ふぅだっと。 (NFL / セインツ)

NFL / New Orleans Saints(ニューオーリンズ・セインツ)応援ブログ


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今回はディフェンスの状況を確認します。 

 

・ DE

# 94 キャメロン・ジョーダン (27) 契約年数 3年目 / 6年契約 身長 6-4 / 体重 287 < LE > ⇒ このブログでの呼称「キャメロン・ジョーダン」 (下線は新加入、★はケガ懸念あり)

# -- アレックス・オカフォー (26)  1/1  6-4 / 260  < RE >  ★  ⇒ 「オカフォー」

# 44 ハオリ・キカハ (24)  3/4  6-3 / 246  < RE >  ★★  ⇒ 「キカハ」

# 91 トレイ・ヘンドリックソン (22)  R (3巡c)  6-4 / 270  < RE >  ⇒ 「ヘンドリックソン」

# 97 アルカディン・ムハンマド (?)  R (6巡)  6-4 / 250  ⇒ 「ムハンマド」

 

キャメロン・ジョーダンは年々存在感が増し、DE の 総合力としてはリーグでも屈指だと思います。チームのディフェンスがもう何年もリーグ史上最低レベルにあるため、全米的にはその実力があまり認識されていないのが何だか歯がゆいですね。

ジョーダンの反対側は LT と対峙しサックを量産する純粋なパス・ラッシャーが求められます。DV 問題で解雇したジュニア・ギャレットの後継候補としてドラフトしたキカハも、2年目の昨年、3度目の ACL 断裂によりキャリアの危機に直面してしまいました。傷が治り、パフォーマンスを取り戻し、デニス・アレンのシステムに適応して、軽い体重ながら LT を蹴散らしサック数を稼ぐまでたどり着くには、いくつもの高い壁を乗り越えなければなりません。でも、本人もコーチもあきらめていませんし、チームも全力で支援しています。

キカハが難しいため先発クラスの獲得が急務だったわけですが、FA もドラフトも動きは小さめでした。しかし、実は良い感じに補強できたんじゃないかという説もあります。昨年カーディナルス所属だったオカフォーが、シーズン中にトレードされてきたチャンドラー・ジョーンズに先発を奪われるまでの間、パスラッシュ・スペシャリストとしてかなり効率的なプレッシャーを QB に与えていたというデータがあるようです。PFF では、セインツは遂にキャメロン・ジョーダンの反対側を見つけた、みたいな説明がなされています。じゃあ、なぜ先発を奪われたかと言うと、これまたケガが・・。結局はここなんですよね。

ドラフトの 3巡 103位でようやく指名したのがヘンドリックソン。LT とのマッチアップは未知数ですが、QB を仕留める力はありそう。QB がスクランブルしそうなシチュエーション(どんなシチュエーションだよそれ)には、ポケットから逃げ出す QB に追い付けないジョーダンの代わりに起用すると面白そうです。コンバインの 3コーン・ドリルでは 7.03 秒と悪く無いですね。

ジョーダンの反対側として最も期待できるのはオカフォーだと思います。ドラフト指名の優先度合いが低くて結果に不満を持っていましたが、少し楽しみになってきました。

 

・ DT

# 90 ニック・フェアリー (29)  1/4  6-4 / 308  < 3テク >  ⇒ 「フェアリー」

# 98 シェルドン・ランキンス (23)  2/4  6-2 / 305  < 3テク, NT >  ⇒ 「ランキンス」

# 95 テーラー・デービソン (24)  3/4  6-2 / 309  < NT >  ⇒ 「デービソン」

# 93 デビット・オニエマタ (24)  2/4  6-4 / 300  < DL >  ⇒ 「オニエマタ」

 

昨年お試し加入のフェアリーがキャリア・ハイの成績を残し、お互いに気を良くして少し安い金額で長期契約を結ぶことができました。やっと活躍の場を与えてくれたセインツに愛着を持ってくれたようです。近年のセインツ・ディフェンスはプチ・ブレイクした選手がその翌年キャリア・エンドのケガをして二度と戻らなくなる呪いにかかっているので、そこだけが心配。ポケットを突破してボール・キャリアーに迫るインパクトは私が知るセインツ DT にはなかった部分で新鮮に感じます。

層が厚い昨年ドラフト DT の中でもトップ評価されていたランキンスを実際にトップ指名しました。シーズン前のケガで IR スタートとなりましたが、8試合目でデビュー。執拗に QB に迫る等熱心なプレーが多い印象です。インパクトはまだ小さめですが、よくよく考えてみたらケガで準備もそこそこにデビューした最初の 9試合でローテーション起用とプレー機会も多くない中での 4.0サックはすごいんじゃないか。3テクだけでなく、NT もできるという評判なので、3ダウン・プレーヤーとしてフル参加すれば、ケガで準備不足だった後の 2年目だし伸びしろも果てしなくあると思うので、かなり期待できると思います。フェアリーとランキンスの競争はかなり熱いものになりそうです。

