僕の毎日 そして過去

ちょっと気になる僕の一日の出来事や過去の思い出なんか話します。


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昨日、12月26日 午後5時30分

弟は逝きました。

僕が昨日は午後から、現場で調査に出かけていて

嫁が病院から呼ばれたわけでもなく

T子と一緒に病院に行った時には

もう 会わせてもらえなかったそうです。

でも 先生からは苦しむ事無く

安らかに逝けたという事だったそうです。

僕は嫁からの電話を聞いてすぐ飛んで

帰ってやりたかったのですが、市外に

それも 設計士の先生と一緒で一人で帰って来れず

それでも 訳を話して 極力短時間で事を済ませ

病院に行ったら もう 自宅に向かった後で

僕の息子とT子が僕が来るのを待っていました。

それから 嫁の実家へ車を飛ばして

弟の姿を見て 

何と言ったら良いか・・・

とにかく心の中では

「これでやっと 楽になれたね。

   やっと逝けたね」

って・・・・・

何だか とても 冷たいようだけど

でも 本人も 楽になれたのではないか・・・

そんな 気持ちになって 涙もでなかったです。

毎日 弱って行き、毎日 血を吐いて・・・

やはり 本人が一番つらかったと思います。

でも やっぱり T子の事が心配で

逝く事がなかなかできなかったのです。

今夜は僕一人 ここで 弟と一緒です。

嫁は昨日から風邪引いて

今日は自分も病院に行って注射してもらったみたいです。

だから家でゆっくり休む様に帰しました。

もう 3:30過ぎ 今夜はお通夜です。

とうとう 来る日が来てしまいました。

この3年間 立て続けに降りかかって来た

色々な出来事は

やはり 僕の何か災いを及ぼす もの が

あるのでしょうか?

こんな作り話のような事

そう ありませんよね。

知らない人が見たら

「こいつ バカじゃないか!」

っていうでしょうね。

でも 現実なんです。

しばらくは 無気力が続きそうです。

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自分につきつけられた現実をその時どうすれば

本当は一番良かったのか?

考えても

考えても

答えは出て来ません

昨日 嫁はT子の授業参観で学校へ行っていた時

病院から電話があって 先生と話をしました。

弟は点滴が入りづらくなってきて、すぐ詰まって

しまうらしく、先生が言われるには喉の動脈の所を

切ってそこから入れるならいれる様にすると良い

のだけれど、それをしても、今の点滴を場所をあち

こち変え、注射で補う方法でやって行くのとくらべて

一週間から十日長く持つ状態で、どちらにしても

意識の無い状態が続きます。どうしますか?

と、いう事でした。重大な選択をしなければなりません。

どちらにしても 時期は近づいて来ているから今日からの

治療方法の承諾書を書いて欲しいという事だった。

壮絶な毎日が続いて、今はほとんど眠った状態で

意識が無い状態なら僕は無理に延命するのは

弟がかわいそうだと思いました。

だから、先生にこのままの方法を取ってもらう事に

嫁にも相談せずに決めてきました。

T子も感情をあまりだしませんが今の父親を見ていて

つらそうです。

そして 僕の嫁も疲れ切って見ていられません

そんなみんなを、今ふらふらになってささえている状態です。

このまま、弟の決められた寿命があるままでそっと逝かせて

やりたいのです。

嫁が帰ってきて、この話をしたら、嫁も賛成してくれました。

でも 心が本当にこれで良いのか?

本当に良いのか? って

ずっと ずっと

つぶやいているんです。

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月

外では月が白く微笑んでいました。

『あっ!  わたしのお月様.....』

チイちゃんが空を見上げて大声で

叫びました。

『ちがうよ! あれは僕のお月様だぁい...』

『ちがうよ!  チイちゃんのよ!』

『僕のお月様だってば!』

二人で お月様のとりっこです。

『ウァ~ン!! お兄ちゃんが わたしのお月様

取っちゃったぁ~.....』

チイちゃんは勝ち目がなくなると泣き出しました。

お母さんがその声を聞いてとんできました。

ヨッちゃんも半べそです。

『こらっ! 二人とも何やってるの! ケーキは

母ちゃんが一人で食べちゃうぞ!』

お母さんは泣いている二人に笑って言いました。

『いや~ん』

『いやだ~い』

二人は甘えてお母さんの腕に抱きつきました。

――― ああ 思い切ってよかった ―――

お母さんはそっと心でつぶやきました。

その時 目を輝かせて月を見ている二人には

それは決して高価な物ではなかったが

結婚記念の大切な指輪が

無くなっているのに気が付きませんでした。

              

  おわり


  

