アイスランド一人旅(2.ケプラヴィーク空港) | 兼業主夫日誌@メキシコシティ

アイスランド一人旅(2.ケプラヴィーク空港)

兼業主夫日誌@オスロ

凍り付くオスロのガーデモエン空港

(2011年2月25日朝撮影)


 オスロのガーデモエン空港(Gardermoen)は雪で真っ白だったのにアイスランドのケプラヴィーク国際空港(Keflavík International Airport)には全く雪はない。気温はプラス4℃。レイキャヴィークはオスロより緯度で4度分ほど北にある筈なのに、メキシコ湾流の影響で冬でもそんなに(北欧にしては)寒くならないらしい。その代わり荒涼として視覚的に寒々しいのは、さんざんMから「なんにもないよ」と聞かされていたから予想してました。

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こっちがレイキャヴィーク郊外にあるケプラヴィーク国際空港  雪がない!


 そういえばノルウェー側で出国のスタンプもアイスランドで入国の手続きも何もなかったっけ。ノルウェーもアイスランドもEU加盟国ではないけれど、人の出入りは欧州経済領域(EEA)の取り決めのおかげでEU内と同じく“国境”はない。人だけでなくモノ、サービス、資金も基本的に自由らしい。旅行するだけで便利さが実感出来るよね。例えば日本とお隣のアジアの国でEEAの様な同一の市場が誕生したら、人の出入りが活発になって日本経済も活性化するだろうに。そのときは移民問題が、、そんな事を思い巡らしつつ予約済みのエイビスレンタカーの窓口を探してたらいつの間にか税関も通り越して、そのまま外に出てしまうところでした。空港の設備は人口30万人の国としては予想以上に大きいのだけど、行き交う人が少ない。レンタカー屋さん、3秒ほどで見つけました。窓口にはちょい太めの30代男性。眠たそうだ。隣のカフェにはタクシー運転手らしい中年男性が10人ばかり時間を持て余して話し込んでる。何か重要な事を議論してる風だ。経済危機の後(まだ真っ最中か)だものね。


 レンタカーを予約する時はいつも結構慎重に車種を選ぶほうかも。運転すること自体が好きだから“走らない”車をあてがわれると興ざめだ。普段乗らない車、乗れない車の中で素敵な車(しかも経済的でね)はどれかなあ?って迷うのも重要な旅行の楽しみの一つだ。アイスランドのレンタカーはトヨタ、ヒュンダイ、スバル、シボレーなんかが多い。土地柄かランドローバーのディフェンダーもある(高いけど)。自分の中では北国=四駆だもの、選択肢の中ではもちろんスバルレガシー(セダンしかなかった)でしょう。ついでにGPSカーナビのガーミン(Garmin)を1日1900ISK(約1300円)で借りる。アイスランド人らしい受付のお兄さんによると日本語の表示と音声案内が設定出来るらしい。半信半疑でモニターを覗くと本当だ、20カ国語以上のオプションの中から日本語もある。GarminにしろTomtomにしろ、こんなのが2万円ぐらいで買えるんだもの。日本のカーナビ業界も変わる筈だ。すんなり手続きが終わり、キーを握りしめ嬉々として外に出た。


兼業主夫日誌@オスロ

空港の外に出て振り返ったところ  風が強く閑散とした雰囲気


続く(2011年3月5日了)


次のお話はーーーアイスランド一人旅(3.イスランド)


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