Yoga therapy Prajna(プラジュナ)

山梨県南アルプス市
ヨーガ療法で、心身の健康を!


テーマ:
/ホラーティウス

デー・テー・ファブラ

直訳;その話はお前に関するものである。→自分の話と受け止めよ。
(漱石「三四郎」に「ダーターファブラ」という表記で出ているそうです。
 あら、そうだったかしらなんて、すっかり忘れていたことは今回触れません *_*)

元は「Mutato nomine de te fabula narratuo.」
(名前を替えれば、この話はお前のことを語っているのに。)となるようです。

こちらのほうが「ぐぐっ」と身につまされるような気になります。

人は、自分のことは棚に上げて人のことをさも判ったかの如くに評しがちです。
でもでも、言われている対象者が替わったら、それって自分のことでもある。
…そういうことが多くありますね。

ホラーティウスが言うところによると、詩人が話す「地獄で永久に飢えと渇きに
苦しめられる王の話」をして、それを笑った相手に対して、王のように欲深く際限なく
己の欲望(王の場合はどうやら飲食に耽り過ぎ)を追い求めることは、逆に
多くを持ったが為に今度はそれを失う恐怖と独占欲が膨らみ、更に苦しみを増やす
ことに他ならないのだから、私達は欲望に限度を定めなくてはいけない、
そしてこの王をお前という者に替えたって同じことだよ、と言っているそうです。

今日、ちょうど出稼ぎ先からの帰り道にあるお寺さんの毎月のお言葉掲示板に
「欲望をやめよとは言わない。抑えよ」みたいなことが書いてありました。

人間、ある日突然「今日から一切禁止」となると、返って「やめられない、とまらない」
心理状態になりますよね。
まずは欲望に「節度」を持たせることから、そして「抑える」ようにしむけ、
最終的に「やめられる」ように段階を踏んでいくと、個人差はありましょうが、
まずまず成功と失敗を繰り返しながらも改善、向上していけそうな気がします。

自分の今の状態に応じて、取り組みやすいところから踏み込んでいく。
クリアできたら、もう少し高次の段階へ挑戦する。
まるで人気のゲームにありそうな構造ですが、いきなり高い壁を登ったりせず、
別ルートを通って同じ頂点へ到達したっていいのだと思います。

ヨーガの瞑想で、経典や判りやすいお話の中から何かピックアップして、
それについて自分は(何歳の頃、相手は誰で、どういう状況か、etc.)どうだろうか、と
フィードバックするものがあります。
内観とも似ていますよね。

ことわざにだって「人の振り見て我が振り直せ」とあるのだから。
いつでも「これは自分の身に起きることだってあった、ある、これからあるかもしれない」
と身調べをして、気を引き締めて自覚したいです。

例えば学生時代、同級生がイタズラでもして先生にこんこんとお説教されるのを見て、
大抵はクスクス笑いながら眺めていたり、一緒に怒られながら「あぁ早く終わらないかな」と
右から左へスルーしていたり、完全に違うことをして我関せずだったりしていたと思います。

態度はどうあれ、「これが彼(彼女)ではなく、自分である可能性だってあるのだ」と
思うと、「じゃぁ、ああいうイタズラはするまい」という気にもなりましょうし、
勇気があれば「そんなイタズラはやめなよ」とも言える人になれる。

昨今の政治屋さんは、他の党の人の失敗や噂を列挙して勝ち誇ったように責めますが、
ほとんどの人は後日自分が同じようなことで他の人から責められています。
(…と書きながら、私は政治屋さんを責めているとしたら、では私は責められるような
ことをしていまいか、と振り返ってみて…延々と考え込む)

心の中に「自分も責められるようなことをしてはいまいか」と問い続けていたら、
自然と少なくとも意識した時は、うっかりなことを言ったり行なったりしないように
気をつけます。自制した言動を取るようになるはずです。

「人の不幸は蜜の味」? それ「自分の不幸は蜜の味」だなんて、言えませんよね。

強欲な王と同じように、今の自分の中にある「コントロールしがたい欲」は何かと
考えて、それが地獄に行ったら逆転して渇望に苦しめられるとしたら、と思う。

相当苦しいな…、じゃぁ、今ちょこっとでも節制できないかしら。
その欲望の強さのエネルギーを、他へ転換できないかしら。
思春期の子達の弾けんばかりの持て余すほどのエネルギーを、例えば部活動に
熱心に取り組んで発散(代償か、昇華か、捉え方はいくつもありましょうが)しているように。
うまく転換できたら、そちらの方面でエネルギーを活用できたらいいですよね。

あぁ自分じゃなくて良かった。そんな出来事が起きたら、自分であった可能性だってある
のだということを心して、最近はどうだったか振り返っています。
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