別居のキッカケ

2009-08-18 13:25:37 テーマ:プラスマイナスゼロ
当時、一人目の妻とは別居していた。
代々木上原に俺の名義で購入したマンションに妻は住み
俺は少し離れた同じ渋谷区内に安アパートを借りて住んでいた。

元妻は先にも書いたように、弁護士だった。
学生時代からアメリカに渡り、外資系の弁護士法人に勤務していたため
十分な収入もあって、ローンも払い終わった自宅で充実した毎日を過ごしていたのだろう。

妻と別居したきっかけは、自分の会社が傾いたときの俺の行動がどうしても許せなかったらしい。

会社を経営したことがある人は分かると思うが
経営が厳しくなったら、どのような決断であっても苦渋の選択となる。

建前上は会社経営者といえども、出資した金が尽きるとそれで終わりであり
責任もそれまでであり、会社を畳むと全てが終わりになるが
債務には保障が付き物だ。

銀行も設立数年間は融資はしてくれない。
融資してくれても保証人には代表者が必須である。

先日も会社を潰す覚悟をした友人から相談を受けたが、債務は4000万円超。
会社の債務であるが、保証人は友人自身であるため
会社を潰してその債務を背負うこととなる。

利益を出したときはほかの人の何倍も税金を払い、雇用を創出してきた。
しかし、潰すときは全てを背負い社会から落伍していく。

行くも地獄、退くも地獄である。

俺の場合は幸いに、夫婦の貯蓄を持ち出した。
1000万円には満たない額であったが、何とか数百万の債務を残すのみで着地(倒産)できた。

しかしながら、決断に迫られて、妻には内緒で勝手に決めて金を持ち出した。
俺の苦しみは理解してくれていたが、勝手な行動を激しく罵られて
ついキレてしまった。

そしてその日を境に俺は家を出た。
確か寒くなり始めた10月の終わりだったと思う。
引っ越したばかりの安アパートのフローリングの床に、毛布に包まって寝た記憶がある。

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