デービソンはラン・ストッパーとして安定しています。彼がいるから隣のフェアリーやランキンスが思いっきり前へ出られます。プレシーズンのうちに巨漢のジョン・ジェンキンスから先発を奪い、ランキンスのデビューもあってシーズン終了の契約満了を待たずに追い出してしまいました。ただ、基本 2ダウン・プレーヤーですし、フェアリー&ランキンスの台頭も著しく、残念ながら出番は減りそう。

昨年はフェアリー&ランキンスのダブル補強に加えてランキンス&オニエマタのダブル指名を敢行し、長年の弱点を一気に強みに変えることができました。この成功が今年の OL、RB、FS の FA & ドラフトダブル補強に繋がったのかなと思います。オニエマタ自身は「アメリカン」フットボールは初めてという状態からの素材型にもかかわらず、1年目から DL 全部にローテーション起用され、コーチ陣から実戦を通したスパルタ教育を受けています。学習能力の高さが特に評価されており、成長期待は大きいです。

DT はデプス含めて充実してます。全員に伸びしろがあるので、もっと強くなる予感がします。

 

・ LB

# -- A.J. クライン (25)  1/4  6-1 / 240  < Mike, Will >  ⇒ 「クライン」

# -- マイティ・テオ (26)  1/2  6-1 / 241  < Mike >  ★  ⇒ 「テオ」

# 59 ダンネル・イラービー (31)  2/2  6-1 / 245  < Will >  ⇒ 「イラービー」

# 52 クレイグ・ロバートソン (29)  2/3  6-1 / 234  < Sam, Will, Mike >  ⇒ 「ロバートソン」

# 54 ネイサン・ストゥーパー (29)  2/3  6-2 / 240  < Sam, Will, ST >  ⇒ 「ストゥーパー」

# 50 ステファン・アンソニー (24)  3/4  6-3 / 245  < Sam, ST >  ⇒ 「アンソニー」

# 47 アレックス・アンザローネ (2?)  R (3巡b)  6-3 / 240  < Mike, ST >  ★  ⇒ 「アンザローネ」

 

ディフェンスの司令塔である MLB は大型補強をしませんでした。ドラフト 1巡 32位で、パトリック・ウィリスの再来とも言われるルーベン・フォスター(アラバマ大⇒ 49ers に 1巡指名)を指名したつもりになっていましたが、直前に 49ers へ持って行かれました。契約金額から考えれば、クラインが筆頭候補になります。パンサーズ所属だった昨年、あのルーク・キークリーの代役を務めた選手で、その経験を買い契約に至りました。しかし、パンサーズ・ファンの方から、クラインはウィークサイドが精一杯だぞ、セインツはこの金額で契約していったいどこを守らせたいんだ?という声が上がる等、いきなりその適性に疑問符が付いております。

テオはドラフト前に発覚した架空のガールフレンド問題が影響しリーダーシップを失い、2年目に足を骨折して以来パフォーマンスも悪くなっています。その後もアキレス腱、足首を痛めて欠場や IR 入りをくり返しており、足は満身創痍ですね。これはちょっと難しい。仮に健康であれば、クラインとの競争になると思うのですが、ストロングサイドの先発を予想する意見もあります。ただ、3S 基本パッケージでは、ストロングサイドの出番はかなり少ないです。

イラービーはインジュリー・プローンから脱却し見事なパフォーマンスを披露しました。プレーを読みカバーに回るのが良く、ウィークサイドを任せられます。1番効果的なのがエッジからのブリッツというのが面白いですね。ロバートソンはストロングサイドとジェイムス・ローリナイティス離脱後はミドルで先発しましたが、本来適性があるのはウィークサイドでしょうね。やはりカバー能力があります。タックルも問題なし。長年、パス・カバーができる LB が誰もおらず、ミドルレンジのパスが通り放題だったのですが、この両名の加入によりようやく底辺を脱却しました。まだ、平均レベルにも及びませんが、個人的には十分かなと思っています。イラービーが元気ならウィークサイドに出番が無いし、ロバートソンはミドルの先発争いに加わると思いますが、下手すりゃ先発から落ちますね。なんか、LB のバランスがおかしい。

