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ヨコオタロウの日記-IMG_1128.JPG
我々は、我々の生き方について謝らないし、それを守ることを躊躇しない。

/バラク・オバマ



The Inauguration of President Barack Obama
http://www.boston.com/bigpicture/2009/01/the_inauguration_of_president.html

にんにんさんの日記で知った、オバマ大統領誕生に関連する写真集。
写真の内容と順序がもの凄い優れていて、ストーリー性が見える。
貧困、人種、世代、歓喜、拒絶、世界、国家 etc...
コメントを読まなくても、写真からメッセージを感じる事が出来るのはスゴイなあ。

個人的にはブッシュの写真が一番心に刺さった。


ということで、「花を贈ろう」のエピローグは↓。



5年後。

「花を贈ろう」は毎年続いていた。
いつしか「ハナオク」と略されたその日には、ひたすら戦争をしている国に花が贈られ続けた。

広告代理店は毎年世界のどこかに戦争を見つけ出しては、それを過激に伝えて国民の関心を煽っていた。
国内は相変わらず賛否両論が存在し、世界からは奇異の目で見られ続けていたが、番組が放送される頃には「ハナオク」商品が売れ、特番が企画され、お菓子から水に至るまで関連の商品でコンビニの特設コーナー埋め尽くされていた。


演説をした総理は、その後の経済政策の失敗と閣僚の不祥事からを辞任。
次に選ばれた新総理も「ハナオク」に100万円を寄付していた事がニュースで伝えられた。

就任直後の外国人記者クラブでの会見。
戦争当事国の2国に花を贈る「ハナオク」という日本の奇妙な風習について質問が上がる。
記者からの質問に、「ハナオク」の理念などを総理は説明した。ある記者が立ち上がり、質問する。

記者 「日本が戦争状態になった時にも、悠長に花を贈るのでしょうか?しかも自分の国に?」

どっ、と笑い声が上がる。

総理 「戦争状態にならないようにするのが、私の仕事です」
記者 「それでも、戦争になったら?あなた方の言う『自衛の為の戦争』になったら?」

そうですねえ、とすこし考えた総理は言う。

総理 「確かにどうしようも無い理由で戦争が起こるかもしれない」
総理 「そういう時は、花を贈る余裕なんて無いのかもしれないですね」

「あなたの国籍はどこですか?」と総理は記者に尋ねる。
フランスです、と記者は答えた。

総理 「では、フランスの皆さんにお伝えください」
総理 「ある日、私たちが戦争になり、希望も未来も無く苦しんでいる日が来たとしたら」
総理 「もし、フランスの皆さんの中で、私たちが傷ついている事を悲しんでいる人がいれば」
総理 「私たちの国に花を贈ってください」
総理 「それが、私たちの願いです」



50年後。5月4日。

テレビで燃え上がる花を見て子供が言う。
ねえ、おばあちゃん。なんで毎年コッカイギジドーの前でお花をもやすの?
どうしてオトナの人達はみんな笑っているの?なんでみんなでお酒を飲んでるの?

「それはね……」

おばあちゃんはゆっくりと話し始めた。

昔にあったお昼のお笑い番組と、その司会者の話。
国会で100万円を投げつけた、総理大臣の話。

そして、世界が戦争で苦しんでいた頃に、日本人が始めた奇妙な祝日の話を。


★★ おしまい ★★



ここまで読んで頂き、アリガトウゴザイマス。

「花を贈ろう」は最初は

・小学生の女の子が戦争している国に手紙を送ろうとした。
 >総理がそれを人気取りに利用。
  >やがて「子供が手紙を送る」という運動に発展。

というアイデアでした。
まあ、それはそれでリアリティのある感じですが「花が燃えている」というイメージの方が面白かったので、変えました。

「ゲーム制作で培ったノウハウをいかせないか?」
という点では

 ・イメージしやすいように、有名人を多数登場させた(タモリ・麻生)
 ・物語構造の倒置法を使った(後から広告代理店の仕込みと判るあたり)

というあたりですかね。
あと、平和運動を叫ぶと出てくるのは

 「人間は汚れてるよ。どうせ無駄(諦観派)」
 「国家が一番だから戦争は必要だ(憂国派)」

かなーと想定し、

 「どうせ無駄」
  >確かに。日本は小汚い資本主義で汚れていますよね。ならその仕組みを使いましょうよ。金金!

 「戦争が必要」
  >日本大事ですよね。ついでに「日本人の根性」を世界に知らしめてやりましょうよ!民族民族!

と「なるべく多くの層の共感を取り込む」という事を目標にしてみました。
本当にそれで納得してもらえるかどうかは判らないですが。というかかなり怪しい。


なんでこんな舞台裏を書いたかと言いますと「そんなレベルの低い発想じゃ戦争は止まらないよ」って思った人達が、違う種類の事を考えて発表するってなったらいいなー、と思ったからです。みんながいろんな事を考えれば、その中に一個くらいは「本当に戦争を止めるようなアイデア」があるんじゃないですかね。


「戦争を止めるアイデア」とかを、どっかの企業がコンペするとか。
ブランドイメージ的に、無印とか、ユニクロさん、朝日新聞社さんあたりどうですか?

今なら企画料をお安くしておきます(←汚れている人間の例)
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