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家の近くまで来ると、家に灯りがともっている

のが見えました。何か無性になつかしく、

救われた様な気持ちがこみあげ、二人は走り

だしました。

そして、家に飛び込むとミカン箱の飯台の所

に座っていたお母さんのふところに飛び込み

大声をあげ、肩を振るわせ泣きました。

今、町で受けた目に見えない屈辱を訴えるか

のように....。

『どうしたの ふたりとも...』

お母さんはびっくりして言いました。そして腕の

中で泣いている子供達の頭をやさしく、やさしく

なでました。

その手は、まるで男の様にごわごわで、ごつい

手でした。

『かあちゃん  今日はクリ....』

そう言いかけて ヨッちゃんは口をつむりました。

――――  言ってはいけない  言って

お母さんを悲しませてはいけない ―――――

ヨッちゃんはそう思ったのでした。

『ううん   なんでもないよ...』

涙をふきふき 言いました。

『なんでもないの?  そう?』

お母さんがやさしく、そしていたずらっぽく微笑み

言いました。

『ヨッちゃん、チイちゃん 今日は何の日か

知ってる?』

二人は顔を見合わせました。そしてためらいながら

『ク ・ リ ・ ス ・ マ ・ ス ?』

とおそるおそる言いました。

『そう! 今日はクリスマス!だからね

母ちゃん お前達にプレゼント買って来たんだよ!』

二人の前に小さな包みが差し出されました。

二人はおどおどと... それでも顔には笑みが

隠しきれずに包みを開けました。

『わぁー! く・つ・し・た  新品のくつ下だ!』

『それからね...』

その時、お母さんが少し声を高くして言いました。

『これは....ね...』

そう言いながら飯台の上にあった小さな包箱を

開けたのです。二人は呆然としました。

『あっ!』

『あっ!』

『ケーキだ!!』

それは 小さな 小さなクリスマスケーキでした。

でも、たとえそれが小さくても 二人にとっては

さっき町でショウウインドの中で輝いていたやつ

より もっと もっとすばらしく、おいしそうに見え

たのです。

『さあ 二人とも手を洗っといで!

今夜は三人でクリスマスパーティーよ!』

二人はいつもより明るいお母さんの声に

ハッと我にかえり、元気よく外の井戸へ

かけだしました。

二人の胸は幸福でいっぱいでした。



                          つづく

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今日は12月も半ばに近づき

そろそろクリスマスの季節なので

昭和47年1月10日の日付けになってますが

『みちくさ』にのせたお話があるのでそれを

載せます。

少し色々な事から目をそらせてみます。

《小さなクリスマス》


冬がやって来ました。寒い北風を引き連れ

遠い遠い山の彼方から冬がやって来ました。

チイちゃんとヨッちゃんの大嫌いな冬が

とうとうやって来たのです。

二人はは近所の子供達から

『やぁ~い やぁ~い 乞食の子!魚のしっぽ

をめぐんでやらか?三回 回ってワンと言え

言わなきゃ しっぽはおあずけだぁい!』

と はやしたてられたり、いじめられる事には

負けません。しかし 冬の寒さだけは

薄い洋服をすかして 二人を突き刺すのです。

『お兄ちゃん チイちゃん寒いよう...』

チイちゃんは穴の開いた靴下を見つめながら

ヨッちゃんに言いました。

『お兄ちゃんだってさむいんだぞ! 

我慢しろよ なっ チイちゃん!ひょっとしたら

母ちゃんが何か買って来てくれるかも知れない

じゃないか...ネッ!我慢しろよ』

『母ちゃん 何買って来てくれるの?』

『何だかわからないけど...でも

買って来てくれるかも知れないじゃないか』

ヨッちゃんは言葉に困ってしまいました。

まだ小学一年生のヨッちゃんだけれど

ちゃんと 知っているのです。

お母さんが一日中、古新聞やぼろ布を集めて

歩き回っても、親子三人が食べて行くのに

どんなに苦しいかと言う事を...。

だから お母さんが何か買って来てくれるなんて

ありえない事なんです。

しかし ヨッちゃんはチイちゃんにこう言いました

『チイちゃん 何がほしい?』

すると

『チイちゃん きれいなリボンのついたお洋服が

欲しいなぁ~』   と

目を輝かせて言いました。

『とっても暖かくって きれいなお洋服がほしい!

だって この洋服つぎはぎなんだもん。

ねえ お兄ちゃん ひょっとすると母ちゃん

チイちゃんのお洋服買って来てくれるんじゃない?

ねえ  お兄ちゃんてば...』

ヨッちゃんはその時黙っていました。

後で傷つき悲しむ妹の姿が

そっと頭に浮かんだからでした。

すきま風が頬をなでる ストーブもコタツも

無い部屋で、二人はしばらくの間黙って

寄り添っていました。外はもう日が落ちて

宝石の様な星が夜空を飾っていました。

『母ちゃん おそいね...』

ポツリと独り言のように

チイちゃんがつぶやきました。

そして また 沈黙が流れた後

今度はヨッちゃんが口を開きました

『チイちゃん  母ちゃん迎えに行こうか』

ヨッちゃんはお母さんが引いている

リヤカー が動かなくなって困っているのでは

ないか心配だったのです。

『うん チイちゃん 行く...』

二人は手をつないで飛び出しました。

―――寒い―――

まるで針でさされる様です。

でも 二人は風の中を町に向かって

どんどん 走り出しました。

町の大通りには人々が忙しそうに

歩いていました。

デパートからは 暖かそうな光がもれ

お菓子屋さんからはおいしそうな

それこそ 臭いだけでもほっぺが落っこちそうな

香りが流れ出ています。

二人はお母さんも、寒さも忘れて

ショーウィンドの前に立ち

大きな 大きなケーキを

しばらくの間見つめていました。

もちろん 今まで食べた事のない

大きな 大きなケーキ...

