南足柄市 5月12日/第1回 漁網受入れ説明会 議事録① | 横須賀の学校教職員・子どもを守りたい 

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この議事録は録音の住民テープ起こしです。誤字脱字等確認・編集していたら、南足柄市漁網問題は終わってしまうので、そのまま記事アップします。




南足柄市漁網受け入れ /
雨坪自治会住民5月12日説明会


神奈川県 環境農政局環境部長:野中幸裕
神奈川県 環境農政局環境部資源循環課 広域化グループ副主幹:西山直子
南足柄市 副市長:石田和則
南足柄市 市民部長:日比野徹
南足柄市 市民部環境課長:柏木博彦


石田副市長:被災地だけでの処理に限界あり ここも被災地になる可能性あり。
被災地を思うと困った時はお互い様。被災地の一日も早い復興復旧に協力したい。
5月14日自治会二者会議から7回協議を重ねた。

安全性、神奈川県専門職員も加え、細部にわたり確認説明協議を重ねた。


県 野中:魚網3万トン、土木で使われるフレコンバッグに入れる。1立方メーターから2立方メーターまで。東京都は一番受け入れてる。
物一般焼却所でもしてる。お台場中央防波堤に焼却灰を埋めてる。濃度が高くなる。
放射性物質として汚染されていない普通の廃棄物(漁網)を持ってきて処理する。来年3月までにすべての処理を終わらせるように進めている。


南足柄市民部 日比野:魚網の安全性について。4万リューベ埋める。42年3月にいっぱいになる。一般食品100bqと同じ数値の漁網を持ってくる。(CTスキャン6900μシーベルト等の例を出す)
搬出する時に空間線量を測る。岩手県では厳しい冬を迎える。10月初旬までに排出したい。

【質疑応答】 「組と名前を言ってからどうぞ」

住民1:反対。安全性の担保がされてない。フレコンバッグの種類強度がある型番を教えて欲しい。


野中:フレコンバッグは放射能を遮蔽する為に使っているのではない。
放射能汚染していないものを持ってくるというのが前提。物がバラバラになって散らばらないようにするために入れる。現地で調達していて特殊なものを使ってるわけではない。
型番は決めていない。実際には漁網がバラバラにならないように入れてくるだけなので、放射能汚染しているのを持ってくるわけではなくて、通常の廃棄物として持ってくるので、フレコンバッグは手提げでしかない。放射能に関してフレコンバッグが安全とは説明していない。


住民1:フレコンバッグの寿命は早くて11カ月、長くて5年でボロボロになる。
放射能の半減期は30年。チェルノブイリから30年経過した今でも、農作物が作れない状態が続いてる。タイミングが合わない。手提げ袋として持ってくるのはいいが、どうして放射能対策になるのか。



野中:もう一度言うがフレコンバッグは放射能対策として使っていない。最終処分所はフレコンバッグに入れて埋めてるわけではない。施設は廃棄物を埋め立てる施設。最終処分場全てが入れ物になっている

住民1:最終処分場自体は、放射性物質を入れても大丈夫なのか安全なのか。



野中:施設は汚染物質が外に出ないように作られている。放射性物質であれ有害物質であれ
外に漏れないように作ってあるのが最終処分場です。
国は8000Bqを埋めた時どうなるかをシミュレーションしている。
セシウムなりなんなりが入っていたとしても、土でサンドイッチして積み上げていくので、
もともといろいろな物を土壌吸着させる為に作られている。
雨水が入ってくるからそれは水処理施設で処理して排出している。
フレコンバッグに唯一入れてるのはアスベスト。それ以外のものは、トラックで持ってきてダンピングして良いことになっている。



住民1: 空間線量は上がらないのか。



野中:心配だろうから現地で放射能濃度を測る。現地を出発する時も測る。持ってきて埋
める時にも空間線量を測る。神奈川県で岩手県と環境省と話して進めていたのは、放射能汚染してないレベルのものを持ってきますということだ。
一般食品と同じ100Bqのものを持ってこようとしている。我々が普段接しているもの以
下のものを持ってくるということなので、放射能が漏れているという話とは違う。


住民1:二者会議の時に、専門家が来て話して納得したとのこと。誰ですか。

野中:神奈川衛生医師。(神奈川県衛生研究所の医師か?良く聞き取れず)


住民2:空間線量ではベクレル(放射能濃度)は出ない。測り方が違う。南足柄では空間線量を測る機械はあるが、放射性濃度を測る機械はない。放射線濃度は空間線量に影響されない。どのように測るのかそれが一番の問題。先程説明にあったのは、X線が照射された時に50μシーベルト。ベクレルとは数値が違い当てはまらない。一回で受ける量と処分場に絶えずあるのとでは違う。だから心配している。100Bqなら100個放射線を出している。それがあの山に絶えずあって、100トンであって20Bqなら、200万ベクレル放射能はそこにあるということ。セシウムは水と溶ける。水で流れてくる可能性がある。これを止めるシートがあると思うが、厳重にしないと狩川に出て酒匂川に出て相模湾が全部汚染される。そのベクレル数はすごいもの。その辺安全性を考えないと、県の方が言った空間線量うんぬんの話ではなく、アルファ線だったら紙ひとつで止められるが他のものは…ということを踏まえ、安全性をどう担保するか。
企業で放射線のことをやっていて放射線??(聞き取れず)を持っている。放射能の怖さがわかってる中、質問している。

野中:放射能濃度としてベクレルを測定し放射線量としてμシーベルト漁網を細かく12等分してほぐし測定器の中に入れて測る。空間線量については漁網の山に対して測定器をあてて測る。ガンマ線を測るのでフレコンバッグなどは通過してしまう。セシウムは水に溶ける。
最終処分場はもともとは廃棄物を埋め立てる所だから、あらゆる物質が漏れないように作ってあるのが最終処分場。南足柄の最終処分場は県内でもトップクラスの最新鋭の最終処分場。漏えい検知システム(漏水探知機のことか)がついてるから漏れたらすぐわかる。雨に濡れてしみ出すのは前提になっているが、あらゆるものがしみ出すのではなく土壌吸着させている。
自然界にあらゆる物質があるが、それがしみ出てこないのは地下水汚染をおこしていないのは、地面が吸着能力をもっているから。それを最終処分場は人工的にやっている。それでも漏れてくるものを水処理施設にかけて処理をしている。
セシウム20Bqのものが200トン、うん、総体的にはそうです。
しかし皆さん、今カリウムで4000Bqもっている。約50人近くここにいるが、ここには20万Bqが存在している。今20万Bqここで飛び交っているかというとそうではない。放射性物質を含んだ濃度としては存在するが、私が石田副市長に影響を与えているかどうかは放射線量でないとわからない。
測っても検出されないその程度のものであり検出されない。一家団欒していても影響を与えているのはまさにそれです。
だから20Bqが200トン400万Bqといわれてるその通りだが、それが放射線量としてそのまま出てくることはない。あくまで放射線量として影響を与えているかであり外に出ない。今ここでケースを外し空間線量を測っても針はふれない。もともと濃度が低いから線量として出てこない。


住民2:聞きたいのは空間線量が0.05ということではなく、それはあくまで空間線量。その中にもってる物質の放射能量と空間線量とは一致しないと言ってる。向こうで空間線量とベクレルを測ってくると言ってるが、南足柄にはベクレルを測る機械がない、それを検証できない。


野中:向こうで測ってもこっちで測っても同じ。


(②に続く また書きます)