月刊群雛14年8月号に載りますの告知とエロいのと、物語書いてくこれからにちょっと思ったこと。 | モデラー推理・SF作家米田淳一の公式サイト・なければ作ればいいじゃん

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 エロいCGをpixivにアップしちゃったけどR-18でこっちに直にリンクするのははばかられるのでpixivの私のプロフィールへリンク貼っときます。見たい人はプロフィールからたどっていって見てください。お手数おかけしますー。

http://pixiv.me/yoneden

 で、それの添え書きをこっちにも。

(ここから)

「執行駆逐艦・浦風さん、そんなハシタナイ格好をしてはいけません!」


 表記の通りというわけでR-18のCGです(ヒドい。ちなみに艦これとは無関係です。すまぬ。私のプリンセス・プラスティック世界の駆逐艦ですので。艦これの駆逐艦ではありません。重ねてすまぬ。

 いや、もう辛抱たまらんかったんですよ。でも、ときどきムラムラしちゃう。だって男の子なんだもん、っていい年こいたおっさんがこんなこと書いて。すみません。でもこういう「目的に正直な」図を作れば作るほど、細かいところが気になります。モデリングさらに精進せねばならないですね。まだまだです。実はとあるすごく人気のある某お嬢様伝説のR-18作品に感銘を受けてつくったんですが、同じポーズ取らせようとしたら無理だった…ポリゴンが破綻してしまう。というわけで下手すぎるのでイメージレスポンスにしていいのかどうかわからぬという。これもすまんことであります。



 で、告知。月刊「群雛」8月号に連載小説第2回が載りますー。7月29日発売。もうすぐです。


http://www.allianceindependentauthors.jp/2014/07/GunSu-201408-promotion-YONEDEN.html


 話は「激闘!宇宙駆逐艦」という戦記。ここまでこのpixivにも載せてきた挿絵CGも収録。今回分はガッツンガッツンの戦闘からすこし間をおきます。第1回が宇宙空母は沈むわ駆逐艦は吹っ飛ぶわ巡洋艦はズタズタになるわ降下艦は切り刻まれるわという凄惨な戦闘シーンというより虐殺シーンだったわけですが、今回はそこに至るまでの話です。訓練したり、宇宙を見たりしてた、その虐殺の前までのシーン。1話を読んでると、この2話でその寸前まで生きていた人々の姿がわかってよりキツイというまさに非道仕様。でも仕方ないんです軍隊ってそういうもんですから。平和なときだからこその喜びも楽しさもある。一番平和を望んでるのは、実はその使う力とその破壊力を知ってる軍人だと思うのです。少なくとも自衛官だった私の父はそうでした。

 思えば私が子供の頃、父が定年まで無事とは思えなかったなあ。冷戦から9・11のときは父は市ヶ谷勤務で、帰宅してきた父はツインタワーに突っ込む飛行機の機種をすぐに見抜いても冷静だったなあ。あまりのことに親戚から深夜でも電話かかってきたけど。父は冷静だった。私は冷静じゃなかった。



(ここまで。で、ここからはこっちに補足して、ちょっと思ったこと)


 で、またこの原稿作業が楽しいの。いつも迷惑かけてすまぬけど、でもホント、物語を作る、編集作業っていいもんです。
 自分でも気づかなかったことに気づける。

 編集という仕事は、たぶんずっとなくなりません。そう思う。というかこういう時代だからこそ、校正編集という仕事は大事になるなあと。書き手の力だけじゃ辿りつけない世界があると思います。どんなに自分で推敲しても絶対に無理。よくあるなにかオゴって友人に読んでもらって感想聞くというのともぜんぜん違う。一つの物語を作っていくという目的を共有してるのと、読むだけのとはぜんぜん違う。


 多分、もう新人賞に応募するとか出版社の編集さんに持ち込むという書き手のメソッドはほぼ廃れるんじゃないかと。

 事実新人賞や文学賞はどんどん権威も売上に資する力もなくなってるし。この今どき権威でもないし。それよりこうして書いて、プロ・アマの編集さんとダイレクトパブリッシングで作っていって、それが一定の線を超えたところでメジャーな資本、いまだと出版社の形になってるのが目をつけてさらにブーストする、というスタイルになるんじゃないかと思う。

