こんにちは。
鈴鹿市の社会保険労務士法人ナデックの山野です。
今年の夏は、ちょっと変ですね。
カンカン照りがあったかと思えば、ゲリラ豪雨が容赦なく襲う。
予測つかないことに、予防のしようもないような、不安さが
残りました。
会社の経営に置き換えると、新商品の不振、社員の問題行動
取引先の経営不振や廃業の余波・・・など、苦難とも呼べるもの
になるでしょうか。
【天候も、会社の経営も、人々の思いも、実は複雑系で、様々な
要素がからんで、不思議なバランスで成り立っている。】
年を重ねることによって、そのことが理解できるようになってきた
私がいます。
私が対応する相談の中で、たとえば、組織になじめない、
なじもうとしない社員に苦慮する、経営幹部からのものがあります。
さてさて、どうしたらいいものか。
幹部の手腕が問われます。
「問題な奴だ」と切り捨てることが、果たして一番の方策なのでしょうか。
もちろん、やめさせた方がいい場合もあります。
でも、「厄介な人間」ほど、逆に自分に大事なことを教えてくれる
稀有な存在なのだと思って、まずは受け止めることが大切なのでは
ないかと考えます。
そうなのです。
経営者(経営幹部)が、先に自分を改めて、接し方を変えてみるのです。
きっと、何かが変わります。
「相対する人は、自分の鏡なのです。」
「万象は、すべて、何かを教えるためにあるのです。」
こういうふうに自分自身に言い聞かせると、少し気持ちが冷静に
なりませんか。
複雑系な世の中だからこそ、考え方をシンプルにしていきたいですね。
本質にもっと近づくために・・・。