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2005-07-28 20:22:18

「エコエコアザラク」 古賀新一

テーマ:漫画

西洋系の魔術の世界を知ったのはこれ。黒魔術、白魔術、魔術につかう道具類、魔法円、黒ミサ・・・。たぶん初めては別の本だったと思うけど、より身近な存在としての魔術を知ったのはぜったいこれだ。


連載は75年から79年ぐらいなのかな。少年チャンピオン。もちろん当時は毎週購入ってこともなくコミックスで読んでいた。その後、サスペリアで「エコエコアザラクⅡ」を連載していたようだけど、これは追っかけてなかった。やっぱり好きなのは初期のやつ。やたらめったら人が死んでいく初期の最初の方。


黒井ミサ。


この漫画の魅力はこの主人公に尽きる。15歳の中学生にしてはませすぎだし、転校や引っ越しは多いし、いろいろなアルバイトはしてるし、スタイルはいいし・・・2次元憧れの人1号かもしれない。サービスショットには結構ドキドキした。


それに端役の表情や、細かな小道具類がさりげなく怖いんだよね。印象に残ってる話は、3つ目、トランクの赤ちゃん、悪魔のマーク、パンダの毛皮、あたりかな。


悪魔と契約。なかなか魅力的。響きとしてはね。たとえば人生の残りが少ないってことを知らされて、どうするって言われたら、考えてしまうな悪魔との契約。命と引き替えに何を手に入れる・・・ダメだな、物欲がうすくて思いつかないや。世界でも壊してもらおうかな、せっかくだし。


エコエコアザラク エコエコザメラク


古賀 新一
エコエコアザラク (1)

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黒魔術といえば「ミスター・クロウリー(死の番人)」。オジーというよりやっぱりランディ・ローズ。ちなみにアレイスター・クロウリーは「ムーン・チャイルド」(創元推理文庫)だけ読んだことがある。
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週刊少年チャンピオン。当時、絶好調の時代。77年前後かな。連載しているメンツは強烈だった。「ブラックジャック」「ナナハン・ライダー」「ガキデカ」「マカロニほうれん荘」「ドカベン」など。ただ、印象に残ってるのは時代的にはもう少し後の「気分はグルービー」(佐藤宏之)。秋田書店様、文庫化をお願いします。
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♪ Feelin' Groovy
Simon & Garfunkelではこれが好き。ローズの音がたまらない。

Simon & Garfunkel

Concert in Central Park

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「気分はグルービー」に影響を受けてると思われる現在、連載中の漫画といえばこれ。ギターはこの表紙よりも1PUのSGの方が好み。表紙になってるのは18巻かな。かっこいい。これも「コユキモデル」とかで発売されるのかな。

ハロルド作石

BECK 23 (23)

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2005-07-27 16:15:44

「富江」 伊藤潤二

テーマ:漫画

創刊号からしばらくの間ずっと買っていた月刊誌があった。85年1月号から別冊も含めて5年ほどは確実に集めていた。月刊「ハロウィン」。ホラー・オカルト少女マンガ誌。なんか文字にすると恥ずかしい感じだけど、しょうがない。本当にそう書いてあった。


87年、第1回楳図賞(佳作)でデビューしたのが伊藤潤二。作品は「富江」。発表号の「ハロウィン」(2月号)に掲載されていたのだけれど、なぜか1ページに2ページ分の原稿がのっていて読みにくかった覚えがある。たしか横向きだったのかな。それと何てへたくそな絵なんだろうって。しばらくすると美少女系になった「富江」だけど最初はまったくそんなこともなく、何でこれが佳作(受賞はこれだけ)なんだろうって思った。


でも気がつくとはまっていて、「ハロウィン」に連載していたものでコミックまで買ったのはこの人だけ。当然、ぜんぶ買った。もちろん「ハロウィン」連載以外の「うずまき」とかもね。


