横浜トリエンナーレサポーター“ハマトリーツ!”活動ブログ

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横浜フルクサスゼミの比留間です。ゼミメンバーがフルクサスを調べていた所、カスヤの森現代美術館について知り、1月のゼミ活動として訪問しました。

 カスヤの森現代美術館は、美術家の若江漢字館長が82-83年文化庁芸術家在外研究員としてドイツで学んでいた時、前衛芸術家ヨーゼフ・ボイス(1921-86)の思想と芸術に関心をいだきコレクションした作品を中心に1994年に開設した私設美術館です。
 ヨーゼフ・ボイスの他にナム・ジュン・パイク、李禹煥、宮脇愛子の作品も常設展示していますので、たまには、都会の喧噪から離れて、館長の思いが詰まった美術館で作品を鑑賞してみるのも良いかと思います。


フルクサスゼミメンバー

■カスヤの森現代美術館 常設展示室(一部)※展示室の写真は画像元より許可を得て掲載しています。
●ヨーゼフ・ボイス 常設展示
Photo:カスヤの森現代美術館

●ナム・ジュン・パイク 常設展示室
Photo:カスヤの森現代美術館

●李禹煥 常設展示室
Photo:カスヤの森現代美術館


◎「ヨーゼフ・ボイス 常設展示」より
館長より今回特別に作品の説明をしていただきました。

①ボイスの足形・・・・通常は箱に入っているため声かけして下さい。ボイスの自宅中庭で石膏で4時間以上かけて型取りしたブロンズ版です。ドイツ人としては小柄との事です。
②オイル缶・・・・・・オリーブオイルを入れて売った資金で、全ての人に学びのチャンスを!という意味を込めた作品です。
③フェルト片・・・・・ 物質的暖かさのフェルトを通して、戦後ドイツの人々の傷ついた心を癒す、あと3片切ると十字架になる作品です。
④赤い水のボトル・・・川に染料を流して水はこんなに汚れているよ。公害問題を訴えた作品です。
⑤レモンと電球・・・・レモンから微電流が流れることから、自然エネルギーを賞賛し、原発に反対した作品です。


■若江館長の思い
 ヨーゼフ・ボイスは、フランス革命以後、キリスト教がその影響力を失い「大きな物語」の消滅後、欧州の歴史の中で第一次大戦、第二次大戦、ベトナム戦争と続いた戦争の世紀にあって、資本主義に代わる直接民主主義を提唱し、社会改革をテーマに掲げ美術を大衆のものとするために「社会彫刻」「緑の党」等を実践した人物。日本人もニュース等の表面的な面だけでなく、その背後に目を向ける習慣を身につけるべき、報道も社会現象も芸術作品もその成り立ちの背後に潜む深い意味を問うべきです。
 若江館長は私達に、日本人も、裏の意味を考える習慣を持たなければいけません。西欧絵画には「赤いバラはマリア」を示すように作品には意味があります。例えば、ペンギンが描かれていたら、その意味は公害反対です。そういう後ろの意味を解釈して欲しい。そして、メディアの報道についても、「疑問を持って欲しい」とおっしゃっていたのがとても印象に残りました。


■感じた事
 パンフレットには、「見て、感じて、考えて」そんな日頃忘れがちなわくわくする感覚を思い出させてくれる・・・と書いてあります。
 私達は、3月のゼミ発表作品に於いて、新聞・テレビ等のメディアに毒されない「見て、感じて、考える」事ができる作品、模倣ではない作品を発表する事が、若江館長と対談したお礼ではないかという思いをいだき夕暮れ迫る美術館を後に帰路に向かいました。

たまには横須賀で前衛芸術に触れ、竹林を散歩するのも良いのではないでしょうか。ぜひ「カスヤの森現代美術館」を訪れてみてください。
「カスヤの森現代美術館」公式ホームページ
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