自宅で妻を殺害したとして、殺人罪に問われた団体職員伊藤賢一被告(54)の裁判員裁判で、盛岡地裁(佐々木直人裁判長)は29日、懲役11年(求刑懲役13年)の判決を言い渡した。
 判決は、包丁で60カ所の損傷を負わせるなど残忍で殺意も強固と指摘。夫婦仲の悪化について、「妻の不倫の影響があったと認められるが、殺害は正当化できず、自己中心的だ」などと批判した。
 判決後、裁判員と補充裁判員経験者の計8人が全員記者会見した。このうち、24歳の女性は「やってよかった。自分と同世代の若い人たちにも積極的に参加してほしい」と話した。
 判決によると、伊藤被告は昨年6月26日、岩手県遠野市の自宅寝室で、妻=当時(45)=の胸などを包丁で突き刺し殺害した。 

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