知財業界で仕事スル

知財業界の片隅で特許事務所経営を担当する弁理士のブログ。

最近は、仕事に直結することをあまり書かなくなってしまいました。

本人は、関連していると思って書いている場合がほとんどなんですが…


テーマ:

http://www.asahi.com/obituaries/update/0816/OSK200808160100.html
自然農法を提唱 福岡正信さんが死去
(朝日新聞 2008年8月17日)

このBlogでも2007年6月15日http://blogs.yahoo.co.jp/yoshikunpat/49545373.htmlに言及した自然農法の福岡正信さんが亡くなった。
老衰。95歳。まさしく「自然農法」の巨匠としての大往生のように思われた。みごとなものである。


この機会に、インターネット上で福岡さんの「自然農法」がどのくらい普及しているのかをチョロリと調べてみたが、“自然農法”と名うった農業を営んでいる人はおられるけれども、残念ながら福岡さんのものとは似て非なるもののように思われた。

あるウエブサイトで「自然農法の使命」として次の5項目が挙げられていた。
①人間の健康維持増進についてすばらしい食べ物を生産すること。
②生産者・消費者の双方に経済的、精神的メリットがあること。
③誰にも実行できてかつ永続性があること。
④環境保全に責任を持つこと。
⑤人口の増大にともなう食糧生産に責任を持つこと。

しかし、これらは福岡さんが説き実践していた「自然農法」のコンセプトとはずいぶんと違うと思う。もちろん、「自然農法」という名称の使用権を福岡さんが排他的に有しているわけではないので、いろいろな「自然農法」があってよいわけだが。

私が一番近いなあと思ったのは、この人の考え方と実践。
http://www.netwave.or.jp/~n-keizo/fukuoka1.htm
ご自身は「自適農」と称して“悠々自適”の農業をされているそうである。
この方の説明(長いが)を読めば、福岡さんの「自然農法」がいかに難しいものであるかがわかると思う。禅的・老荘的思想にドップリと漬かり、決してブレない強靭な精神力も必要になる。
「自然農法」は、福岡さんのような自然観察の「天才」でなければなしえない農法だと思う。「誰にも実行できてかつ永続性があること」などというのは絵空事にすぎない。


福岡さんが生前になされた偉業は、ガンジーの偉業に近いものがあるように思う。戦う相手は英国ではなく文明だったのだが。
ガンジーの「無抵抗主義」は誰にでもできるはずなのに、実際にはなかなかできない。福岡さんの「自然農法」も誰にでもできるはずなのに、実際にやろうとしても福岡さんみたいにはできないのだ。


福岡さんの死去によって、福岡さんが実践した「自然農法」は過去のものになってしまったのかもしれない。私がまだ知りえていない所でどなたかが、その正統を引き継いでいただいていることを祈るばかりである。

yoshikunpatさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。