熊本開業

テーマ:
皆様おはようございます!
気持ちの良い
澄みきった青空ですね!

おかげさまで
宇田川歯科に勤務しまして、
早いもので2年になります。

2年間、宇田川院長先生をはじめスタッフのみんな、多くの方のご支援のもと、
小岩でお仕事ができましたことは、
私にとってこの上なく幸せで、かけがえのない財産となりました。

私ごとで恐縮ですが、
宇田川歯科を2月をもって退職いたします。
予防歯科を通じて、
地域の方の健康と幸せのために貢献したい想いから、2年限定で勤務させていただきました。

3月からは熊本にて開業をいたします。
宇田川歯科医院のような
「おもいやりがいっぱい」の歯科医院を創ることが、私の夢です。

宇田川歯科での思い出を胸に新たな地でも頑張ってまいります。

皆様ほんとうにありがとうございました!
みなさん、こんにちは!
3連休ですね!
どのように過ごされていますか?
寒さにまけず、今日も楽しく過ごしたいですね!
 
さて今日のテーマは、少し先の章までとびますが
「むし歯をつめることはプラークコントロールの一部でしかない!」
という長い題名です。
実際に「Dental Caries」に書いてある題名は
「う蝕管理における外科的介入処置」とあります。

なので
ちょっと内容を踏まえて、僕が勝手につけましたので
あしからず。

さてこの章は
むし歯になったら
つめる

この行為


これって何なの?

ということを
熱く語っています。

読んだ後、思わず感動してしまいました。

最後の文章の要約に凝縮されてますので
そこを噛み砕いてお伝えします。

それではいきます!

むし歯ができて、つめたりする最も大きな理由は、
プラークコントロール(自分でするお口のおそうじ)を助けること
である。
むし歯ができる過程は、つめることで、かつて歯の表面でおこっていたように
むし歯菌をはじめお口の微生物のつき方が一緒になる。再スタートがきれるということ。
これは、歯科医師と患者さんに将来おこってしまうむし歯の進行をおさえるように
管理する手段をうつための時間を与えてくれる。
つめたりする、この治療方法がいいですよという他の理由には
以下のようなものがあります。(Elderton&Mjor,1998)

以下の場合はつめましょう!ということ
・歯がむし歯でとけて、治せないぐらい破壊されてしまう前に歯の形を回復しましょうというとき
・冷たいもの、あったかいもの、甘いものを食べて、感じやすくなっている場合(これは程度によります。歯科医師の判断が必要ですので、まずは歯科医院を受診してくださいね!)
・歯の神経までむし歯が進行してしまう危険にさらされている場合
・むし歯が進行しないように様子をみていたけど、どうやら進行しそうだなといえる根拠が見えてきたとき
・たべられない、かめないなど機能に障害がでてきた場合
・歯と歯の接触がなくなったために、歯が傾いて歯並びがわるくなりそうなとき
・見た目が悪く、どうしても気になってしまう場合

しかしながら、歯科医師はできるだけ削らない選択肢を考慮するべきである。
つめたりするのは、プラークコントロールのほんの一部でしかないー削らないでフッ素を利用したり生活習慣を改善したりすることもまた重要なのである。

以上です。
この訳には僕の主観もこめて訳しているので原文に忠実ではありませんので、
よろしくお願いいたします。

結局は

むし歯で穴があいたら
お掃除しにくいから

お掃除しやすいように
つめておきましょうということ

つめる行為は
なおすことではなくて

むし歯菌をよせつけないように
きちんと自分でお掃除できる
お手伝いをするだけということ

たしかに上記にあるような
つめる理由もあるけれで

つまるところは


皆様の
「セルフケア」と「生活習慣の改善」

ここにむし歯の治療の根幹があります。
治すのは皆様の毎日の取り組み

僕たちは、お手伝い。サポーターでしかないのです。


今日は長くなりました。
ここまで読んでくださり
本当にありがとうございました!











part2のスタートです。

むし歯のリスクとして考えられるものは
さまざまありますが、
この章でとても面白かったのは

「むし歯とソフトドリンク」についての記載です。

以下ご紹介します。
ちょっと難しいので
私なりに解釈して(けっこう省いてます。原文に忠実ではありません。)
お伝えします。

「カリエス(むし歯のこと)とソフトドリンク」
液体の中の砂糖によってむし歯ができちゃう可能性がありますし、
歯のミネラルが溶けてしまうことは
有名な研究でも証明されています。(Von der Fehr et al 1970)