『ジングルベル ジングルベル

鈴がなる...』

その時 二人の後ろをお父さんとお母さんに

手をひかれた子供がうれしそうに歌いながら

通り過ぎて行きました。

その時 二人は何かを思い出したかの様に

顔を見合わせました。

―――今日はクリスマスなんだ―――

でも、チイちゃんとヨッちゃんにはクリスマスなんて

関係ないんです。

食べて行くのに精一杯の生活なので

そんな贅沢は許されないのです。

しかし、今二人の後を歩いていった幸せそうな

子供を見たとたん 泣きたい程みじめな気持ちに

なるのでした。

どうして 貧乏人はクリスマスができないの?

同じ人間なのにどうして?

神様は不公平だ!

幼い二人の胸に。ぶつけどころの無い

怒りがこみあげて来るのでした。

『チイちゃん 帰ろう。

母ちゃん もう帰ってるかも知れない』

ヨッちゃんは力の無い声で言いました。

『うん...お兄ちゃん いっぺんでいいから

あんなケーキ食べてみたいね...』

二人は痛いほどのみじめさと

冷たい風を受け、疲れた足を引きずりながら

家に向かいました。

                   つづく...

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もう くたくたです

正直言って疲れました

でも 僕より

嫁の方がもっと疲れ切っています

毎日 T子が食事を済ませると

少し 横になってテレビを見ながら

うたた寝をしています。

僕はそんな彼女を そっとしておく事しか

出来ないのが 歯がゆいです。

でも 僕がささえて行かなければ

いけない事なんですね。

娘は新しい会社で 

人間関係がうまくいって無くて

毎晩 僕に愚痴を言います

その愚痴のはけ口にもなっていて

僕は毎日が疲れ切ってしまって...

こんな生活がいつまで続くのかと思うと

辛い気持ちです。

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なにもかも

知らんぷりして

しばらく何処かへ行きたいと

思ってしまいます。



自分が

今の自分の気持ちが何が本当なのか

何が嘘なのか

わからなくなってしまいました


どうして僕の廻りで様々な事が

それも 立て続けに起こるのでしょうか?


弟がこうなって、そしてT子がいて

そして 新たな事実が発覚して...


もう逃げ出したくなります。


弟は生命保険も解約してしまっていて

貯蓄も後わずかで 

そして多額な借金があって

土地、家が抵当になっているらしいんです。


それらを残して、T子を残して行かれたら

僕達はどうすればいいんでしょうね。


『迷惑ばかりかけるね...』って言われて


今の弟に責める言葉は言えないですよ

でも 心の中は本当は違うんですよ

言いたい事 いっぱいあるんです


でも それが言えないだけ

やはり つらい です


今日は夕方から特に冷え込みます

嫌な季節です

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古伊万里

今朝嫁と二人で朝市の骨董屋さんで見つけた

古伊万里の皿です。


渦福

裏に渦福のマークがあるから時代は江戸の中期くらいか?

昨日 T子が喜んで帰って来ました。

とても楽しかったそうです。

夕食も大勢で食べて、テレビもロビーで集まっている子は

そこで一緒になって見て、いろいろなおしゃべりが出来て

新しい友達も出来たそうです。

迎えに行って T子の顔を一目見た時

家では見せない 生き生きとした表情を見た時

僕はうれしかったと同時に やはりこの体験はよかった事を

実感しました。

家で一通りの事を話してくれた後は やはり前と同じ状況です。

T子にとっては 家にいて気を使っているよりも 

あそこの様な寮で暮らしている方がかえって良いのかも知れません。

今日は1日です。

僕は毎月 1日には家の四方をお塩とお酒で清める事にしています。

先月から 弟の家もやる事にしているので

今朝 嫁と一緒に行ってきて その帰りに写真の皿を

朝市で見つけました。

骨董屋さんというと うさんくさい 人が多いんですが

ここのご夫婦は数年前からの知り合いですがとても良い人です。

店はちゃんと構えているのですが、地域の発展の為に

恒例にしようと数件の人達と集まって朝市をやっているんです。

彼は物を無理に勧めないから そこが好きな所です。

今日は僕がこの皿を欲しかったものだから

ちょっとまけて頂いて買って来ました。

値段は僕のお小遣いで十分足りる額です。

実は写真ではわからないと思いますが かなり直してあるんですよ。

鉛ガラスの直しで直して無ければ 4つぐらいにバラバラですよ。

でも 僕は大満足!!

江戸中期の古伊万里の皿

気に入ってます。

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