ホイットニー・ヒューストンの突然の訃報が伝えられました。まだ48歳という若さだけにショックを受けた方も多いのではないでしょうか。私も一度だけですが1997年の東京ドームでのコンサートに行ったことがあります。伝えられるところによると彼女は3種類以上のベンゾジアゼピン系の安定剤とアルコールを併用していたらしいのですが、ベンゾジアゼピンは依存性の問題はさておき身体的には生命の危険をおびやかすような事態にいたることことは余程大量の使用以外は考えにくいだけにショックでした。
最後に世紀の歌姫の若すぎる死に哀悼の意を捧げます。
そもそもバルビタール系の睡眠薬が呼吸抑制を引き起こしやすくそれに代わる安全な安定剤や睡眠薬をということで開発されてきたのがベンゾジアゼピンなのです。即効性もあり便利な薬として広く使われるようになりましたが、次第に依存性や離脱症状などの問題点が指摘されるようになりました。日本では他の国と比べてベンゾジアゼピンの使用量が多いとされており安易に使われている傾向は否めないと思います。ベンゾジアゼピンは精神科だけではなく内科、婦人科、耳鼻科など他の科でも広く使用されており精神科医よりも危険性について認識していない場合が多いように思われます。ただベンゾジアゼピンは不安障害の治療においてはなくてはならない薬でありパニック発作の急性の不安症状はベンゾジアゼピンなくして抑えることはできません。今後は医師、患者の両者がベンゾジアゼピンの有用性と危険性を認識し正しい使い方を守るよう注意を喚起する必要があるでしょう。



