依田会計IT室長によるOBC奉行活用術

OBC商蔵奉行を中心とした奉行シリーズの最新情報や活用方法を紹介しつつ、中小中堅企業の経営とITの融合を目指してみたり、みなかったり。。。


テーマ:

依田(石井)公認会計士税理士事務所 の古屋です。


新年早々、2日働いてまた3連休と、なかなかペースがつかめない。。。


といいつつも、新年ということで、気持ちも新たに、バリバリ行きます!




さて、12月末に発表されたしまむら(ファッションセンターしまむらなど)の第3四半期の


決算発表を受け、ある証券会社の投資判断で”BUY”(買い)と評価されたとの記事 を見て、


しまむらの在庫回転率を調べてみることにしました。



■ しまむらとは・・・





「しまむら」は、東京証券取引所1部に上場し、衣料専門店として、ユニクロと双璧をなす会社です。


ファッションセンターしまむらは、25-45歳の女性をターゲットとした店舗で、全国に1234店舗


その他、若者向けの感度の高いファッションを扱うアベイル(259店舗)、ベビー向けのバースデイ(125店舗)


などを展開しており、TVCMなどマスメディアを多用するユニクロに比べると、知名度は今ひとつの


感じもありますが、その店舗数からしても、双璧をなすといっても決して過言ではないでしょう。


(店舗数は、第59期第3四半期決算報告書より)



かく言う私は、しまむらに行ったことないなぁと思ったのですが、なるほど、私は男でした・・・あせる


でも、メンズもあるみたいなので、今度行ってみよう。



■ しまむらの在庫回転率



今回の第3四半期決算報告書によれば、累計売上高は341,248百万円、在庫金額は43,006百万円。


これに前期第4四半期売上高を加え、年計売上高で算出しました。


依田会計IT室長によるOBC奉行活用術-在庫回転率-しまむら

※単位:百万円

※年計売上高=59期第3四半期累計売上+(58期連結売上-58期第3四半期累計売上)

※在庫回転率は通常分母を平均在庫としますが、単純化するために四半期末在庫を分母に使用しました。


なるほど、在庫回転率10.5回はすごいですね。


在庫回転日数で考えたら、34.76日ということになりますので、1ヶ月強で店内すべての在庫が


一巡するといえるわけで、一店舗あたりの商品点数が数万点あるといわれ、全量買取を徹底し、


返品はしないという話ですから、それでこれだけの数字が出るというのはすごいことです。



しかし、10.5回!と言われてもいまいち実感がわかないので、やっぱりユニクロも見てみましょう。



■ ユニクロの在庫回転率としまむらとの比較



第50期決算報告書より
依田会計IT室長によるOBC奉行活用術-在庫回転率-ユニクロ
※単位:百万円

※連結売上高と、期末在庫で算出した。



お~!やはり、ユニクロもすごいですね。11.1回としまむらの上を行っています。


年間売上高は、しまむらの1.8倍、在庫はこれに比例するように、1.7倍です。


でもよく考えると、ユニクロはこの時点で店舗数は843と、しまむらの他業態もすべて含めた


店舗数1736に比べると、約半分です。店舗数は半分なのに、在庫は1.7倍あるということは


それだけ在庫が豊富にあることを示してはいますが、在庫管理の観点からすれば、


しまむらの方が優れていると見ることができるのではないでしょうか。



また、在庫が多いということは、もちろん品切れを防ぎ、豊富な商品から客は選ぶことができるため、


買う側にとっては決して悪いことではありませんが、この差は両者の仕入方法の違いもあります。


ユニクロは、自社で開発した商品(ヒートテックとか)をマスマーケティングを使って、大量に売ります。


一方、しまむらは500社ほどの仕入先から商品を仕入れますが、発注した商品は全量買取で


定番品以外、欠品してもリピート注文はしません。次の商品をどんどん投入していきます。


同じ店で買っても、ほかの人とデザインや色がバッティングしないように、同一デザイン同色の


商品は同じ店に2つまでというように決まっているそうですので、その大量なアイテムを


この在庫金額内に抑えているのは、私から見たら驚異的です。おそらくこれは、しまむらの


在庫や仕入を本部一括で管理(コントローラー制)しており、本部のコントローラーが非常に


優秀なのだろうと思います。また、一定期間売れていない商品はより売れそうな地域に移動


させるシステムが出来上がっているため、店舗間での在庫が重複しにくいのも特徴です。


一方、ユニクロは、各店舗側に仕入の裁量が任されているため、比較的各店舗間で


重複在庫が生じていると思われます。そのため、在庫金額も膨らんでいるのでしょう。



■ そうはいっても、われわれとしまむら・ユニクロは同じじゃ・・・



たしかに、ユニクロやしまむらの在庫回転率がすごいのはよくわかりましたが、


しかし、われわれ中小企業は店舗が1つ、あるいは数店といったところだし、


それを管理するためのシステム投資や人をかけられるわけではありませんから、


それと比較することはできませんね。


そこで、中小企業の在庫回転率も見ておきましょう。




中小企業庁の発表している、中小企業実態基本調査(平成22年確報)の


産業分類別で、「織物・衣服・身の回り品小売業」の数値を使用しました。



依田会計IT室長によるOBC奉行活用術-在庫回転率-中小企業
※単位:百万円

※回答数26,659社の合計値のため、しまむらやユニクロより金額が大きくなっている。

 平均すると、売上高114百万/社、在庫金額22百万/社となる。


なるほど、しまむらやユニクロに比べると、約半分しか回転していませんね。


つまり、在庫回転日数も約2ヶ月ということで、在庫効率はだいぶ悪いようです。


これをあげる努力をしなければならないわけですが、そのためには、


① 分子である売上高を増やすか?



② 分母である在庫を減らすか?



の2通りしかありません。


売上を増やす方法はもちろん、皆さんが毎日考えていることでしょうから簡単に増やすと


言ってもじゃあ、どうやるの?ということになりますし、一方在庫を減らすといっても


品揃えはある程度必要ですからそうそう減らすことも難しいでしょう。


とそんなことを言っていても、何も解決しないので、在庫はもちろん無駄な在庫を少しでも


減らすために、きちんと今何かいくつ残っているのかを把握することからはじめるべきですし、


売上を増やすためにも、実はやり方があるのに意外と勘に頼っていることも多いようです。




弊社では中小企業の皆様とともに成長したいという思いで、支援をさせていただいていますが、


まずは、自社の在庫回転率がしまむらやユニクロ、あるいはほかの中小企業と比べて、


どの程度のところにいるのかを確認されてみてはいかがでしょうか。




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


弊社では、商蔵奉行を中心とした販売管理システムと在庫管理のアドバイスを

行なっています。なかなか自社だけではうまく解決できないという経営者の方は

一度ご相談ください。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

  依田(石井)公認会計士税理士事務所 /株式会社 フシ総合研究所


  担当: IT経営支援室 古屋
  メール:shop@fushi.jp

  販売管理システムでお悩みの方
  http://www.yodacpa.co.jp/service/itconsulting.html

  FushiNetShop(奉行サプライのネットショップ)
  フシネットショップ
   http://www.yodacpa.co.jp/shop/

  少量・小ロットの100枚パックあります。 <<< 1箱では多いというお客様に!


  保守契約もお取り扱いしております。!


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
AD
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

依田会計IT室長古屋健さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。