イギリスEU離脱国民投票の結果が判明しました。
結果はご存知の通り離脱。
私は巨額資金運用者らがポンド安、ユーロ安、円高ドル安の源泉となるこの材料を一過性に終わらせるわけない、という理由から
キャメロン首相(残留支持)の辛勝ではないか
と思っていました。
が、結果は逆でした。
どうして見抜けなかったのかな、と反省を込めて振り返ってみるのですが、
多くの人が「残留なのでは?」と思い始めたきっかけはコックス議員の事件からでした。
事件を機に一斉にメディアが「残留優勢」を報道し始めます。
http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040001_Z10C16A6000000/
この事件こそ、残留優位の報道の源泉でした。
結果は逆でした。
きっとこの事件はわかる人にはわかる事件だったのでしょう。
世界中、どこにいてもわかるシグナルでした。
戦国時代の調略と同じ構造です。
拮抗事に流れてくる不思議な楽観論、悲観論には
「情報」が仕組まれている。
それを疑うべきだったんですね。
勝ちに不思議の勝ちあり
負けに不思議の負けなし。
雌雄を決する拮抗事直前のシグナルとしての事件にヒントあり。
今後に生かしたいものです。
そういえば、同じような仕組みは過去の歴史を振り返っても見つけることができます。
直前の流れを変える不思議な話に仕掛けあり。
気をつけたいですね。