依田会計IT室長によるOBC奉行活用術

OBC商蔵奉行を中心とした奉行シリーズの最新情報や活用方法を紹介しつつ、中小中堅企業の経営とITの融合を目指してみたり、みなかったり。。。


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前回、正しい在庫管理には正しい発注が欠かせないというお話をしました。

それでは正しい発注とは、どういう方法なのでしょうか。

■ 発注の4類型

まずは、発注方法を4パターンに分け、どの方法が最も適しているのか、考えてみます。

発注量が定量か否か、発注の時期が定期か否かによって、分類します。

依田会計IT室長によるOBC奉行活用術


①定期定量発注法

定期的に、一定量を発注する方法で、たとえば、毎週月曜日に1ケースづつ発注するようなものをいう。

需要が一定なら、定期定量でもよいが、現実的にはこの方法で発注していては在庫が増えすぎたり、

減りすぎたりするので、良い発注方法とはいえない。

②不定期定量発注法

在庫が減ってきたら、任意のタイミングで、一定量を発注する方法。

残りが1ケースになったら、1ケース発注するというようなツーボックス法や、

有名なカンバン方式などもこれに該当する。発注する量は決まっているが、

発注するタイミングは一定ではないのが、この方法の特徴。

看板やボックスなど、見た目で判断できるこの方法は、在庫管理に手間をかけられない

金額の小さいものや、出荷頻度の低いものなど、比較的重要性の低い商品に

用いられることが多い。

③定期不定量発注法

定期的に、必要な量だけ発注する方法。

例えば、毎週月曜日など決めた日に、在庫が大きく減っていれば多く発注し、

あまり減っていなければ、発注量を減らすことになる。

おそらく、実際にはこの定期不定量発注法が最も採用されているものと思われる。

④不定期不定量発注法

必要な時に、必要なだけ発注する方法。

どのタイミングでどれだけ発注するかをきちんと管理していれば、最も理想的だが、

きちんと管理できていない場合には場当たり的になり、危険な方法でもある。

■ 商蔵奉行における自動発注機能

不定期不定量発注こそが最適な方法と書かれた書籍が多い。

一方で、販売管理システムで多いのはボーダーライン方式と呼ばれるもので、

不定期発注法の一つです。商蔵奉行でもこれには対応しています。

ボーダーライン方式とは、ボーダーラインとなる基準在庫を下回ったら、

最高点に達するまでの発注を行うというものです。

ボーダーラインを下回るときに発注することから不定期だが、

数量については決められた数量を発注するケースもあれば、そうでないケースもある。

商蔵では、最低点と最高点、発注単位数を決めることで、最低点を下回った商品について

最高点を超えるまで、発注単位数の整数倍の発注を行うというもので、発注検討表も作成できる。


(図)商蔵奉行21 商品登録における自動発注関連項目
依田会計IT室長によるOBC奉行活用術

(図)商蔵奉行21 自動発注機能
依田会計IT室長によるOBC奉行活用術
21シリーズでは発注検討表の印刷か、自動発注実行しかできなかった。

(図)商蔵奉行21 商品登録における自動発注関連項目
依田会計IT室長によるOBC奉行活用術
21シリーズと比べ、iシリーズで変わったのは最高点と発注点の場所が逆になったくらい。

(図)商蔵奉行iシリーズ 自動発注機能
依田会計IT室長によるOBC奉行活用術
iシリーズになり、発注対象一覧を画面表示し、そこから、実行するものを選べるようになり、
発注業務をより強化していることが分かる。
ただし、発注するかしないかの選択だけで、数量の変更はこの画面からは不可。



うまく活用すればそれなりに発注を最適に近い形で保つことはできると思われます。

しかし、販売の頻度や数量は常に変動しますので、それを「日数」で管理しましょう、

というのが先日の「在庫は『日数』で考えよう」の意図するところなのですが、

商蔵奉行でも日数での管理という機能はありませんし、iシリーズになってからも

その点は変わっていません。

ボーダーライン方式にしても、不定期不定量発注法にしても、

最適な発注数を日数で算出して、割り出し、発注まで半自動化しているというような

システムは、中小企業向けの価格にはできないと思われます。

しかし、こういう考え方を意識しつつ、可能な範囲でシステムを活用することで

より無駄のない発注を行うことができるのではないかと考えています。

皆さんも、今までこの方法で何十年もやってきたからそれでいいんだと食わず嫌いせず、

自社にとって最適な発注方法とはどういうものかを、今一度考えてみてはいかがでしょうか。


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