最近の研究結果としてソフトドリンクを飲むことはむし歯と関係があって、
飲む頻度が多いとむし歯の数と程度は増すようです。(Ismail et al 1984,Jones et al 1999, Watt et al 2000,Marshall et al 2003)

ソフトドリンクはまた世界的な子供の肥満の流行の原因のひとつと考えられていて(Mann 2003)

ソフトドリンクを飲む頻度が多く、お口の衛生状態が良くない場合はむし歯になる可能性が高くなります。(Burt 2006)
ソフトドリンクは、いくつかの集団では主要な糖類の素として菓子類にとってかわっているようです。
このことはしたがって、歯科の域を超えた深刻な健康テーマであり、
明らかに歯科を含んだ広い公衆衛生の問題です。

以上です。

ソフトドリンクはたまに私も飲みますが、
常用は控えています。
気をつけていきたいですね!







おはようございます!
ちょっと朝早いですが、
ブログを今日もスタートします。

それにしても寒いですよね!
一気に寒くなりました。
体調管理には気をつけたいところです。

今日のテーマは「う蝕の疫学とは?」です

「疫学」って皆さんはご存知でしょうか?

ここで定義します。

疫学とは「集団における健康と病気に関する学問」のことです。
臨床の研究とはちがって、疫学が対象としているのは
患者さんひとりひとりではなく、
「人の集団や全人口」
になります。

疫学の役割は何かというと
「このことが病気につながるリスクになるかどうか」
というのを教えてくれることです。

リスクを知って、取り除けば
多くのひとが病気になる確率を下げることができるので
とてもありがたい学問なのです。

ちょっと長くなりましたので
part1はここまで
つづいて
part2でこの章の内容をお伝えします!







今日は気をよくして

2本目の投稿です。

「第7章 適切な診断実践の基盤」についてです。

この章はかなり難解です。
皆様というよりは歯科専門家に少し役立つかなといった
内容ですので、
ちょっとこれはねーという方は

とばして読んでかまいませんので
宜しくお願いいたします。


歯科医師が診断をするときに何をもとにしているか?

学生時代にどのようなトレーニングをうけてきたか、
それから指導医のもとで
どのような考えのもとで教育をうけたかをもとにしています。

そして訓練はうけてはいても、
実はむし歯の診断にはエラーがつきものなので
歯科医師は慎重に対処をしなくてはいけませんよということを
この章は教えてくれています。

また、
適切にむし歯の診断を実践するには以下のことが必要ですよといいます。

・記録をしましょう!
  むし歯で穴があいているか、あいてないのか
  むし歯は進行してしまうものか、静止したものなのか
   むし歯を管理するためにはどんな方法がいいかを決めるのにこの記録は必要になってきます。
  視たり・触ったり(専用の器具を使って)して、穴のあいていないむし歯についても
  しっかり記録してね。
・視診だけでなく、追加の検査でレントゲン撮影を行った場合、
 追加したことでどのような効果があるのか注意深い考察が大切
   これは例えば、むし歯で穴があいてないときに、
   むし歯がないにもかかわらず、あるようにレントゲンに写ってしまうことがあるので
   注意が必要であることを教えてくれている
・診断エラーの可能性に対しての持続的な注意が必要であり、
 疑念があるときはいつも低侵襲的な決定の方にしましょうよ

などと書いてあります。


とても責任を感じさせられました。
気を引き締めて
診療に向き合いたいと思います。




こんばんは。
夜の冷え込みがかなりきつくなってきましたね。
こんな夜はあったかくして
ぐっすり眠りたいですね。


さて今日は
「第6章 その他の診断方法は?」です。

前までの章では
視診

レントゲン写真について
書かせていただきました。


この第6章は診断について
前章までの内容についての補足の内容になります。


診断方法は
デジタルを用いたレントゲン写真
光を用いた診断方法
電流を用いた診断方法などが研究されています。

診療所内で使えるもの
研究所などでつかえるもの

いろいろ検証がなされたようなのですが、
この中で


診療所で身近に現実的なのは
デジタルレントゲン

光を用いた診断方法である「ダイアグノデント」という装置
が適しているとのことです。

より簡単に「う蝕」の状態を診断できればいいのですが、
現実的には
視診とレントゲン診査の2つが目下のところ
診断法としては優れているようです。

今後いろいろな診断機器が開発されることと思いますが、
決して機器に責任をおわせることなく
測定値の解釈については責任をもって取り組み
患者さんにその結果についてはきちんと説明をしようと
改めて思いました。