日本でつくられたホラー系漫画の正統的な後継者。


そんなふうに伊藤潤二をそんなふうにとらえてる。本人が語ってる楳図かずお、古賀新一からつのだじろうあたりまで。それだけでなく当時の子ども達を虜にしたオカルト系のサブカルチャーや東宝、大映あたりのSFや恐怖映画までをすべて吸収してる人だと思った。ただ、これほどまでにブレイク(映画&ドラマ化)したのは驚きだったけどね。


本人が自選作品としてベスト3に挙げてるのが次の作品(99年時点)。
「ファッションモデル」
「脱走兵のいる家」
「長い夢」


この3つのなかでは「脱走兵のいる家」が好みかな。はじめて読んだとき背筋に寒気が走ったことを覚えてる。


そう、
いちばん怖いのは心理。中途半端な自意識を手に入れた人間って動物の心理。見えないものが見える。聞こえないものが聞こえる。あるはずのないものが感じられる。そんなものが結局いちばん怖いんだよな。そう思う。


伊藤 潤二
富江―The complete comics of Tomie


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映像化された「富江」。実はひとつも観てない。菅野美穂、どちらかというと嫌いじゃないよ。でもね、これ映像化することが間違ってる・・・・そんなふうに思う。
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類似品。そんなに売れてるとは思わなかったけれど、よく似た傾向の雑誌が出版されてた。「ホラーハウス」「サスペリア」とかね。「サスペリア」は今もあるみたいだけど、中身は変わってしまったみたい。
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「サスペリア」。イタリアホラーの巨匠、ダリオ・アルジェントの名作。この美意識、嫌いじゃない。

紀伊國屋書店
サスペリア プレミアム・エディション
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「サスペリア PART2」。何が「2」なのか分からない不幸な作品。勝手にそんな名前つけるなって。こちらも名作。甲乙つけがたい。ホラーというよりはサスペンス風味。
紀伊國屋書店
サスペリア PART2 / 紅い深淵 完全版+公開版

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月刊「ハロウィン」。知らぬ間に廃刊になってた。95年12月。会社の事情ってやつなのかな。朝日ソノラマでこの雑誌の後継にあたるのが「ネムキ」と思っていいのかな。これ、「ハロウィン」の増刊「ほんとにあった恐い話」や「眠れぬ夜の奇妙な話」の流れからきてるんだよね。「ネムキ」関連で現在欠かさず読んでる(購入)してるのはこれ。

今 市子
百鬼夜行抄 (13)

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ちなみに創刊号からたまっていた月刊「ハロウィン」。しばらく捨てずに置いていた。ちょっとしたことで処分してしまい今は手元に一冊もない。それはそれで残念。

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2005-07-26 14:53:52

「赤いコーリャン」 チャン・イーモウ

テーマ:映画

原題は「紅高梁」。87年の作品。チャン・イーモウ初監督の作品。日本での上映は89年の初め。たしか、小劇場で観た。フラットな客席。赤い画面、真っ赤な画面。そして強烈な音楽。観終わったときの衝撃を忘れない。忘れられない。何だろう・・・そう、パワー・・・映画からほとばしる力に圧倒されてしまった。演出や画面の編集といった細かな点ではボロがあるし、決して平均的に優れた作品とはいえない。ただ一点、心を揺さぶる部分だけがこれまでにない力で打ちのめされてしまった。ホント、あれほどのパワーを感じたことは数多くの映画のなかでもあまりない。ほとんどない。


代表的な作品を列挙。


紅いコーリャン(「紅高梁」87年)
菊豆(「菊豆」90年)
秋菊の物語(「秋菊打官司」90年)
紅夢(「大紅灯篭高高掛」91年)
秋菊の物語(「秋菊打官司」92年)
活きる(「活着」94年)
上海ルージュ(「搖阿搖 搖到外婆橋」95年)
キープ・クール(「有話好好説」97年)
あの子を探して(「一個都不能少」99年)
初恋のきた道(「我的父親母親」2000年)
至福のとき(「幸福時光」02年)
HERO(「英雄」02年)
LOVERS(「十面埋伏」04年)


