国民運動草の根神奈川の会のブログ

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◆スネドンさんの拉致が濃厚な理由

西岡 スネドンさんの問題ですが、アメリカ人が拉致されているかもしれないと
いうことについて、我々がどういう主張をしたか、アメリカの反応はどうだった
のかについて、島田さんから報告をしてもらいます。

島田 アメリカ人拉致疑惑は昨年夏以降に浮上してきた問題で、デヴィド・スネ
ドンさんという失踪当時24歳の青年が、2004年8月に、ミャンマー、ベト
ナム、ラオスと接する雲南省でいなくなった。

 チャック・ダウンズというアメリカの北朝鮮問題の有数の専門家で拉致問題に
も大変詳しい人が、色んなケースを見ていて、スネドンさんの件だけは北朝鮮に
よる拉致の可能性が高いという結論に達しました。

 彼は、昨年6月にアメリカの下院の公聴会でそのことに触れています。また前
後して「フォックスニュース」というケーブルテレビでも実名を挙げて問題提起
しています。

西岡 「Taken」という本の日本語版でも提起していますね。

島田 昨年5月に、「国際拉致報告書Taken」を、「Taken」は奪われたという意
味ですが、チャック・ダウンズさんが当時事務局長をしていた米北朝鮮人権委員
会が出版しました。その出版記念の記者会見に日本から増元さんが参加し、その
場にスネドンさんの家族もおられました。

 そして増元さんの発言に触発された面が多く、家族が声を挙げないと忘れ去ら
れてしまうということで、家族の方々が自分たちもオープンな場に出て、発言し
ていこうと決意しました。

 チャック・ダウンズさんが、それならということで従来調べてきたことを文書
にまとめました。日本語版の「国際拉致報告書」にはスネドンさんのケースが入っ
たわけです。

 英語ではまだ人目に多数触れるメディアには出ていませんので、知らない人が
ほとんどという状況でした。そういう状況を打破するためにも、家族が様々な影
響力のある人たちに事件のファクト(事実)を注入してきたということです。

西岡 そのファクトは、2004年8月ですから小泉訪朝の後です。ちょうどジェ
ンキンスさんが帰ってきた頃ですが、その時中朝国境ではなく、かなり離れた雲
南省でアメリカ人が拉致されたという話です。

 それがなぜ拉致と言えるのか。チャック・ダウンズさんが言っている根拠を教
えてください。

島田 スネドンさんはモルモン教徒の家の人ですが、皆さんも見かけらたかもし
れませんが、モルモンの青年たちは若い頃から2年くらい様々な外国に行って、
現地になじみながら布教活動をするという習いになっています。

 スネドンさんは韓国に行って非常に韓国語が堪能になった。帰国後、中国語の
勉強もしたいということで、まずアメリカで勉強してから中国に渡り、短期の語
学研修コースを北京の国際語学学院という所で受けました。

 それを終えて、中国の南方をトレッキングで廻ろうと、ユースホステルなんか
を泊まり歩きながらヒッチハイクなどでも移動しました。雲南省に来た時に失踪
したんですが、なぜ米国の専門家が拉致と見ているのか。

 雲南省は当時、北朝鮮難民が、NGOの助けなどを得て、はるばる中国を縦断し
て中国南部まで下りてきて、そこからベトナムやラオスに逃げ込む。そして最終
的には韓国に連れて行ってもらう。その脱北ルートの最終地点になります。

 現に、スネドンさんが失踪したのは8月14日で、その17日前、7月28日
にベトナム政府が自国にいた北朝鮮難民486人を韓国に移送するという決定を
下しています。

 これに対して北朝鮮側がベトナムに激しく反発して、許さないと、極めて非友
好的な行為をしました。ベトナム政府を非難するだけでなく、こういう脱北者脱
出に協力している連中には報復すると言っています。

 スネドンさんは、雲南省に向かう前に、北京で5日間、友人と暮らしています。
その友人というのが中国の朝鮮族自治区の延吉大学に留学して、中朝国境にまた
がって存在する朝鮮族、韓国も含みますが、少数民族としてのコリアンの研究を
していて、北朝鮮に現地調査をしたいと申請も出し、北朝鮮側からもちろん却下
されています。

