特に何も話すことが無く(まぁ、書くのがめんどうってだけなんですけど)暇なので1月に読んだ本の感想でも。

では、どうぞ♪

明日も彼女は恋をする 入間人間
 「昨日も彼女は恋してた」の続編で完結編。前作同様に区切りで登場人物の視点がコロコロと変わってちょっと混乱したりした。特に異なる二つの世界での出来事を書いているのだからその混乱は前作以上だった。しかし徐々に明らかになる真実と読みづらさの原因であった視点トリックを上手く利用したクライマックスは素晴らしかった。事の真相が分かりスッキリした半面、その真相で少し寒気がした。7点

前作は去年の11月に読み終えたんですけどこれは1月中旬に読み終わりましたね。面白いけど中々ページをめくる手が進みませんでした。この他にもこの人の本は馬鹿が全裸でやってくるって本を持っていて面白いんですけど中々ページが進まない。多分、自分が今まであまり読んだことのないタイプだから困惑してるんですね。

和菓子のアン 坂木司
 デパ地下の和菓子屋で起こる和菓子に纏わるミステリー物でビブリアやタレーランなど最近ありがちな小説なのだがこっちの方が昔。タイトルにある様に和菓子がたくさん出てきて説明が幾つもあるから和菓子を深く知ることが出来た。
 トリックに和菓子を上手く絡めていたし乙男を筆頭とした同僚のキャラたちも一癖も二癖もある設定で面白かったのだがイマイチ煮え切れず盛り上がりに欠ける終わり方だったのが残念。続きがあるなら是非読みたい。8点

クラスの友人から勧められて読みました。何となく読み始めただけなんですけど面白かったです。

県庁おもてなし課 有川浩
 言わずと知れた有川浩が故郷高知を舞台にした観光小説。観光再生に励むおもてなし課に焦点を当てながらの有川浩らしく恋を絡めながら物語が展開していく。早い話がいつもの有川浩小説。
 主人公でおもてなし課職員の掛水が周りの協力や自身の行動で目標とするアドバイザーの清遠ように成長していく過程は読んでいて楽しめた。実写化するのでそれに便乗する形で続編が出て欲しい気がしないでも無い。なんせ俺たちの戦いはこれからだ!のような終わり方だったのだから。9点

年を跨いで読み終えた作品、伯父から貰ったのは一昨年の12月、つまり数年かけて読み終えたってわけですね。一時期小説の写生に使ってました。

流星の絆 東野圭吾
 読んでいてハヤシライスが食べたくなる話。ドラマはコミカルだがこちらはガチシリアスである。
両親を殺した犯人に迫る話なのだがところどころに首を傾げたくなった。真犯人が三兄妹に親しかった柏原だったのには驚いたが真相を解明してすぐに自殺し、兄弟が詐欺を反省し真人間になる為に過ちを反省、妹は戸神にプロポーズされて呆気なく終わって少し残念だった。でも三兄妹はそれぞれに個性があって良かった。東野作品はガリレオ以外に読んだことは無かったがこれを機に読みたくなった。 8点

自学時間を使って2日で読み終えました。今ドラマを見てます。個人的にはドラマの方がコメディな感じで好きです。

フリーター、家を買う 有川浩
 鬱病で苦しむ母に楽をさせようと一念発起したフリーターである誠治が家を買う為に頑張るファンタジーな話。
 サクサク読み進められ一日で読み終えてしまった。
 ご近所さんが意地悪でムカついたり、お姉ちゃんの亜矢子がカッコよく見えたり、父親である誠一が途中までガチ屑だったりと言いたいことが結構あるけど面白かったんで気にしない。それに今まで良く分からなかった土木関係にも詳しく書いてあって良かった。
 ただ、終盤はいつも通りの有川節が炸裂して途端に恋愛物に変わったのが非常に残念だった。ここまで恋を見せなかった作品も今まで無かったからいっそのことそういうのを無しにして最後まで母の為に頑張る誠治の姿を見たかった。ドラマ版はタイトル同じで結構別作品だった。 9点

これは速攻で読み終えました。ドラマを見てますがドラマより原作の方が面白いです。ドラマは改悪されていて色々残念、良いとこもあるけど悪いところが目立ちます。ていうか流星もこの作品も主人公どちらも二宮君じゃないっすか。


今年は目指せ70冊で行きたいと思っています。100冊生きたいと思ったんですがちょっと厳しいかな~と思いましてね。