現在のところ

「視診」と「レントゲン写真」
それに加えて「問診」
これらの組み合わせが
大切なのではと
改めて考えさせられた章でした。

基本に忠実に明日からも
正確な診断と説明を
しっかり行っていこうと思います。








こんばんは!
青い秋空が印象的な
過ごしやすい一日でした!
風が吹くと少し寒さを感じますが、
お鍋の季節ということでは
いい気温になってきましたね。

さて、今日のテーマは
「第5章 むし歯診断のためのレントゲン写真です」

むし歯かどうか
診断するためには

視ること
そして
レントゲン写真をとって
診断をすること
この2つの併用が大切になってきます。

片方だけだとむし歯の検出率が一気に減ってしまいます。
つまり、
見落としてしまうことが
生じてしまうんですね。


以下に該当する場合は、
毎年レントゲン写真をとるなど、検診でしっかりと経過を見ていく必要があります。
つまり
今後むし歯の再発がかなり高い可能性があるので
要注意ということになります。


・5~7歳:乳歯の奥歯の両隣に1つ以上の象牙質むし歯が存在するか、複数のエナメル質むし歯
      が存在する。

・7~12歳(子供の歯が抜けたり、大人の歯が生えてくる時期):
      奥から2番目の乳歯の奥歯の両隣にエナメル質の中央に達するむし歯、
      または乳歯の奥歯の複数の両隣にむし歯が存在する。

・12~13歳:
  ー1箇所以上両隣の面に象牙質むし歯が存在するか、治療されたところが存在する。
  ー3箇所以上両隣のエナメル質むし歯が存在する。
  ー未処置の歯の両隣の象牙質むし歯が存在する。
  ー最近、隣の歯に修復治療が行われた


これらに該当しなくて、
むし歯のリスクがかなり低いですよー
という場合は、

レントゲン写真をとるメリットがさがりますので、
2.5~3年に1回撮影してチェックするだけでもいいようです。

「被爆する個人にとってそれに相応する利益がある場合を除いてX線写真撮影は
  行われるべきである」(ICRP,1991)
国際放射線防護委員会(ICRP)はこの原則に基づいています。

私たちもこの原則に基づいて、
患者さんにとっての利益を考えて
レントゲン写真を撮影してますので
安心して通院されてください。


以上
今日は少し硬い内容になってしまいました。

次回の章は
少し噛み砕いて楽しくお伝えしますね。


お楽しみに!
おはようございます!
ちょっと朝はやすぎますが、
目が冴えてしまったので
しっかりブログをupして参ります。

それでははじめます!

今日の章は
むし歯を診断するときには

穴があいているのか
そうでないのか

むし歯の表面がざらざらしているか
ツルツルしているのか

そのむし歯が進行しそうな状態なのか
それとも
むし歯が進行しそうにない状態なのか

それを診療室でどのように診断していくかが
詳細に記されている章になります。


この診断のために

むし歯らしきところを

「よく視ること」

そして

「触ること」(もちろん専用の器具を使ってですが)

が大切になってきます。


今日の診療でも
むし歯らしきところを「しっかり視て」、器具を使って「触って」
しっかりと診断してまいります!

そうすることで

多くの歯が守られます!
歯を削らずにすむ場合もたくさんあるからです。

でも

削らずにすむ場合でも

何もしなくていいのか?


答えはノーです!


むし歯は前までの章でも書きましたが、


変化するんですよね。

変化する過程をコントロールできればいいんですが、

じつは僕たち歯科医師がコントロールできるものではないんです。


あくまでコントロールできるのは
皆様がどうするかにかかっております。

歯科医師の役割は
診断と予後、
そして何らかの行動が必要であるかどうかを報告することにあります。

もちろん穴があいてしまったら
お掃除しにくいので
つめなくてはいけませんが、

そうでないまだ穴があいてない状態なら
経過をみていい場合があり


そのような場合の話に限ってということになります。

ですので

定期的に歯医者さんにきても

皆様の行動が何かかわらなければ

何もかわらない


定期的来院していても
むし歯が進行してしまう

そんなことも起こりえます。


ですので
歯医者さんにこられたら
何か行動をかえてみようかな



思っていただけたらな
と思います。



















おはようございます!
昨日は皆様はどんな一日でしたか?
私は充実しておりました。
とてもありがたい一日でした

今日もよりよい一日にしたいですね。

さて、今日のテーマは
「う蝕の病気のしくみ」です。


なかでも今日は
「表層下脱灰」
というやや難しいことについてお伝えします。


むし歯菌が発酵性炭水化物を食べて、
うんちとして出す「酸」によって
歯はとけてしまします。
もちろん1日、2日ではとけません。
長い時間をかけて次第に溶けていくわけです。
個人差はありますが。


