今日もご訪問有難うございます。


前回に引き続き、渡辺さんの言葉から、学べるお話をお伝えしますね。




あなたは素敵な人ですか?という質問に


「はい」と答える小学生は、全体のおよそ9割くらいいるそうです。


しかし、これが20歳になると…1割を切るそう。


自分が素敵だ、と思えないということは、自分に自信がない


ということなんだそうです。


ですから、小学生の時「大リーガーになる!」と言っていたお子様が


20歳になると「職場の草野球でもできたらラッキー」くらいになっちゃうのは


自分に自信がなくて、夢が小さくなっちゃっているんですよね。


これを「現実が見えた」というのかもしれませんが


代わりの夢(=自信)が見つかったか、というと…そうでもなかったり…


じゃあ、どうやったら夢(=自信)のある子供に育つのでしょうか?



それは…


前回もお話しましたが


「親が、敬意ある存在になること」


言ってみれば、子供が尊敬するようなところが親にある


すなわち親が輝いていれば


子供に夢と自信を与えられるのです



でも…


最近は、お父さんが尊敬される存在になりにくくなっていますよね。


友達みたいなお父さん、という風潮もあるようですが


何より、お父さんのどこが輝いているわけ~?という状態だと思うんです。



昔は、すぐ近くで父親が働いていて


例えば、職人さんでしたら、目の前で何かを作っているわけです。


そういう姿を後ろから見て


「お父さんって輝いているなぁ、立派だなぁ


自分も大きくなったら、あんな大人になりたいなぁ」と尊敬されたわけで


だから「子供は親の背中を見て育つ」と言われたんですよね。


でも、今は、会社に行っちゃいますよね?そうすると


一体お父さんは、何をやっているのかわからない。


本当に働いているのかすらも、不明です。実感なし。


しかも、土日といえば、疲れてゴロゴロ…


月曜にもなれば、「仕事行きたくない」感が全身に漂って、肩を落としている…


更には「ゴミの日よ」とばかり、大きなごみ袋まで持って出かけては…


お父さんのことを尊敬できるどころか


「将来、こんな大人になりたくない」「働くってサイテー」という風にしか思えませんよね。




では、どうやったらお父さんが尊敬されるようになるのでしょうか?


なかなか、親の背中は見せてあげられませんが


言って話してあげることはできますよね?


そう、日々、お子様に「お父さんの仕事って、こんなことやっているんだよ」と


語ってあげることが、尊敬される第一歩なのです!


渡辺さんは、お子様が0歳のときから


「今月の経常利益は…」なんて言う風に、語りかけていたそう…


とにかく、お子様が仕事内容を解らなくても良いので


自分のパートナーとみなし


お子様をいつまでも「自分の子供」「所有物」のように思わず


一個の人間として向き合うことこそ、尊敬の念の獲得の第一歩となるのです。


もちろん、お母様のお仕事でもかまいません。


「へぇ~、そんな大変なことしているんだ」「立派だね」


そう思ってもらえれば


お子様もいつまでもこのままではいけない!と思ってくれるでしょう。


「何でお手伝いくらいできないの?」とか


「自分の部屋くらい片付けなさい!」と言っても、自主性はなかなかでません。


直接、ああしろ、こうしろというより


今起きている事実


お父さんはこんな仕事をして頑張っているんだよ、とか


今日のお母さんの仕事はね、とか


仕事でなくても、今日作った料理はね、と語ってあげる方が


実は効果があるということなんですね。


そうやって、親が輝いていると、子供はそれを見て


私もこんな大人になりたい!と思ったり


こうやって頑張れば輝けるんだ!と思ったり


輝いている親をモデルに、将来に夢を持てるようになるわけです。


そして、最終的には


何事にも前向きな「やる気」(内発的動機づけ)につながるのです





ということで


親が輝いていると、将来に希望を持った子供に育つ




あなたは、素敵な人ですか?と聞かれて


お父さんなら、即座に「はい!」と答えて、お子様にその仕事内容を熱く語って


お母さんだったら、子供にばかり手をかけず


御自分自身も輝いて下さいね!



さて、次の渡辺さんの言葉から学ぶのは…


受験で成功して、さぁ社会に出よう!就職活動だ!


…ところで、採用の決め手は何なのでしょうか?


これを聞けば、付け焼刃で就職活動をしてもダメだ、ということがわかります!


やっぱり、小学校時代からの親の育て方にこそ、秘訣があるのです!


次回をお楽しみに…