幾千年も前に
送り出されたのであろう
そのやさしい光は
生まれて間もない
わたしにも
平等にふりそそぐ
星は知ってくれていた
わたしが
ココにいることを
星は知ってくれていた
わたしが
存在することを
それこそ
幾千年も前から
わたしが生まれる
ずっと ずっと
そのまた
ずっと前から
こんなにも
ちっぽけなわたしが
今 ココにいて
今 存在して
今 生きている
そんなことまでも
知ってくれていたんだ
わたしのすべてを
知ってくれていたんだ
星から伝わる
そんなやさしい光に
くるまりながら
わたしは
自分を確認しつつ
そして
今 ココにいるということを
今 存在するということを
今を
生きているということを
なんとなくに
誇らしげに思うんだ