若山陽一の考えること、思うこと、感じること。

経営からプライベートのことまで感じるままに書いてみます


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実は僕、個人の借金が37億円ありました。
ありました。と過去形なのは今月末に完済の目処が立ったからです。

正直ホッとしました。
普通に聞いたらとてつもない金額ですよね。。


2006年12月からですから足掛け7年で全額返済したことになります。
いやぁ長かったです。。マジで。

約束を守るってのはこういうことを言うんですよっ。
きっちり耳そろえて返しましたから。ハイ。



この間に教訓となるようなさまざまな出来事があるので回想してみます。


2006年頃、僕の資産は200億円ほどありました。
200億円と言ってもキャッシュで持っているわけではなく、自社の株式の価値がそのくらいあったということです。

なので、自分の資産の一部はキャッシュにしておきたいと思っていましたので、自分の保有する株式の20%くらいは、それを担保に借金してもいいかなと考えました。
(*経営者が保有してる株式ってのは基本売却できませんので、キャッシュが必要ならそれを担保に借りるのが一番だったんですね。)



そうしてできた借金が37億円。。。

僕の資産の大半は自社の株式ですので、会社と僕は表裏一体の関係にあります。
(*まぁ上場会社の創業者は大半僕と同じような状況です。)

表裏一体ということは、会社の経営が順調であれば問題ないのですが、いったん会社の状況が悪くなろうものなら、会社もろとも自分も転げ落ちてしまう危うさをはらんでいます。
(*もちろん、そんなことは一切気にしていませんけど。)



僕の場合その会社の状況が悪くなってしまったんですね。

理由の一つは、積極的な拡大経営をしていましたので、借金してまで会社の買収をとことんやったことにあります。失敗の典型はグッドウィルグループの買収でした。

もう一つがリーマンショックです。
売り上げが半分に減りましたから。

要するに売り上げが半減して赤字になり、会社の借金は過去の買収による借金で200億円にまで膨らんでいました。

赤字で200億円の借金。。。

周りがみんな敵になりました。



周りはみんなもう潰れると思っていますから、我先に回収しようと、貸す時とは一変して、返せ!返せ!のオンパレードです。

会社の株価もただ同然となりましたので、僕の資産200億円は一瞬にして紙切れ同然となってしまったのです。

会社は潰れそうだわ、僕個人の借金37億円は返すあてなく、このまま行けば自己破産だろうし。。って状況に陥ったのです。



こう言っちゃなんですが銀行はひどかったですね。

「生命保険に入っているのか」とか「愛媛の両親の生命保険の受け取り人にはなっているのか」なんてズケズケと聞いてきましたから。
ヤクザ顔負けでした。

返済交渉で灰皿を投げつけた銀行員もいましたからね。
僕に直接投げつけるとそれは犯罪ですから、部下に投げるんですよ。
「お前がちゃんと視てないからだろ!!」なんて恫喝しながらね。
間接的な脅しでした。完全に。

タバコの煙を吐きかけられながら返済を迫られた時は情けなかったです。。
自分が犯罪を犯してるかのような錯覚を覚えました。



そんな状況下、僕が常に肝に銘じていたのは、

①必ず返済するということ
②返済計画とそのプロセスをきっちり見える化するということ
③絶対にあきらめないということ

でした。


また、気が遠くなるような金額でしたので、完済というゴールを目標としても漠然とし過ぎて実感がわきませんので、そのプロセスに達成を感じるようにしました。

例えば、

自分の持っている金目の物をすべて売却すること。
一つ々、物が売れるたびにヨッシャー!って感じでしたね。

また、銀行員に説明する時間の目標を定めたりとか、今日は何時間説明してやろうとかね(笑)
返済計画を立てる際に使用するボールペンを必ず同じ物を使い、そのインクが無くなるプロセスを見たりとかね(笑)



あと精神的均衡を保つためにか、毎日やることと、絶対にやらないことを決めてました。

やることとして、一日の終わりに必ず筋トレ、そしてホラー映画鑑賞をしていました。

筋トレはモンモンと考えられないくらいに運動をしますので、余計なこと考えず疲れて寝ちゃうんですよ(笑)

ホラー映画も良いですよ。必ず皆殺しになるんですが、主人公は必ず生き残りますからね。
それに自分を投影してヨッシャ~。フフフ。って感じでした(笑)

やらなかったことは、酒でした。
一番やばかった時期は一切の酒と交遊を断ちました。

おかげで友達が減りましたけど。。



少し長くなりましたね。

いろんな教訓がありましたが、いずれにしても諦めず頑張って良かったです!!


*あっそうそう。借金37億円そもそも何に使ったかと言いますと、ほとんどベンチャー投資で回収はほぼゼロでした。。詐欺まがいのものばかりでした。お金が増えると、詐欺師がよってくるんですよね。不思議と。。








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