 で、これから出版社も所属する編集さんとかを、そういうサークル的なものにどんどん探り入れさせ、参加もさせていく。だってそこでいいの見つけて関係作れれば出版社のメリットも大きいし。現状ですでに新人賞で大勢の下読みさんと選考委員にお金払って紙媒体で刷って、というのよりさらにリスク少なくメリット大きいと思う。


 いろいろと商売の事情があるのは知ってるけど、結局経済である以上最適化は避けられないわけで、是非はどうあれ、プレイヤーはその最適化されてくルートの中にどう自分を割りこませるか、しかない。



 そのルートはまだがっつりした成功例がまだないけど、成功例がまだないから、すごい可能性がある。
 それで儲からないというのは電子書籍の真価がまだ認識されてないから。でも、感覚的にもう1年たてば全部変わる。事実今から1年前と今も全然違うし。ほんと、電子書籍周り、ようやく急激にいろいろなものが進化してまともになってきているから。


 少なくとも私は本をKindleで買うことに抵抗ゼロになったし、すでに厚めの理系の本とかが紙でしか出てないと舌打ちしちゃうし。今どきそんな分厚い紙の束どこで読めっつーんだという。でかいかばん持ち歩いたり家で読書だけに時間を使えるほどこっちは優雅じゃないんだよ、という気になる。それがKindleで出てればとりあえず買って、どこでも好きなときに読める。そこから夢中になることもあるし、どこでも思い出したらすぐ読める。Kindleの端末なくてもPadとかスマホでも読めるけど、読書端末は現状だとディスプレイと電池がPadとかスマホと別立てできるので楽なのね。これはこれから少し変わるかもだけど。電池に新技術あるかもしれないから。(そういや携帯用燃料電池ってどうなったんでしょうね)

 その上、夜中にSNSとかで無駄話してて、面白そうな本の話が出ると、夜中の2時3時でもKindleでポチってその場で読み始められ、その場で読みながら話に参加できる。もはや朝の宅配を待つまでもない。


 これからディスプレイもPad、スレート端末の解像度がどんどん上がっていくと、もう写真集とか大判雑誌ももう電子流通が当然になるでしょう。もう雑誌を含めた紙の本を大量に流通させる体力が本の世界になくなるのは目の前、というかすでにもうなくなってるかもだし。


 ただ、私個人としては、この前BCCKSで出した本を1冊、お金だしてオンデマンドで出力してみて、届いたら読んで楽しかったのね。だから、こういう特別に出力したい、というのはなくならないだろう。紙で出して見せびらかすというニーズは絶対にあるだろう。


 けど、電子書籍が書籍の主流になっていくのは止まらないでしょう。いろいろ制限があっても。で、これから物語を出していく世界も、こんな感じに変わると思う。大昔の文芸同人誌のころに逆戻りと思うかもしれないけど、物語を作る作業の本質が変わらない以上、ツールが進化して、経済条件が変わればそれに従って形態が変わっても、その変わる変わらないの中で質は変わらないだろうと思う。量は変わるだろうけど。

 その量の問題のところで、売れる売れないとか食える食えないとかいう話もあるけど、昔からこういう文化的な嗜好品で食えていた人なんてホントはごくわずか、というか例外だった。それを唯一の成功としてきたのがそもそもの間違いだったんじゃないかなと思う。もともと鴎外も漱石もお勤めしながら書いてたわけでしょ。

 お勤めがあったほうが、精神的に楽だし、そういうところで無理な消耗して先に行けないより、ムリしないでお勤めしながら書ける環境作るほうが合理的だし生存戦略的には正しいと思うのです。その是非は関係ないことだけど。文化なんて役に立たないもんです。でも楽しいから仕方ないよねみたいな。


 久しぶりにこういう話したけど、いつものように笑う人たちは笑えばいい。でも15年前に携帯端末、いまで言うスマホの話した時、あなたたち、笑ったよね。ハイブリッド車の話した時も笑ったよね。電気自動車のレースの話した時も笑ったよね。私は覚えてるよ。


 でも私はあなたたちを笑いはしないよ。先が読めない人間って、いつもそうやって嫌々ながら変化に従うしか無いの、知ってるから。