タントラ宇宙論(3/7)

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全宇宙がどうやって誕生したか、なぜ私たちがここにいるのかについて、
現代科学が見いだしたこととタントラ宇宙論は驚くほど類似しています。
今日、科学では宇宙は“無”から誕生したと言います。
おもしろいでしょう
“無”の状態から生まれたというんです。
私たちの心に、“無“を思い描く事さえできません。
この無から、我々の全宇宙が誕生したと言うんです。

科学?
ビッグバン?
無から?ビッグバンがあった?
そのビッグバンが宇宙を生み出したと
そして、退縮して、ブラックホールを創り、さらに物質は無に戻ると言うのです。

何千年も前のインドで、たくさんのリシ、アバター(化身)、セイジは、
ブラマンと呼ばれる宇宙の知性が、量子論の“統一場”の概念と同じですね。
この知性の統一された“場”から、全ての物質が生み出されたと言っていました。
ヨギーは、この概念にさらにカルマという行動/活動の推進力という概念をさらに加えました。

力にあふれた“無”の状態は、ビッグバンを引き起こし、宇宙を誕生させ、
宇宙の知性のブラマンは、物質、その他全ての私たちが知る宇宙を分離し作り出しました。
私たちが知っているこの宇宙は、私たちがブラマンの粒子、つまりアートマンと呼んでいるものからできています。

ブラマン、宇宙の海原を思い浮かべてください
その海から水を一滴、取り出そうとすると、
水が“しずく”の形をつくり、しずくが一つ一つ作りだされるのが思い浮かぶと思います。

その“しずく”は、海が持っていたもの全ても持っています。
海がブラマンで、“しずく”の形がカルマで、全ての“しずく”はカルマの力で個性を持つことができます。
“しずく”カルマは宇宙のカルマの一部であることがわかりますね。
このカルマの力は、我々一人一人、全てを生みだす力であり、宇宙の全てを司る力であり、私たち個々の中で宇宙と同じ力を発揮しています。

皆さん、解りますか?
では、しずくたち、次に進みましょう。

さて、ここで探求を終わらせるのではなく、
タントラはさらに、どのようにカルマが作用して、私たちがなぜここにいるのかを探求してきました。
断言しますが、明らかな何らかの理由なしに、人々がここに存在する事はありませんし、人生で起こる全てのことに理由があります。

カルマは人生の出来事を始めるきっかけを表します。
宇宙のカルマのコピーとして、特別な方法で書き記され明示されたものがカルマです。

宇宙の知性のコピーは、ビッグバンで宇宙が生まれたときに、
宇宙のすべてを構成する5つのエレメント、要素として宇宙全体にばらまかれました。
空間、全てのものを吸い寄せる真空、気体、空気、摩擦力、原子反応、太陽の炎、
気体が炎による濃縮し水になり、粘性が生じ、スライムに、粘液が土になります。

スイミングプールでこの現象は簡単にみることができます。
プールに消毒剤を入れておかないと、緑色のものがでてきて太陽の光と空気で増殖し、
ネバネバができてやがて底に泥として沈殿します。
残念ながらこの沈殿した泥が、私たちです。
大気中の電気の力、プラーナと呼ばれる酸素とともに運ばれる生命の力により生命を吹き込まれます。
私たち、人類全てが、バッグに入った、暖かく、濁って、ぶくぶく泡立った、水なのです。
ばかばかしいですか?
いろんな感じ方するでしょうね、カルマが作用していろんな個性を持っているのですから。
でもこのバッグは、とても大事でとても特別なバッグです。
ヨガの指導者は皆さんがすでにどんなにすばらしいかを気付かせるのです。
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