ALCという外壁材をご存知でしょうか。
サイディングが最も主流ですが、実は、今、多機能な外壁材である「ALC」が注目を集めています。
そこで、今回は、ALCの特徴についてお話ししたいと思います。
 
■「軽量気泡」によって生み出されるALCとは!?
 
まず、ALCとは、「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」のイニシャルをとって名付けられた素材の名前です。
1920年代にスウェーデンで開発されて以来、ヨーロッパを中心に世界的に発展してきた歴史ある建材になります。
また、ALCは、直訳すると「高温・高圧の蒸気で養生された軽量気泡コンクリート」となりますが、「軽量気泡コンクリート」だと理解すればいいでしょう。
 
原料は、セメント・ケイ石・生石灰・アルミニウムなどを混ぜあわせたものになります。
そして、原料を固めた状態で、180度、10気圧という環境の中で10数時間、蒸気によって養生することで生成されます。
セメント・生石灰などが水と反応すると、アルカリ成分が発生して、これがアルミ成分と化学反応を起こして水素ガスを発生させるのです。
こうして、ALCには大量の「軽量気泡」が含まれることになります。
 
○ALCのメリット
 
そんな「軽量気泡コンクリート」のメリットについて羅列してみますね。
 
・耐久性をいつまでも維持できる
 
ALCには軽量気泡がたくさん含まれているため、周囲の温度差によって、膨張・収縮しにくいです。
つまりは、変形が起こりにくいということなので、耐久性は長期間にわたってキープすることができるといえるでしょう。
従来の素材は、気泡が含まれなかったため、耐久性低下につながったのかもしれませんね。
 
・静かな空間を創り出すことができる
 
軽量気泡は、振動も軽減してくれます。
したがって、周囲のうるさい雑音を遮断する防音機能に優れているのです。
 
・一年中、快適に過ごすことができる
 
さらに、大量の気泡は、熱も伝えにくくしてくれます。つまり、ALCは、断熱性に優れており、どの季節でも適温で暮らすことができます。
​ また、従来のコンクリートに比べ、燃えにくいため、建物を火災の脅威から守ることもできます。
 
×ALCのデメリット
 
ただ、メリットばかりではなく、デメリットもあります。
 
・防水性のある塗料を使わないと、耐久性が低下する!?
 
軽量気泡がたくさん含んでいるということは、ALCの表面は無数に穴があいているということです。
したがって、ALCは吸水性が高く、雨が降ってしまうと、水分を多く吸収してしまうのですね。
また、水分が侵入してしまうと、内部の鋼材が錆びたり、腐ったりしてしまいます。
そして、鋼材が腐食して、変形してしまうと、耐久性が低下してしまうのです。
対策としては、防水性があり、耐久性の高い塗料を使用することが挙げられます。
 
・ひび割れが起きてしまう可能性はゼロではない!?
 
コンクリートだからといって、ひび割れが絶対起きないとは言えません。
というのも、ひび割れの最大の原因は、水セメント比が高いということだからです。
例えば、水が多くなるほど、緻密でなくなり、強度・耐久性は低下して、防水性も失われていきます。
つまり、水とセメントが適量でなければいけないので、分量をしっかりと計量して、水やセメントを混ぜ合わせることが必要なのです。
 
 
いかがでしたでしょうか。
様々な材質に合った「外壁材」、「塗料」、そして、「下地材」を使用することが重要です。
外壁塗装、屋根塗装、看板製作にお悩みの方は、ぜひ「吉田看板塗装店」までお越しください!!