 朝鮮族の問題は、中国政府にとって極めてセンシティブな話ですので、(中国
の朝鮮族地域も含む)大朝鮮独立という話が出てくると、中国政府としては大変
不安になる。ということで中国政府から国外退去を命ぜられていました。

 彼は、韓国で勉強していたスネドンさんと一緒に布教活動をしていた時からの
仲間ですが、北京にきて5日間スネドンさんと暮らして、その後スネドンさんは
1週間雲南省に行っている。

 だから、スネドンさんがその友人と取り違えられた、あるいはスネドンさんも
脱北者救援に関係していたのではと北朝鮮側から疑われた可能性がかなりある。

 もう一つは、スネドンさん失踪の1か月前、アメリカの下院が脱北者の保護受
け入れ強化の項目を含む北朝鮮人権法を可決しています。これにもただちに北朝
鮮が反応して、脱北者の保護にアメリカ人が乗り出すのであれば、当然報復が待っ
ている、という声明を出しています。

 また、チャールズ・ジェンキンスさんが、スネドンさんが失踪する1か月前に
インドネシア経由で日本に帰ってきています。北朝鮮側は、逆に曽我さんを北朝
鮮に連れ戻したいと思っていた。ところが、日本側の努力、それから何よりも曽
我さんの強い意思でジェンキンスさんと娘さんを日本に連れ戻すことができまし
た。

 これは北朝鮮当局の担当者から言えば、みすみすジェンキンスさんを取られた
大変な失策になりますので、その穴埋めにアメリカ人をもう一人取ってこようと
考えてもおかしくない。

 ちなみにスネドンさんは、極めて標準的な英語を話す人で、例えば北朝鮮で英
語の通訳をするというような人間の教育には最適だったのではないかと言われて
います。

 ついでに言えば、アメリカ側の情報を中心に、今後通訳が米朝交渉に出てきた
場合、通訳の言い回しの中にデヴィド・スネドンさん特有の言い回しがないかど
うか、チェックしていこうという話も出ています。

 これは飯塚さんが金賢姫さんと会った時に、教育係をさせられた妹の八重子さ
んの言い回しと同じものがあると何度も感じられたそうですが、同じことがスネ
ドンさんと通訳との関係についても言えるかもしれない。

西岡 失踪現場に家族が入って何回か調査していますね。その結果、事故にあっ
たり、犯罪にあったりしたのではないだろうということですね。

島田 専門家が拉致の可能性が高いと見ている理由は以上ですが、家族は11人
兄弟ということで、両親を含め結束が強く、これまで何回も現地調査をしていま
す。第1回目がスネドンさん失踪の1か月後、お父さんと男兄弟2人の3人で現
地に行っています。

 当初、中国の公安当局は、雲南省にある有名なトレッキングルートである虎跳
峡、10何キロありますが、そこを渡っている途中に谷底にでも落ちで死んだの
ではないかと暫定的な結論を出していた。

 ところが、家族が実際トレッキングルートに行ってみたところ、スネドンさん
に会いましたよというガイドに会ったり、それからトレッキングルートの最終地
点にある韓国料理店に来ていたという証言を、女主人、従業員から得ています。
写真でも確認した。韓国語と中国語をしゃべるアメリカ人ということでした。

 また、スネドンさんはその場所で散髪もしています。理髪店の複数の従業員が、
このアメリカ人が確かに来たと。従って、トレッキングルートの途中で何らかの
事故にあったという可能性はない。ちゃんと最後まで行き着いていたということ
が家族によって確認されています。

◆「中国安全局が釈放後、北朝鮮保衛部がつかまえた」救う会独自情報

西岡 ここまではチャック・ダウンズさんの調査、スネドンさんの家族の調査の
結果です。動機のない失踪です。そして北朝鮮側からは、報復のために関係者を
拉致すると、アメリカを含め、そういう予告があったという状況です。

 そして、救う会も独自に様々な情報活動をする中で、新たな情報を入手しまし
た。それは、2004年の8月に、雲南省の大学に留学していた一人のアメリカ
人男性が、不法滞在者を助けたという理由で、雲南省の国家安全局につかまった
ということです。

