子どものチカラ

テーマ:
まちのおやこテーブルを始めて、
もっとも予想外だったこと。
それは、子どもの実力の凄さ

まちのおやこテーブルでは、
子どもは大人が用意したプログラムに参加する、
用意された環境で遊ぶ、
だけの存在ではありません。

子どもも場づくりの仲間として活躍しています。

まちのおやこテーブルに参加する子どもは、
保育園に通うママ同士の会話からスタートしたこともあり、
未就学児(0歳~6歳)がほとんどです。

でも、まちのおやこテーブルで子どもたちは、
●会場準備(看板設置、貼り紙を貼る など)
●受付(名前の確認、名前シールを渡す など)
●貼り紙を書く (トイレはこちら など)
●お皿、カトラリーを並べる
●お片付けをする
●ゴミ集めをする

などなど、強力な助っ人です

貼り紙は子どもが書いてくれた方がむしろ味が出て、
なんだかいいんです
どうでしょう
 

片付けなさい!やりなさい!という訳でもなく、
やれる子は「いい子」「すごい!」と褒めるわけでもありません。

私がまちのおやこテーブルで学んだこと、
それは、子どもにはやりたい気持ちがあるということ

まちのおやこテーブルの呼びかけ人に加わってくださっている
深津高子さんから教わったことです。
(国際モンテッソーリ協会(AMI)公認教師、同協会元理事)

モンテッソーリ教育は、
深津さんの発言から、たくさんの子育てのヒントが得られると
私なりに感じていますが、
私が最も印象的だったのは、

子どもは空っぽのバケツではなく、
ぎっしり詰まっている球根。
何色に咲くかきちんとプログラムされていて、
芽を出すのに適切な時期に
適切な環境を用意することが大切


という言葉でした。

子どもを必要以上に赤ちゃん扱いしない
と私なりに理解しています。

やればできることを、「すごい」と褒めるのは、
子どもに失礼よ。
これも、出会った頃の深津さんに言われて
ショックだった言葉です。

子どもの発達に合わせて、やりたい!の気もちに沿いながら、
使う道具や声かけを少し工夫するだけで、
子どもたちはビックリするくらいたくさんのことをやれることを、
私たちは毎度、毎度、学ばされています。

例えば、工夫の一つは
お料理をする工程を年齢に合わせて細かく分ける。

 

お片付けしやすいように、おもちゃの設置場所を決めておく。
 
  


「パズル1つでも、戻す場所が最初から明確だと、
小さな子どもたちの「片付けたくなる」気持ちは刺激されます。」

「また玩具の量を出し過ぎないことも、子どもたちが自分で元に
戻せる環境づくりのポイントです。」
と深津さん。

深津さんの説明は、
まちのおやこテーブルがつくりたい「キッズスペース」とは?
(ページ後半です)を読んでみてください。


深津さんは、決してモンテッソーリ教育を教えるために
加わってくださっているのではありません。
「まちのおやこテーブル」でさりげなく、
そのエッセンスを教えてくださいます。
そして、家で直ぐに活用できる子育てのヒントがいっぱいのところが、
すごいところだと思います。

私にもその時が訪れました。

残業もあるフルタイムの仕事をしている私にとって、
子ども達が起きてくる前の早朝は貴重な自分の時間

ところが、夏に2歳の息子がものすごい早起きになってしまったのです。
5時どころか4時のことも 

寝かせようにも、「起きる!」
ママちゃんお仕事だからと言っても、「遊ばー」。

ヤバい! ムカムカ
いろんな気持ちが渦巻きました。

その時、思い出したのが、
その子のしたがることを邪魔しない
という深津高子さんの言葉。

試しに、「朝ごはん手伝う?」と持ちかけてみたところ、大成功。

ゆっくり見本を見せ、
子どもが使いやすいように大き目のカトラリーを渡したところ、
量はどっさり、カタチはまちまちですが、
●ジュース(粉)をコップに注ぐ、水と混ぜる
●ヨーグルトを皿に入れる、
●バナナを切る、
●トースターにパンを入れる
をやれるようになりました。

そう言えば、男の子ですがおままごとが大好きでした。
子どもも達成感に鼻高です。

私も、仕事はできなくても家事が進めば
心は穏やかになれます。
子どもの成長が見れたのも嬉しい限り。

いつも上手く行くわけではありませんが、

どうしても親のペースで進まなくイライラしがちな子育てで、
子どもの邪魔をせず、子どもが喜び、親も嬉しい
やり方を見つけられると、
やったー!という気持ちになります。

まちのおやこテーブルでは、
大人も楽しいと同じくらい、
子どもも楽しい、を大切にしています。

その思いを具体的に実践するやり方を、
深津高子さんや地域の保育士さんに
さりげなく教えてもらっています。

まちのおやこテーブルでの
子どもと大人の関わり方が、当たり前になれば、
邪魔者でもなく、迷惑でもなく、かといって御子様でもなく、
暮らしに子どもがいることが、
誰にとっても当たり前の社会になるのではないか、
そういう社会にしたいと思っています。

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