強引に分類すれば95年までのコン・リー密月期とそれ以後ってことになるのかな。前半では「紅夢」が、後半では「初恋のきた道」が好みかな。「紅夢」には「紅いコーリャン」や「菊豆」に出てくる赤とはまた違う趣の赤がある。同じような色でも人に与える印象が変わるというのが不思議。当たり前といえば当たり前な話だけど。それにくらべて「初恋のきた道」で印象に残るのは食べ物。「赤いコーリャン」を観てコーリャン酒を飲みたくなるのは当然。それは「初恋のきた道」を観てきのこ餃子を食べたくなるのと同意。なぜ、あれほどまでに美味しそうにみえるのか・・・それはきっと食べ物のもっとも大切なスパイスが愛情であることもあると思う。


紀伊國屋書店
紅いコーリャン

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「テラコッタ・ウォリア」(89年)。チャン・イーモウが監督ではなく俳優として出てる。コン・リーと。この監督、チン・シウトン(程小東)、「HERO」や「LOVERS」の演出(アクション監督?)してる。有名どころでは「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」の監督。で、この映画の特殊効果がツイ・ハーク。すごいメンバーなんだけど、その出来の方は・・・まあ好みではなかったな。
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鮮やかな色。ということでPCのデスクトップに愛用させてもらってるのがこれ。毎月、新鮮なのはいいけど、たまに目がチカチカして。それでも使ってるけどね。
http://ninamika.com/
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2005-07-21 18:35:10

「LIVE AUGUST」 ローザ・ルクセンブルグ

テーマ:音楽

はじまりはNHK。ぼうっと見ていたテレビ。84年、ヤングミュージックフェスティバル。金賞をとったのが京都代表のローザ・ルクセンブルグだった。曲は「在中国的少年」。はっきりいって完全に浮いていた。


オリジナルのアルバムは3枚。これ以前のオムニバス「都に雨の降る如く」やミニアルバム「STAY BUT EAT」(87年)やベスト版「ポンパラス」(89年)があった。


「ぷりぷり」(86年)
「ROSA LUXEMBURG Ⅱ」(86年)
「LIVE AUGUST」(87年)


最後のは解散ライブだ。8月6日の最後のライブが収録されてる。先の2枚はスタジオ録音で音圧や音のバランスからいってもアジアンテーストが振りかけられたNEW WAVE系のギターバンド+あらゆるジャンルの雑多煮といった感じだが、最後のは完全にふつうのライブバンド。Rock'n rollのライブバンド。聴いていると身体中の血が沸々と沸々としてくる。音全体にこれで最後だよって魂が入ってるような気がして、そいつらが責め立てるんだ。きっと、この空気感は演奏者だけでなく、その場に居合わせたすべてのエナジーが集結してるんじゃないかなって思う。


基本的に、どんと(Vo)のファンなんで解散後はBO GUMBOSやソロ活動なんかは追いかけたよ。
BO GUMBOSとBo Diddleyのジョイントコンサート良かったもんな。ふつう、極東の若造と世界の大御所があんなホットな空間をつくれないと思う。Bo Diddleyに対するリスペクトはもちろんのことだけど、音楽に対する暖かみみたいなものが共通して流れてた。


21世紀になる手前。2000年の1月28日。最初はネットのニュースで、翌々日ぐらいに新聞で、どんとの文字を見たときはびっくりしたよ。信じられなかった。で、そのとき掲示板かメールでひと回り以上年下の女の子にそのことを説明するときに「ものすごく影響を受けたミュージシャンが・・・」って書いてから気がついたんだ。ものすごく影響を受けたんだって。


ひさびさにアコギの弦を新品にして、どんとの曲でも演ってみようかな。何歌おうか?やっぱり京都人だから、これかな。鴨川べりあたりでやったらはまりすぎ?


