八ヶ岳山高原の「小淵沢絵本美術館」で「ムーミン谷の絵事典」を買った。
そのとき、穏やかで学者の雰囲気ただようオーナーが、「ムーミンは今年の入試センター試験で問題になりました」と話された。
帰りを急いでいたのとはじめて聞く話題だったので詳しく聞くことはしなかった。
絵本美術館
昨日の朝日新聞で「ムーミンの設問 良問? 根拠弱い?」
という記事 が載った。
試験問題
スエーデン語のセリフに続き、「ムーミン」と「小さなバイキング ピッケ」の画像とノルウエー語・フィンランド語のセリフを示し、フィンランドに関するアニメと言語の正しい組み合わせを選ばせるという設問だった。
このような問題は、従来の入試には無いスタイルらしく賛否両論となった。
ムーミンの舞台がフィンランドという根拠はすくない。
根拠が弱いアニメの舞台を断定したことは疑問だ。
漫画の前提の確認が不十分である。
前提が無くなれば回答不能となるのではないか。
など多くの議論を呼ん、
学習塾の塾長・教育評論家・大学院のスエーデン語研究室と同准教授・フィンランド出身の大学非常勤講師・翻訳家・大学教授などが登場する記事となった。
同時にフィンランドでは複数の複数の新聞で紹介されたという。
暗記ではなく思考力・判断力・表現力の要素を取り入れる入試のはしりではないかという印象を受けた。
難しいが面白い記事だった、
絵本より
絵本より