 中国の警察機構は日本と言葉遣いが違っていて、公安というのは一般警察です。
日本では公安というと政治的なこと、スパイなどを扱うことですが、中国では公
安というと一般警察で、政治警察は安全と言います。

 捜索をしてくれたのは中国の公安で、私が得た情報は安全局につかまったとい
うものです。そしてその男性は白人で、当時23歳か24歳。彼は釈放されたが、
その後、当時雲南省に来ていた北朝鮮国家保衛部員につかまったという話もある
という情報です。

 これは中国内部から得ました。これ以上は情報源の安全のために言えません。
そこではスネドンという名前はなかった。しかし、あるアメリカ人が2004年
8月につかまった、場所は雲南省というのは同じです。

 年令が23歳か24歳というのですが、スネドンさんは当時24歳だった。そ
して留学生という身分は一致した。白人男性も一致。不法滞在者を助けたことが
理由でつかまったということです。これは中国の用語で、我々の言葉では、「脱
北者」を助けたということになります。

 チャック・ダウンズさんも、スネドンさんが拉致されたとすれば、実際、我々
の知らないところで脱北者を助けていたのか、少なくとも脱北者を助けていたと
北朝鮮や中国当局から疑われていたのではないか、と推測しています。

 この情報も、同じ時期にアメリカ人が不法滞在者を助けて逮捕されたという情
報で、脱北者救援をしていたと思われていたという補強材料になります。同じ時
期に、全く別のアメリカ人がそういう理由でつかまるだろうかということを考え
ると、逮捕されたと言われている人がスネドンさんである可能性はかなり高くな
ります。

 もう一つ、私は拉致問題を20年近く研究してきた立場から、これらの情報を
見ると、拉致の可能性が高いだろうという判断をしたということです。このこと
も、アメリカの国務省や国会議員に渡すときに、併せて伝えました。

 というのは、2004年の拉致のことを話すと、「では飯塚さんの妹は何年に
拉致されたのか。1978年で、増元さんも78年なのに2004ねんじゃない
か。そこに連関性があるのか」という顔をアメリカの議員の人たちがしたもので
すから、私は時間があった時は補足説明をさせてくださいと言って、以下の話を
しました。

 これは、家族会、救う会、拉致議連が毎年12月にやっている国際シンポジウ
ムで議論してきた内容のエッセンスですが、今明らかになっていることだけで言
うと、北朝鮮の拉致には4つのピークがあった。

 我々は世界12か国から拉致されたと言っており、スネドンさんが入れば13
か国目になります。その拉致には4つのピークがあった。

 第1は朝鮮戦争中の民間人拉致。李美一さんが何回も日本に来て訴えています。
約10万人の民間人が拉致された。

 第2は、朝鮮戦争休戦後、1976年まで。主として韓国人の漁船が拿捕され、
その漁民が拉致された。

 第3が76年の金正日の拉致指令で、工作員を現地化しなければならないとい
うことで、現地化する教師を連れて来いと指令した現地化教師確保のための拉致。
それが世界中で行われた。今12か国の内、日本と韓国を除くと、10か国はす
べて77、78年です。日本人拉致も、国内でやられたのは原敕晁さんの80年
を除いて77、78年です。認定被害者に限って言えばですが。有本さんなどヨー
ロッパから拉致されたのはまた別です。

 そして第4は、1995年以降、場所は中国で、脱北者を助けていた人たちが
拉致された。国際シンポジウムに来てくれた、脱北者で朝鮮日報の記者である姜
哲煥さんは、彼の取材の結果、約100人の中国国籍を持つ朝鮮族の人が脱北者
を助けたという理由で拉致されたという情報を発表しました。

