とまて日記/ミラー

Webサイト『とまての実験室』管理人の“とまて”です。日々の呟き&更新・工事中情報(稀)を中心に…。コメント大歓迎、どうぞお気軽に。


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昭和23年8月刊行の『PTA読本』(文部省内PTA研究会、時事通信社共編1948)というのを図書館で借りてきました。古色蒼然ですが何だかえらく味わい深いです。
P25の5行目からちょっと写してみます。数字は全部漢数字ですが、読みにくいのでアラビア数字に直しちゃいます。
PTAの現状に対する反省 今日わが国のPTAの結成数は、右のように(7割乃至8割)相当数にあがっているがその運営の実際を見ると、残念ながら、殆ど在来の父兄会、保護者会、学校後援会等の看板の塗り替えに過ぎないものが多い。今日のPTAの現状より見て、注意すべき点を述べよう。

  1. 民主的団体としての性格を欠いている。(組織、運営)
  2. 役員 相談役、顧問などを設け顔役を並べている所が多い。選出の方法も適当でない。役員殊に会長には婦人の進出が望ましいにもかかわらずわずかに0.5、副会長には26%しかでていない。一般にPTAが、B(ボス)TAの評を受けるほどボス的存在が役員として活躍している。
  3. 会費 会費に甲乙があったり、しかも世帯や児童を単位とした所が大部分である。会費は会員を単位とすべきであろう。しかも金額は高過ぎ、滋賀の小学、中学の零、富山の小学の零の例もあるが、中には島根の如く月300円徴収しているところなどもある。一般に月額20円乃至50円が一番多く、金額は小学、中学、高校の順序である。
  4. 会合 総会は月に一回位持つべきなのに、年に一、二回、しかも学校側の一方的報告に終っている所が多い。
  5. 先生に対する生活補給金 全額の約七割が生活補給金を出している。このことは現在の日本のPTAの性格を良く現している。これは一刻も早く解決されなければ、折角のPTAもその根本においてグラつくことになる。従って、父兄と先生と平等を建前とするPTAが先生から会費をとらず、会員として特定の地位を与えている場合が多い。岩手県176こう中とらぬもの127、山形県254中201(小学校の場合)という割合である。
  6. 割当寄付をしている所が多い。
  7. 会員に強制加入が多い。従って、PTAの趣旨、目的を理解していない人が多い。
  8. 相変わらず学校側が主導性を握っている。

 先般「こども放送討論会」で、ある小学校の女生徒から、「近頃、PTAというものができて、お父さんやお母さんを寄付金で苦しめていますが、なんとかならないものでしょうか。」という質問があった。しかし、笑いごとでなく、これが日本におけるPTAの現実の一面である。こう考えてくると、われわれは、すでにつくられたPTAに対する鋭い批判検討をなすと共に、真のPTAの本質、性格、あり方に対する研究を怠らないことこそ 誤られたPTAを軌道に戻し、その健全なる発達をはかる上において、現在の最大急務であろう。
どやねんっ!文部省が一般市民向けにPTAのあり方を啓蒙してたんだぜぃ!

漢字が、いちいち難しいのですが、幸い仮名はカタカナではなくて平仮名なので、意外に楽しく読めちゃうかもしれません(わはは)。
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