ありあわせの材料で

テーマ:

早いものでもう6月。今年も半分が経とうとしています。
学校では中間テストが終わったばかりですが、もうそろそろ期末の準備がはじまります。

 

今回は「ブリコラージュ」について、メモがてら書いてみようと思います。

 

ブリコラージュ(〈フランス〉bricolage)

 
あり合わせの道具や材料で物を作ること。日曜大工。器用仕事。転じて、持ち合わせているもので、現状を切り抜けること。
引用’コトバンク’
 
あまり聞きおぼえのない言葉かもしれません。
でも日常的にみんな使っていることなんですね
いわゆるDo It Yourself=DIY
 
この言葉を知ったのは、フランスの民俗学者レヴィ=ストロースの「野生の思考」という本からです。
この本の中で、人は身のまわりのさまざまなことについてブリコラージュを繰り返すことによって「文化」を形成していくと述べています。
冷蔵庫の中のものを使ってチャチャっとおかずを作るように、言葉を組み合わせて新語を作ったり、物と物を組み合わせて新たなものを作っていく。
この作業はずっと昔から行われていてそれが現代の文化を形成してるのです。そして、この先も続いていくのです。
 
これから必要だとされる「21世紀型スキル」にもこのブリコラージュという思考が参考になると思います。
横山塾では、ロボットプログラミングを通じて先人たちの知恵と子どもたちの発想から新たなものを生み出す力を学んでいきます。
塾っぽいことをいうならば、今後変わっていく学力テストも「ありあわせのものから答えを導きだしていく」ブリコラージュ的な問いが増えていくのかも知れませんね

http://www.yokoyamajuku.com/mononoshikumi/

 

AD

文章の構成2

テーマ:

こんにちは。

南手城町の個別指導塾 横山塾です。

 

先日のブログで、法律学で出てくる「パンデクテン方式」についてお話しました。

大まかにいうと、物事の共通項を先に述べて、詳しいことを後から説明していく方式のことです。

 

今日は、その続きで

・パンデクテン方式の活用方法

を書いてみようと思います。

 

まず、再確認。

この方式はもともと法典の構成に使われるもので、文章のまとまりをどのように構成するかという考え方です。

メリットとしては、共通する考え方を先にまとめるので、法典全体が体系的に理解できるところ。

デメリットとしては、各論それぞれを見ただけでは理解できず、さらに各論同士のつながりも分かりにくいこと。そしてさらに、抽象的な内容が多くて面白くないことがあります。

 

では、法律典以外への活用方法を挙げてみましょう。

まず、全体像をつかみやすいというメリットを活かして「小論文」「プレゼン」「スピーチ原稿」などの文章への応用です。

文章の構成にはいくつかパターンがありますが、わかりやすい例として「結論先行型」。

最初に結論を言って、あとから理由や具体例を挙げていく方法です。

このパターンの核になる考え方は「先に答えを出す」「シンプルにする」ことなので、パンデクテン方式を利用して、まず共通する部分をくくり出して先に述べることによって、文章の無駄な部分を後回しにしてそぎ落とし、よりシンプルな文章に近づけることができるようになります。

一度つらつらと思うがままに書いた文章から結論・理由・具体例を取り出し、理由の中からさらに重要な部分だけ取り出し、具体例の中から重要な部分を取り出す。こうした作業の繰り返しでシンプルな構造になっていくわけです。

ただし、シンプルすぎると面白くないので注意が必要です。

 

つぎに勉強方法への活用です。
僕が、よく塾生たちに伝えている勉強方法なのですが、どの教科もまず一通り最後までやってみることを薦めています。

例えば、ワークの構成が、ポイントまとめ・例題・確認問題・基本問題・練習問題というようにパート分けされているとします。

まず最初の勉強はポイントまとめと例題・確認問題だけ解いていきます。基本問題などは飛ばします。

そしてその章の終わりやワークの終わりまで進んだら、また戻って基本問題だけ解いていく。

こうすることによって、まずはその教科の全体像がざっくりとつかめるので、達成感を得られること2回目の学習の時理解しやすい。

また、この方法は時間の短縮と忘却防止のメリットがあります。

最初から細かく学習していくと、思いのほか時間がかかり、最後までたどり着けないということも良くあります。

また短い期間で、忘れる前に2回目3回目を復習することになるので忘却防止にもつながります。

 

このように「先に全体をパッとまとめてみる」パンデクテン方式を自分なりにアレンジして使ってみてはいかがでしょうか?

 

横山塾では、大人の学びなおしをサポートする大人ゼミを開講中。
詳しくはお問合せください。

http://ellewise.net/

AD

文章の構成

テーマ:

こんばんは。
福山市の個別指導塾 横山塾です。

最近、塾の2階の教室を模様替えしています。

倉庫だった部分を開放して自習用の席を増やしました^^

 

さて、その際、荷物などを整理してると学生のころのノートや本が入った箱が出てきました。

法律学のノートもあって、懐かしくてついつい見返してしまいました^^

(定期テスト期間に掃除を始めて、本を整理してたら読みふけってしまうパターンです)

 

その中に、久々に目にした単語があったのご紹介します。

 

「パンデクテン方式」
みなさんは聞いたことがあるでしょうか?
法律を勉強していたものならば一度は聞いたことがある言葉なのですが、なじみがないですよね。
簡単に説明すると、パンデクテン方式は、いくつかの文章をまとめるときに、それぞれ共通する部分を取り出して先に述べておくというものです。

算数で言う

2×3+2×4=2×(3+4)
といった感じです。
 

日本の法律も、多くはこの形式をとっています。民法や刑法、行政法もです。
具体的には共通する部分を「総則」

それぞれ個別の部分を「各論」といいます。

全体で共通した概念を先にまとめてあるので体系をつかみやすい、その文章のもつ根っこの部分を理解しやすいというメリットがありますが、逆に各論とのつながりが後ろに行けば行くほどわかりにくくなってしまうこと、各論同士のつながりがつかみにくいというデメリットもあります。

 

このパンデクテン方式の考え方、実は結構使ってたりするんですよ

例えば、プレゼン

最初に大まかな流れや企画の概要を説明してから、項目を個別に説明していくことはよくあります。

ただ、大体の場合2×(3+4)を結局

2×(2×3)+(2×4)と共通部分の「2×」を繰り返してしまっていることが多いです。

 

先日、高校入試の対策で現代文を解いていた時

外山滋比古さんの「日本の文章」からの引用が題材になっていました。
そこには、

 

日本の文章は”筋道さえ通っていればいい、明快ならよろしい、という文章観で割り切ってもらってもわびしい”

 

とありました。
なるほど~共通部分を前にだして、すっきりさせたいと思っても、やはり大事な部分だから随所に触れておきたいと思ってしまうんでしょうね。

 

次回は、

・パンデクテン方式を勉強に有効に活用できないか?

・パンデクテン方式と対照的な方式とは?

について書いてみようと思います。

AD