9月1日(日)11:00~
愛と革命の詩/アンドレア・シェニエ
Mr.Swing@宝塚大劇場


ネタばればれ



アンドレア・シェニエ:蘭寿とむ
マッダレーナ・ド・コワニー:蘭乃はな
カルロ・フェラール:明日海りお

ベルシ:桜一花
ジョセフ・シェニエ:華形ひかる
ジュール・ラモン:春風弥里
パンジュ公爵:望海風斗
アベル・ド・フォンダ:瀬戸かずや
シャルル=ルイ・トリュデーヌ・ド・モンティニー:芹香斗亜
Angel White:冴月瑠那
Angel Black:柚香光


さて、大劇場で花組の愛と革命の詩、を観てまいりました。
脚ふぉん演出、植田景子。
幕開きのアナウンスで蘭寿さんが脚ふぉん、って言った。笑

予習なし。笑
どうせ、男尊女卑とか身分差別とか人種差別とかそんなん出て来て人が死ぬんだろうな、って感じだったのですが。笑
まー近いもんがありました。笑

幕開きはフランス革命から25年後。
共にアンドレア・シェニエと戦った同士フランソワ・ド・パンジュ公爵が彼の詩と、その人生を語り始める。

舞台いっぱいにひろがる両翼のセット。
その対の羽のように踊る白い天使と黒い天使。

なんていうか、精神的な始まり?
この白黒コンビがかなり舞台の表情をつけていきます。

白天使:るなちゃん

黒天使:れいちゃん

あの登場、ちょっとビビりました。笑

れいちゃん??こんな登場スゴ!!って。(ルパラの衝撃よりはましでしたけど)
思うに、この白黒さんにあまりにも標準をあててしまったが為にアンドレアさんのお友達とかの書き込みが浅くなってしまった感あり。

蘭寿さんのアンドレア・シェニエ。
崇高な魂をもった詩人であります。
本当の愛もしらない貴族に愛の詩なんか読みませ~~ん。
みたいな。

アンドレアとマッダレーナ、運命に出会いの日にバスティーユが陥落。
フランス、ばん・・・・ざ・・・・い・・・・!

何不自由ない生活を送っているが虚しい毎日を送っていたコワニー家の令嬢マッダレーナ・ド・コワニーの蘭ちゃんは親を民衆に殺され親切な元使用人ベルシ(一花)の家に身を寄せる事に。

アンドレアはパンジュ侯爵の庇護の元、ジャコバン党を糾弾する雑誌を友人達と発行していて、マッダレーナはそこに書かれていたアンドレアの詩を目にする。
そして彼へせっせとお手紙を。

そして運命の再会。
あっという間にフォーリンラブ。

しかし、かつてコワニー家の使用人だったカルロ(みりお様)
仄かに思いを寄せていたマッダレーナちゃんが実はにっくきアンドレアさんと恋仲であると知るや、アンドレアさん退治に乗り出します。

そしてジャコバン党の冷徹でキレキレなジュール・ラモンさん。
みー様くろいっ!!
真っ黒でカッコイイーーーーーー!!!
その本を蹴り飛ばすのもカッコイイーー!!
芝居を締めてますね~。

あまり仲の良くないアンドレアさんの弟、ジョセフ・シェニエ。
革命後はジャコバン党を讃え、貴族社会を否定する芝居をコメディフランセーズで上演し人気作家となっておりました。
しかし、この弟がジャコバン党が検挙に来ることを兄に伝えパトロンであるパンジュ侯爵やマッダレーナなどは逃げ延びます。

愛するマッダレーナを手に入れようとするカルロは彼女に拒否され、彼女とアンドレアの愛の深さを知るのであった~~~。

しかし捕らえられたアンドレアは有罪になりギロチン台へ登ることが決まります。
牢獄では無実の罪で捕らえられた元国王の召使いの女性と一緒に。
この人、めちゃくちゃ歌上手かったんだけど!(えみちゃん)
ていうかニ都の裏ヒロイン、お針子その物なんですけど。笑

最後の面会に来る弟のジョセフ。
そしてカルロ。
カルロはある女性を伴い牢獄へ。

ここで!ここでパーシーの出番でしょ!!!
と思わずにはいられない。笑

そんな崇高な魂を持った詩人とその恋人の物語。

ぶっちゃけ、物足りない~~~~~。
ニ都物語とかスカピンってホント良くできた本なんだなって思った。笑
特にアンドレアさんのお友達、ききちゃんとかあきらとか。
こんだけ??みたいな扱いよね。
他の人たちの最後が全く書かれていないし。
みーちゃんだってあんなに濃くていい役なのになんか尻切れ蜻蛉のような。。。

あ。みなさん。
タソのもみあげに釘付けになっていると、みー様の登場を見失います。笑
気をつけましょう。


ショーはMr.Swing
これはいい!!!
超テンション上がるわー!!!

やっぱり宝塚にはショーが必要だー!!
1本ものばっかりやりやがってーー!!!

 
この主題歌聞いてると途中からレ・コラージュになるんだけど。笑

もう幕開きの上がりが凄いわ。笑
男役1列で並んでる所でなんで蘭寿さんとみりおの間がれいちゃんなのかとビックリしたけど!

で、Mr.Swingって言うぐらいだから蘭寿さんが腰をくねくねスウィングなショーなのかと思いきや。
スウィングってそっちなの?!
そっちのスウィングなのーーーー!!!
みたいな。笑
打つかと思いきやスクイズとか。笑
俺は今絶好調ーーー!!

で、黄色に黒なユニフォーム。
オレンジに黒なユニフォーム。
黄色の勝ちですが。
これは関西な故にタイガーズなのか?!的な。
当然のごとく黄色が勝つのが考えられません。
東宝に来たらオレンジの勝ちにしましょう。

そしてリズム。
これ好きだわ。
いいわ~~。

で、みーちゃんですよ。
こんな素晴らしい餞をもらって。
蘭寿さんの歌できらりとのデュエダン(本舞台上は3人のみ )
リフトでは大きな拍手が起こるし。

らいらいとよっちに背中をポンとおされて銀橋に入りお別れの歌。
なんかもうさ、号泣だよ!!!
稲葉っち、ありがとう。
かつてオギーの劣化版と言ったのを伏して謝ります。

黒燕尾もかっこいいしさ。(れいちゃんの位置に驚愕ポーン
で、銀橋中央で終わった後に徐にタイをシュルシュルっと外しながら銀橋を出て上手袖へそのタイをポイっと。
開襟ですわよ、開襟。
そのまま蘭ちゃんとのデュエダン。
うはーうはーうはー。
は、恥ずかしい萌~ッッ

役替わりのダンスはききちゃんでした。
あきらをまだ観てないからよくわかりませんが、ああいう惑わす感じのマスカレードなのねん。
ここのだいもんの歌良いね。

このデュエダンも変わってて面白かった~。
あんな上下に別れて終わるもの新鮮。

そして思ったのは。
みりおはまさおと離して正解だったのではないかと言うこと。
特にショーなんかでは、これが花組に来たって事か!ってぐらい変わってた。
組替えって色々と変わるチャンスでもあるんだなぁ。
正直な話、月にいる時はマシュマロのようなほわ~んとした印象だったのですよ。
アンドレやってもショーヴランやっても。

今後のさらなる成長を望みます。

そんな初見。
あ、長たらしくなっちゃった・・・嫌
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