白蟻の巣 初日

テーマ:
3月2日(木)19:00〜
白蟻の巣@新国立劇場小ホール
初日  

安蘭けい:刈屋妙子
平田満:刈屋義郎
村川絵梨:百島啓子
石田佳央:百島健次
熊坂理恵子:女中きぬ
半海一晃:大杉安之助

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ものがたり。HPより

ブラジル、リンスにある珈琲農園。経営者である刈屋義郎と妙子夫妻、その運転手の百島健次と啓子夫妻。4人は奇妙な三角関係にあった。啓子の結婚以前に、妙子と健次が心中未遂事件を起こしていたからである。

それを承知で健次と結婚した啓子ではあったが、徐々に嫉妬にかられるようになり、夫と妙子が決定的に引き離される方法はないかと思案する。一方、心中事件を起こした妻と使用人をそのまま邸に置き続ける義郎の「寛大さ」に縛られ、身動きの取れない妙子。

義郎の寛大さがすべての邪魔をしていると思った啓子は、邸から遠く離れた地へ義郎を送り出す。

義郎の留守の間に健次と妙子が再び関係を結び、それが露呈することで自分たち夫婦が邸から追い出されることを目論んだのだ。

白蟻の巣のように、それぞれの思いが絡み合い、いつしか4人の関係が変化していく......。




三島由紀夫の戯曲。
(実はミシマ苦手wつながる花2サッつながる花2)

白蟻の巣。
蟻は渦高く築かれた巣を一度離れると2度と帰ってはこない。
その巣は廃墟となるだけだ。

実に拗らせている登場人物達。
いつものミシマさんだ!w

同じ家の中に心中未遂をした妻(瞳子さん)と運転手(石田さん)。
それを寛大な心で許し変わらぬ生活を送る夫(平田さん)。
事件の後に運転手と結婚しお屋敷に同居する啓子(村川絵梨ちゃん)

ある日突然、啓子の疑念と不安は爆発する。
なぜ平気でいられるのか。
なぜ妻が犯した過ちに寛大でいられるのか。
この屋敷を出て行きたいがそれすらできない。
この寛大な心の主人の元では。

主人公である妙子は朝食の食卓に朝の散歩から帰ってくる所から始まる。
その登場はまさしく幽霊のような足取り。
(タカラジェンヌにとっては汚く歩くってことは大変なことよw)

外と屋敷を隔てる物はカーテン。
このカーテンの揺らめきがブラジルっぽさというか風がそよぐさまが良かった。

あとはライティングも良かったな〜。
蝋燭も!

啓子は刈屋を旅に出させて妙子と百島がまた過ちを犯すように罠をしかけようと画策する。
(ほんと啓子めんどくさいw)

妙子さんは…。
そんな罠なら引っかかってあげましょうとびだすうさぎ1

髪を下ろし、ドレスを着た妙子さんは妙に色っぽい。
自分の巣に取込もうとする妙子は艶々していた。
(なんとなく私のイメージはOZのパメラw)

部屋の外に啓子がいるのを分かっていてサラリと出て行く妙子に対してオロオロする百島。

2人の女(妙子と啓子)に動かされてる男(刈屋と百島)って対比がハッキリしていて面白い。

刈屋さんはミシマさんにありがちな『滅びゆく華族』
古い血と新しい血。
ある日を境に白かった物がその日を境に黒になってしまった世界。
寛大とは許す事ではなく無関心って事だよね。

妙子と百島が屋敷を出た事を知ると啓子は自分がこの巣の女主人のようにふるまう。

巣を出た蟻は戻らないはずだから。


シリアスな芝居内容でありながら、笑えるシーンもあり。
大杉さんと妙子さんのシーンはかなり笑いがおこった。
大杉さん、面白いし、この家にいて普通の人で。
色々とお喋りですけれどもねw

ほんと、めんどうくさい人々ですけれども…。
男は太陽を求める物なのね!

始まったばかりなのでこのくらいで。

っていうか妙子ってまだ30歳だってしってる?!
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