と手放しで喜んでみせた。

 実際、報道各社の世論調査で菅氏への期待は高い。鳩山内閣の支持率が2割を切っていた状況からすれば、「菅効果」は明らかだ。

 財務相昇格が内定した野田佳彦財務副大臣は7日朝、地元・千葉県のJR津田沼駅前でいつものビラ配りをしていた際、一人の女性に「空気が変わったわよね。頑張って」と声をかけられた。1週間前は「しっかりしろ」という厳しい声がほとんどだったという。野田氏は「もう一回チャンスをいただいたと思うので、応えていかないといけない」と表情を引き締めた。

 「菅さんは市民運動家出身で、世襲の国会議員ではない。『何かしてくれる』という期待感がある」

 連立を組む国民新党の下地幹郎国会対策委員長もこう語る。

 ただ、菅氏が目指す「挙党態勢」には不安材料も残っている。小沢一郎・前幹事長はこの日の総会を欠席した。小沢氏の側近、松木謙公衆院議員も記者団に、「支持をいただいたんだから、早めに(参院選を)やるべきだ」と語り、今国会の会期を延長し、参院選日程も先送りしようとする新執行部をけん制した。

 退陣した鳩山首相は総会で周囲の議員と握手を交わしたが、表情は終始硬く、記者団の問いかけにも沈黙を続けた。8日の新内閣発足までは職務を執行することになっているが、この日は首相官邸に足を踏み入れず、東京・田園調布の私邸から公邸に出て引っ越しの準備をし、夜には私邸に戻った。

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