ストゥーパーも良い選手ですが、スペシャルチームのホールディング反則をくり返したのが悪印象ですね。アンソニーは完全にバストですが、LB コーチ変更の効果でいきなりブレイクしたりしないかな・・しないな。アンザローネは身体能力的にアンソニーそっくりですが大丈夫なのかいな。

新 LB コーチ、マイク・ノーランは、LB は全ポジション完全オープンの競争だと発言しております。額面通り受け取っていいのかはわかりませんが、少なくとも MLB に関してはどんぐり状態なので、否応なしに競争です。フォスターを指名する気満々だったことからも、チームが現状の MLB に満足しているはずがなく、ここは将来的な課題として残りました。

 

・ CB

# 40 デルビン・ブロー (27)  3/3  6-1 / 196  < LCB >  ★  ⇒ 「ブロー」

# 34 マーション・ラティモア (20)  R (1巡a)  6-0 / 192  < RCB >  ⇒ 「ラティモア」

# 25 P.J. ウィリアムス (23)  3/4  6-0 / 196  < NB >  ★  ⇒ 「Pウィリアムス」

# 24 スターリング・ムーア (27)  1/1  5-10 / 202  ⇒ 「ムーア」

# 27 ダミアン・スワン (24)  3/4  6-0 / 189  ★★  ⇒ 「スワン」

 

DE 同様、★(ケガ持ち)だらけなので今オフは補強必須でした。昨年は開幕ロスターに残れなかった選手をシーズン中に集めて CB 陣を急造するという悲惨なユニットでしたから(これ、トラウマレベルよね)、先述のダブル補強はこのポジションでこそすべきだったと思うのですが、ドラフトトップでラティモアを指名しただけで終わりました。念願のマン・ツー・マンでカバーできる先発アウトサイド候補であり、「だけ」と言ってもこの加入は極めて大きなプラスです。身体能力があり、レシーバーと適切な距離を保ちボールを見ながらその距離を詰め、時には抜き、しっかりとボールに対して反応することができます。この点はブローと似ており、セインツが求める CB のタイプがよくわかります。CB はプロへの適応が最も難しく時間がかかる(場合によっては時間をかけても大成しない)と言われるポジションですが、いまチームには他に適任者がいないので早くも開幕先発を任せられる可能性が高いです。

ブローは 1年目の2015年に鉄壁カバーでブレイクしました。レシーバーとの間合いが一定で、直角的な方向転換や水平移動にもバランスを崩すことなく付いて行き、ボールにもしっかり反応します。これまでのセインツでは当然のように取られていた 3rd & 1-3y のタイミング・パスもボールを弾いて止めます。2年目の昨年は腓骨を折り、欠場が多く、出ても動きにキレがありませんでした。下半身のケガは DB にとって致命傷になることが多く、完治してもパフォーマンスを取り戻すことができるか、予断を許しません。ただ、昨シーズン終盤には健康状態は完全回復したという報もあり、あとはプレーを取り戻すだけ。エースコーナーが次々とケガ離脱しキャリアを終えて行く呪いはそろそろ解きたい。

2015年ドラフトのPウィリアムスとスワンは脳震盪で泣かされています。Pウィリアムスは 2年間で 2試合しか出場していません。レシーバーとの競り合いで良いところがあり、ポカもあるけれど見事なカバーも多く、健康であればアウトサイドも務まる素質はあります。スワンはルーキー時に 3度も脳震盪を起こし、その後試合に出て来ません。健康であれば、レシーバーから大きく離されることがないのでキャッチを許してもすぐタックルを決め、距離喪失を最小限にとどめることができます。

ムーアは昨年シーズン中に集めたストリート選手の 1人。開幕ロスターに残れない選手にしてはかなり良いと思いますが、波があるためなかなか難しい。ゾーン・カバー向きで、普通であればニッケルバックがやっとかと思います。ウィリアムス、スワン、ムーアでニッケルバックを争う形になると思うのですが、ケガや何やらで読めませんし、本当であればここも強化したかったと個人的には考えています。

 

・ S

# 32 ケニー・バッカーロ (26)  5/5  6-0 / 215  < SS >  ⇒ 「バッカーロ」

# 48 ボン・ベル (22)  2/4  5-11 / 205  < FS, 3rd S, NB >  ⇒ 「ボン・ベル」

# 25 ラファエル・ブッシュ (30)  1/1  5-11 / 205  < FS, 3rd S, NB >  ⇒ 「2代目ブッシュ」

# 43 マーカス・ウィリアムス (20)  R (2巡)  6-1 / 195  < FS >  ⇒ 「Mウィリアムス」

 