どのように溶けるか?
前回の章でお伝えしましたことの復習です。


お口の中の歯は
カルシウムやリンなどの物質をお口の中の環境とやりとりをしています。

溶けたり、チャージしたり。
その繰り返しで現在の歯は保たれています。

このバランスが崩れたときに
むし歯が進行してしまうんでしたよね。

今日はその内容にひとつトピックを足します。


エナメル質というのは歯のはえはじめの頃は、
表面にぼこぼこと穴があいています。

このためとても「酸」に対してとても弱いです。
しかもはえはじめの頃は、上下の歯がかんでないことが多いので
お口の中のプラークがたまりやすい傾向にあります。
プラークがふれてしまうところはより歯が溶けやすくなります。


はえはじめの歯はお口の中のミネラルを取り込んでいきながら
次第にかむようになってきます。
ある程度とりこんでいけば、
「酸」にたいして対抗できる状態ができあがります。


この時にできることはないか?


月並みですが
やはり
「適切な歯磨き」
が大切になります。



ミネラルの溶け方、チャージの仕方は
いろいろありますが、
実は歯は表面から溶け始めるのではなく、
中からとけるんですね。
このことを「表層下脱灰」といいます。


学生のころこの真実を理解するのに
苦労しました。

なぜ中からとけるのか?

今有力な説は
歯の表面は唾液(つば)がふれていて
守ってくれているからということがあります。
具体的には唾液に含まれるタンパク質(プロリンやスタセリン)が
守ってくれている
ようです。

歯の中から溶けてしまう
「表層下脱灰」は
皆様が鏡で見てもちょっとわかりにくいので
一度歯科医院にいらしてみてください。
僕たちの目でしっかりと見つけていきます。

そして対処するために
フッ素を利用したり、
楽にプラークを落とせる歯磨きの仕方を一緒に練習したり
食生活の問診を通じた生活習慣の改善を一緒に考えたり

などなどのご提案をいたします。

「はい、むし歯です。」
「はい、すぐに削りますね。」なんてことはしませんので
安心していらしてくださいね!










おはようございます!
連休をみなさんはどのようにおすごしでしょうか?
私は今日は午後から研修です。
しっかり学んでまいります。

さて今日のテーマは
「う蝕ってどのようにみえるの?」
です。

むし歯のことを「う蝕」とよぶことを前回お伝えいたしました。
今日はそれをふまえて第2章をお伝えしたいと思います。

本の内容はとても専門的なものなので、
あくまで皆様にとって役に立ちそうかなーという情報のみを
ピックアップしてお伝えしています。
ですので内容すべての要約ではありませんので、
よろしくお願いいたします。

それでは、スタートです!

歯からミネラルがとけていくと
最初は白い不透明な状態になります。
これを「白班病変」といいます。
この初期段階はミネラルがとけているので歯にボコボコと
顕微鏡レベルで穴があいています。
この穴に食べ物の色素が浸透してきます。
そうすると時間がたつにしたがって
白班病変は褐色に、そして時には、ほとんど黒色に変色していくこともあります。

白斑病変は
細菌のかたまりであるプラークが
残り続けたところに
一致して不透明に白く見えます。

ですので
よく言われるプラークコントロール
プラーク(細菌のかたまり)をしっかりとりましょう!
ということが大切になってきます。

次に示す写真を見てください。
photo:01


 【Dental Cariesより引用】

左上犬歯の歯茎との境目の歯の根を
ほっぺた側からみた写真です。
左上(スタート時)→右上(3ヶ月後)→左下(6ヶ月後)→右下(18ヶ月後)
の順番で黄色みがかった柔らかい状態がだんだん硬く黒ずんで光沢のある状態に
変化をしています。
歯茎もしだいに引き締まってきて光沢が出てきているのが
わかりますでしょうか?

この18ヶ月のあいだにおこなわれたのは
歯を削ることではなくて、
フッ素の入った歯磨き粉をつかった
毎日の歯磨き
だけです。
さきほど申し上げた「プラークコントロール」ですね。

見た目は黒いのでちょっとこれはねー
という方もいますので
そこは話し合いながら治療方針を決めるというところになりますが、

この18ヶ月後の状態をう蝕は活動してませんよ
と判断して経過をみていくことがございます。

黒いところをとってつめることで
かえって歯が弱ってしまうからなんです。
活動していなかったら様子を見た方がメリットがおおい場合があります。

もちろんこの判断は専門家でないと難しいので
ぜひ歯科医院にいってから診査・診断を受けてくださいね。