 95年以降というのは何かというと、95年以降北朝鮮で大飢饉が起きます。
人口の15%、300万人くらいが死にました。その結果、30万人以上の人が
脱北しました。

 その時、脱北者をつかまえるために北朝鮮の政治警察である国家保衛部が中国
の安全局などの黙認のもとに、中国まで遠征して脱北者狩りをやっていた。

 そして、脱北者だけをつかまえるのではなく、脱北者を助けている人たちまで
拉致した。中国籍の100人以外に、韓国人の牧師が2人やられています。

 1995年にアン・スンウンという牧師が中朝国境で脱北者を助けていて拉致
されています。彼は平壌で記者会見しています。「北朝鮮の方が信教の自由があ
るから韓国の弾圧を避けて亡命した」と言わされています。

 2000年に、金東植(キム・ドンシク)という牧師が脱北者を助けていて拉
致されています。金東植さんは、実は、我々が何回か日本に呼んだ金聖?(キム
・ソンミン)自由北朝鮮放送の代表を助けた人です。

 彼はアメリカの永住権を持っていて、奥さんはアメリカ国籍者です。この人の
拉致については、その拉致に関わった北朝鮮の保衛部の人間が、その後韓国に脱
北者になりすまして入って韓国当局につかまり、金東植拉致を自白して明らかに
なりました。

 それ以外にも、ユンという貿易商の人も脱北者を助けていて拉致されています。
少なくとも3人の韓国国籍者の人が、脱北者を助けていたということで拉致され
ています。その内一人はアメリカの永住権者だった。中国で脱北者を助けていて、
北朝鮮の保衛部に拉致され、時期は95年以降です。

 この4つ目のピークがスネドンさん失踪事件にぴったり合うということで、私
たちが入手した新しい情報も加えて全体の状況を見ると、拉致の疑いが高まった
ということを、アメリカに伝えてきたわけです。

 国務省は先ほどの報告通り、個人情報なので、今どんなことをやっているのか
言えないと言われました。スネドンさんの地元のユタ州には5人の国会議員がい
ます。上院議員2人と下院議員3人ですが、その内3人に会えました。そして今
言った情報を提供することができました。

 特に上院議員のマイク・リー議員に、かなり長い時間聞いていただくことがで
き、その後、我々訪米団から、「まだ家族に会ってないそうじゃないか。まず会っ
てください」と要請したら、我々が帰った後、1、2週間後、家族のところに議
員の事務所から連絡があって、会いたいということになったと聞いています。

 今後、アメリカの情報社会等も、この情報について大変関心を持っているので、
決定的な証拠が出てきた場合は、様相が変わるだろうと思います。私たちはある
面では、戦略的にアメリカを利用するためにこのことをやっているということも
言えますが、それを越えて、被害者の苦しみは同じで、タイの被害者もルーマニ
アの被害者も、会ってみると親や兄弟が家族を捜し求めていることは同じです。
被害者の苦しみが分かるから、すべての被害者を取戻そうと言っているわけで、
私たちができることはアメリカ人のためにもしたいという側面もあると思ってい
ます。

 これがスネドンさん問題の現状です。


島田 アメリカ人拉致はデヴィド・スネドンさんのケースだけですから、いわば
スネドン家が孤立状態にあります。家族の方と私はイーメールでやりとりをして
います。4月末の日本での国民大集会で来日し、飯塚さんや増元さん初め、日本
の家族会の方々と当日話をして、大変勇気づけられたと言っておられます。

 今後、スネドン家を動揺させようという動きや工作も出てくると思います。
「おとなしくしていた方がいいよ」から始まって、色々やてくる。そういう場合
に、勇気づけるために、日本の家族会や我々と交流することが心理的にも重要に
なってくると思います。

 ダウンズさんから言われたのですが、救う会が中心となって、アメリカの家族
との密接な関係をしっかり築いていきたいと思っています。

西岡 今日のテーマのもう一つは、アメリカの北朝鮮政策ですが、今アメリカは
大統領選挙の真っ只中ということでオバマ対ロムニーの戦いです。世論調査では、
どっちが勝つか全く分かりません。

 こういう状況の中で、我々は国務省や議員に会いましたが、それから今までずっ
と交流があった保守的な専門家の人たちに会いました。それらを通じて、大統領
選挙の結果、アメリカの北朝鮮政策がどう変わる可能性があるのかについて島田
さんお願いします。

(3につづく)

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葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 野田佳彦殿

■救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp )
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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