セインツ・ディフェンスのアイデンティティは、①マン・カバー、②シングル・ハイ、③ブリッツ・ハッピー、④ターン・オーバー量産です。互いに相関し合っており、マン・ツー・マンで守れる CB が揃えば、ディープには守備範囲の広い FS を 1名置いておけば十分に守れるし、そうすれば後方は少なくできるのでラン・ストップやブリッツを大量投入しやすくなり、ブリッツで QB にプレッシャーを掛けまくり判断する時間を与えなければ INT も起こるし、ブリッツしなくても DB が余るので自由に動き回ってボールを狙いやすくなる。ラティモアの加入とブローの復帰(予定)でマン・カバーの目途は立ちました。次はシングル・ハイで守れる FS の獲得になります。2代目ブッシュの呼び戻しと Mウィリアムスのドラフト指名により、これも達成できる見込みです。Mウィリアムスは、ドラフト前には層の厚い S の中でもシングル・ハイを任せたい選手としてはマリク・フッカー(オハイオ州立大⇒コルツに 1巡指名)に次ぐ存在という声もありました。プレーへの判断力が高いため反応が速く、後方を広くカバーできるし、レシーバーの前に入り込んできての INT もできます。見込み通りうまくいけば、アイデンティティの②と④の両方を一気に解決する会心の指名だと思います。ジェイルス・バードが解雇されたのは INT 量産の期待を裏切り、価値に見合わなくなったためです。仮に、INT が物足りなくても、若返りとサラリーキャップの圧縮ができるので、これで良いのです。

バッカーロは安定性抜群です。TE とマン・ツー・マンでマッチアップできるし、オープン・フィールドでもミスなくタックルして RB / WR を確実に仕留めます。ウィークサイド LB による TE カバーにある程度の目途が付いたので、マッチアップはそっちに任せてもう少し縦横無尽に動き回るようになれば、ビッグプレーも増えるんじゃないかと思います。

3番目の S になるボン・ベルですが、3S を基本隊形にすることが明言されているため、事実上はストロングサイド LB に代わる先発待遇と言えます。カレッジ時代は SS だったし身体能力も高く、向いていると思います。パス・カバーはレシーバーの手の前に腕を入れてボールを弾いたり、キャッチ後の着地と同時にボールを叩き落として失敗させたり、センスがあります。ラン・プレーではミス・タックルがゼロだそうです。わざわざランに限定している点をふまえると、パスを許した後のタックルにはミスがあるということですね。

ドラフト前に 2代目ブッシュを呼び戻したのはグッジョブです。Mウィリアムスのようなタイプを指名できなかった場合や育成中の埋め合わせとしても最適で、ダブル補強の典型例ですね。ビッグプレーは少ないですが、ミドルレンジまでのプレーで上がるのが速く、プレーを止めることができます。パス・カバーも悪くないです。

いつの間にか S も充実してきましたね。まだ妄想の域を出ませんが、これが実際にうまくいけば、昨年からの飛躍的な進歩になります。

 

・ ディフェンスまとめ

積年の課題が解決されつつあります。

① DL の整備 ⇒ DT 強化、キャメロン・ジョーダンの反対側はオカフォーがファイナルアンサー

② エースコーナーの反対側 ⇒ ラティモア指名により、マン・カバーの復活が可能に

③ 3S のメンバー固定化 ⇒ 2代目ブッシュ獲得& Mウィリアムス指名により、シングル・ハイが可能に

④ ターン・オーバー量産 ⇒ ボール・ホーカーの Mウィリアムス指名、バッカーロが自由に動く

⑤ パス・ディフェンスの底辺からの脱却 ⇒ 上記①~③が実際に機能すれば解決(予定)

マン・カバーとシングル・ハイで、前のめりにランを止め、ブリッツ・ハッピーでプレッシャーを掛け続け、あるいは、空いた S が神出鬼没に動き回れれば、ターン・オーバーの機会が増える。あとは、実際にボールを狙うだけ。

 

その一方で、残された課題もあります。

① ケガの多さ ⇒ オカフォー、ブロー、Pウィリアムスの復調が今シーズンのカギ

② ターン・オーバー量産までの道は長い ⇒ Mウィリアムスの育成、バッカーロがポラマルになる

③ 司令塔 MLB ⇒ まったくもって未解決

このあたりが解決すればスーパーボウルまでたどり着けるでしょう。来年は MLB 補強マストですね。

今年の目標は上記⑤のパス・ディフェンスを少しでも改善することでしょうね。せめて 20位代前半ぐらいまでは行かなきゃ。

 

さらに長くなったので、スペシャルチーム編と全体のまとめは次回エントリーします。

 

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