毎度のblogネタ作り。

鬼太郎の本を一気読みしている(近頃は数冊の本を連続で1時間以上読み続けることが多くなりました)ファンタジスタを妨害して出題。

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わたくし:1130を2人で分けると?

ファ:余りなし。565ずつ。


という具合に暗算で答えを出します。

「とっておければ」難しい話ではありません。あ、ワーキングメモリーとかいう言葉を使う方がいいのかな。


 小学校の算数。

すなわち、多数への算数教育。計算には筆算が使われます。

 数の概念の定着度合が異なる多数の児童に教えるには(40人とかは無謀杉)、管理可能、かつ、順々にルール通りこなせば答えにたどり着く方法がよい。という発想があるのは理解できますし、筆算を習得することに反対もしません。


 けど。


暗算してはいけません!ノートに書きなさい!(キリッ:AAなし)


という教え方をするとしたら。


できる子にはやらせてあげましょうよ、暗算。やればできるようになるんですから。


 間違えやすいからダメ?

目先の正確さだけで、物事の是非判断をするのはやめましょう。偏狭な思い込みを子供に押しつけないこと。時には、善意の動機に基づく情熱的な(!)教育が、子供の芽を摘むことになります。


 また、「紙に書(描)かないと思考できない」などということもありませんので 、無暗に書け書け(描け描け)と急きたてないこと。あ、「一切書(描)かせてはいけない」とは言っていませんからね(笑)。


 たとえば、下のような問題は、構造が単純なので、暗算で即答できます。


わたくし:毎日お昼に、お団子を3個ずつ食べています。昨日の朝から明日の夜までに何個食べるでしょうか?

ファ:9個。


 というような話以前に。


 「考える」などない


などと猛烈に「思いこんでいる人がいる」ことは、シリーズ(1) に書きました。いや、正確に言うと「自分が過去に否定していたこと」を、「まるで前から言っていたように」さらりと書いているので、今はいなくなりました。


 ファンタジックな文章、あるいは感動的な表現でいくら語ろうとも、考えるなどないのです(キリッ:AAなし)。


 などと、ついこの間まで声高に叫んでいた人が、「自分で工夫して答えを見つけ出すこと」とか「 思い浮かんだことを具現化している」 などと平気で書くわけですから、びっくりしますよね。


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 やればできる。


楽観的な(?)わたくしは、多くの場面でそのように考えます。


そして、この発想には続きがあります。


やればできるけど、いまやる必要があるの?それをやることにより、他の事ができるようになる芽を摘むことにはならないの?


 そう。

何をやるのか?そのメニューが大事なのです。時間は有限ですから。


そういう発想をもたないと、


○年生の問題ができる△歳児!


などという業者のキャッチコピーに、思考停止のまま引っ掛かることになります。わたくしも悪乗り したことがありますが(笑)。


やればできるけど、今やる意味はあまりない。


というような○年生の問題を、解ける解けると喧伝する。中には、「科学のお札」を貼りつけて売っている場合もあります。参考までに、関連する過去記事をいくつか貼っておきますので、興味があれば、その他も辿ってみてください。

幼児の先取り学習について(3)子供が考える機会を奪わないこと

幼児教育産業にだまされないために(3)

○○式で育てれば天才になる?(10)科学のお札とパターン習熟


 「そういうものが全て悪い」という「わたくしの思い込み」を押しつけているわけではありません。こういう見方もある。一面として捉えて、自分の頭で考える際の参考にしてください。

 また、何度も書いていますが、業者が全て悪い、などと言っているわけではありません。有用な業者さんにはお金をお支払いして、子供のために有効に活用しましょう。


 最後に。

今年の建国記念日の前の週に、ファンタジスタに出した問題(数の問題)を記します。


わたくし:今年の建国記念日(2月11日)は何曜日?

ファ:金曜日。

わたくし:では、来年の建国記念日は何曜日?


 「加減乗除のプリント学習」を、「就学前に前倒し」して○年生の分まで行わせる。

 算数の問題を解くときには、必ず紙に書(描)かせる。

などということをしなくても解ける問題です。御参考まで。