毎日街をふらり はだしのままでふらり

ぼーぼーヒゲは伸び放題 ラスタヘアーがよく似合う ジュリー
だけどジュリー だいじょうぶ だからジュリー 笑ってね
だけどジュリー だいじょうぶ だからジュリー
 
(「だけどジュリー」より)


ローザ・ルクセンブルグ
ライヴ・オーガスト


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演ったよ、ローザ。「まったくいかしたやつらだぜ」「さいあいあい」とか。ホントはものすごく好きな曲があって何度かスタジオで演ってみたんだけどボツになった。「橋の下」。名曲だよ。

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8月5日のライブがDVDに!ってどうなったんだ?販売中止、それとも販売延期?
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ボ・ガンボスは演ってことない。でも、これをクルマのなかで流して一緒に歌ってる。ライブ音源のベスト盤。当時「ポケットの中」は心のテーマソングだった。プータローだったからね、ほとんど。

BO GUMBOS
ずいきの涙~ベスト・オブ・ボ・ガンボス・ライブ・レコーディング

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ボ・ガンボスといえば。Dr.Kyon。以前、この記事 の下の方で書いた高校の同級生。もしかして奥様?ふむ、すごいな、これって。
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Gumboというとこれ。スープじゃなくてこれ。

ドクター・ジョン
ガンボ

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ボ・ディドリーは演った。「Mona」。Stonesのバージョンね。
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解散ライブ盤のベスト。「LIVE AUGUST」に付け加えるとしたらこの2枚。 THE STALINとNUMBER GIRL。THE STALINの「FOR NEVER」は1曲目の「虫」の緊張感がたまらなくいい。NUMBER GIRLは「TRAMPOLINE GIRL」の出だしが何度聴いても最高に痺れてしまう。轟音のなかの一瞬の静けさ。めまいに入る前の白昼夢。そんな感じがする。

ナンバーガール
ライヴ・アルバム ~サッポロ OMOIDE IN MY HEAD 状態
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2005-07-20 15:52:26

「バグダット・カフェ」 パーシー・アドロン

テーマ:映画

Bagdad Cafe。87年、書くのも恥ずかしくなってきた西ドイツの作品。ベルリンの壁が崩壊したのが89年だからドイツ統合直前あたり。原題は「Out of Rosenheim」。ローゼンハイムはドイツ南の都市。そこからアメリカの西部に逃げてくるって話だから、フィッツジェラルド風に訳せば「楽園のあちら側」って感じかな。


印象的なのは色と音。


砂漠の色を強調したような黄色。これってフィルターを使いまくってるのかな。それに主題歌の「Calling You」。たまらない緊張感だよね。サビが流れてるとき映像と相まって、この映画にしかない緊張感を生み出してる。ハーモニカのバージョンの方も好きだな。よく、サントラを聴いていた。


あまりに気に入ったんで「ロザリー・ゴーズ・ショッピング」(Rosalie Goes Shopping 89年)も映画館へ観にいった。監督、音楽、主演のマリアンネ・ゼーゲブレヒトは同じ。フィルター多用も同じ。下世話になってないセンスの良さも同じ。こちらは農薬をまく飛行機の映像が印象に残る。


まるで絵画みたいだ。現実の少し隣で起こった寓話をアクリル絵の具で描いたみたいだ。


紀伊國屋書店
バグダッド・カフェ 完全版

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ドイツ映画。といって頭に挙がるのは。古いところでフリッツ・ラングの「メトロポリス」(26年)。たしか、これリマスター版みたいなやつを映画館で観たような記憶があるな。あとはヴィム・ベンダースの「ベルリン・天使の詩」や「ブリキの太鼓」。あと忘れてはいけないのが「ネバーエンディング・ストーリー」。

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