『Christmas time in blue』
17日 オハナスマイル駒沢大学店でのアナトミックヨガ。
クリスマスに絡めて第3週目になります。
“穏やかさ”と言う言葉について。
“穏やかさ”という佇まいが、周りすべてをご機嫌にしてしまう。
そんな人、皆さんの周りにもいませんか?僕は無条件憧れるんです。
何故ならば、自分自身とは、遠い場所にあるものだから。
ひねたり、ささくれ立たないと、成り立たなかったり…
譲れない小さな想いにしがみついたり、
それを守る為には、尖んがならないと、居場所がなくなってしまったり…。
その生き方が良いか悪いかは解らないけど、『俺、なんで、一年中怒ってんだろ??』
そんな時、この人に惹かれ、魅せられたものでした。
自分が好きになるタイプからは、かなりかけ離れていたからこそ、余計に入れこんだものです。
ちょっと疲れた23の春、有り金全部持って、
『帰って来てからの家賃どうしよ…うーん、知らねぇよそんな事、どうにかなるだろ‼︎』
と、自問自答をしながら、N.Yに遊びに行き、マンハッタンをウォークマン片手に歩きながら、リズムに、言葉に、メロディーに酔いしれ、
『安奈とは、甲斐バンドとは確実に違う、違う種類の心地よさが何かあるぞ!』
10代から聞いて知ってはいたけど、その頃は、まぁ好きなほうかな‼︎
なんて、すましていたけど、N.Yの街のスピード感にマッチしていて、これいいなぁ~となりました。
その年の暮れに、コンサートに連れられ、生でこの人を聴けた贅沢さは、忘れられません。
やっぱり“穏やかさ”を、持って僕らをハッピーにしてくれました。
レゲエ調のこの曲は、“痛い世の中”を痛くないように、だけども、ただのファンタジーでだけでは終わらない響きを残しながら、ご機嫌にしてくれます。
『お金のない人も ありあまってる人も…メリークリスマス』って……
“バカヤロ~金もないのに、メリークリスマスなんていえるかよ”
と突っ込んでも、この陽気なレゲエ調の曲は、全く鳴り止んではくれません。
少し鼻にかかる甘い声で、
『世界のチルドレン Ring a ring s Roses』
と、ring ringって何だ?英語が苦手な僕を、更に混乱させながら、
『Sha la la la la la la Sha la la la la』とステージからマイクを向けられてしまうと、
『Sha la la la la la』と…。
“あっ、俺、一緒に口ずさんんでる…リズムを身体で刻んでる…
お金ないけど、クリスマス楽しいなぁ~”
見事に、この人の世界に引き込まれてしまうのです。
『大切な人も 離れてゆく人も よく働く人も 働かない人も
うまくやれる人も しくじってる人も メリー・メリー・クリスマス Tonight's gonna be alright』
割とシリアスな内容を、軽く唄いあげながらも、心の奥にある大切な何かと向き合わせてくれる。この人。
いったい、この人は、どんな毎日を過ごしるんだろうか?
働かない奴のクズぶりを、嫌という程知っているはずの僕からしたら、
いつもしくじってばかりの自分からしたら、
えっ、えっ、えっ…の連続。
ディズニーランドなんてバカらしいよ、絶対mickeyの被りものなんてしないからなぁ~と、言いながら、いつの間にか、被りものに身を包みPEACEしてしまうかのような魔法が、ディズニーランドと言う夢の国にありますよね。
この人にも、この唄にも、そんな魔法があるんです。
人の数だけ、今日というドラマがあるかと思います。
毎日、穏やかな人も、そうでない人も、
明日の夜は、少しの時間だけでも、アーサナの中に更なる“穏やかさ”を探していきませんか?
佐野 元春 『Christmas time in blue』
https://m.youtube.com/watch?v=C-EsqjkAxqU