LIP CREAM / Kill Ugly Pop

ここんとこ家ではレゲエばかり聴いていてあまりハードコアやパンクは聴いてないんだけど、そんな中でハードコアの中では最近よく聴いている一枚。85年の1stアルバム。後期LIPの壮絶の極みに達した孤高のハードコアサウンドも好きなんだけど、この頃はパンクロック色も強いハードコアパンクな曲調で世の中に中指付き立てたアティテュードとやさぐれたボーカルが今の自分の心情にしっくりくるような。ほぼ音塊と化した後期と比べるとなんというかちょっと伸び伸びしていて(?)聴きやすい感じ。ハードコアパンクの名盤ですなー。初心忘れるべからず。

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Safe Travel

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V.A / Safe Travel

ここ見てる人でレゲエに興味ある人ってたぶん3~4人くらいしかいないような気もするんですが、それでも毎度毎度書きます。この前買ったレコード。と言ってもレゲエじゃなくてロックステディなんですが。詳しくない人のために付け加えるとレゲエはもの凄く簡単に言うと、スカ → ロックステディ → レゲエ、というふうに段々リズムが遅くなって出来たもの。これはそんなロックステディの66年-68年の激レア音源集。ON-Uのエイドリアン・シャーウッド率いるPRESSURE SOUNDSからリリース。内容は、さすがシャーウッド先生。わかってらっしゃる。ロックステディというと自分的にはHEPTONESとかCARLTON&THE SHOESとかのイメージなんですが、もちろんそれらも好きだけど、なんというか深みが別格。ゆったりとしてクールな曲が多く、まさにロックステディからアーリーレゲエへ差し掛かる時期の珠玉のトラック満載。まさにレアトラックって感じがするなー。

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LACKSLEY CASTELL

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LACKSLEY CASTELL / Morning Glory


この前買ったレコード。ルーツシンガーLACKSLEY CASTELLの82年リリースの1stアルバム。けっこうレアなアルバムだったらしいけど最近アナログでリイシュー。去年は2ndアルバムであるPrincess Lady も再発されています。LACKSLEY CASTELLは10代の若さで亡くなってしまい結局アルバムを2枚残すのみとなった不遇のシンガー。少年っぽさの色濃いCASTELLのボーカルが切なく繊細に響いて、若くしてこの世を去ったことを思うとその感情も一押し。凄く綺麗なアルバムです。バックはスライ・ダンバーやロビー・シェイクスピアー、ジュニア・マーヴィンなどなどで、こちらも歌声を一層引き立てるかのような落ち着いた演奏。

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ICONS OF FILTH

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ICONS OF FILTH / Onward Christian Soldiers

UKのハードコアバンド、84年リリースの1stアルバム。緻密に描かれた印象的なアートワークや刻みこんだような字体は後のクラストコア勢への影響も大きかったと思うけど、音のほうはソリッドでシンプルなハードコア。ミドルテンポのパンクロックしている曲も多く、CRASSやCONFLICTなどのアナーコパンクの影響が強く感じられる。実際にメンバーはCRASS、CONFLICTなどと仲が良かったらしい。楽曲やアートワークなどトータルな作品として非常にレベルが高い。なお、僕の買ったものは2002年にイタリアのレーベル から再発されたものなんですが、このレーベルは色々リリースしていて、以前にblogに書いた THE RASS-ESも同じレーベルから出ていたりします。

SEE YOU IN HELL

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SEE YOU IN HELL / UMET SE PROAT

来日もするし420円だしってことでとりあえず買ってみたチェコ共和国のSEE YOU IN HELLのアルバム。なんとなく、またThrashっぽいやつなのかな~って感じで正直全然期待してなかったんですが、これがThrashというよりはスカンジっぽいクラスティーなサウンドで予想を裏切るかっこよさ!ダーティーなギターで突き進みつつ意外と凝った曲に母国語のボーカルもテンション高くていい感じ。コーラスを多様するのは日本のハードコアの影響なのかな。そんなわけでこれは来日が楽しみです。たぶん僕と同じような感じで全然期待してなくて買ってない人が多そうなので、blogに載せて普及活動(笑)。せっかくチェコから来るのにお客さん少ないのはかわいそうだし(とか言いつつ行けるかわかりませんが)。

THE RASS-ES

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THE RASS-ES / Experience

PRINCE LICOLN THOMPSON率いるTHE RASS-ES(THE ROYAL RASSES)の79年の2ndアルバム。とにかくこれほど脳をクラクラさせるレゲエもあまりない。鳴り響くSAXやトロンボーンと土着的なリズム、それに細かく弾きまくるギターが渾然一体となって音が溶け出してくるように頭に流れ込んでそれだけで大変な事になっているのに、極めつけはLICOLN THOMPSONの素晴しい歌声とそれに絡むファルセットコーラス。音もクリアで細部まで聴き取れるがUKレゲエの冷たい感じとはまたちょっと違う。レゲエディスクガイドによると79年のベストレゲエアルバムとなったそうですがそれも納得の奇跡の1枚。

TROJAN CALYPSO BOX SET

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V.A / Trojan Calypso Box Set

お馴染みTROJANの3枚組みBOX SETカリプソ編です。カリプソっていうのは元々カリブの伝統音楽のようなもので、楽器編成はジャズに近い。これがアメリカのR&Bやジャズと交じり合ってスカが生まれたとかどうやらそういう話らしいです。ということはレゲエの元々のルーツでもあるわけで。以前からちょっとカリプソも聴いてみたいと思っていたので、このCDは初心者にはちょうど良かったんではと。で、3枚組みのうち2枚は60年代-70年代録音の音源で、ミュージシャンもMAYTALSなんかが入っていたりして、スカ/ロックステディっぽい感じも若干あります。1枚は50年代の音源で、こっちはさらにトラディショナルなカリプソに近いのかなと。南国の音楽だけあって暖かくて陽気な感じ、しかし決してうるさくはなく聴いているうちに心が緩くなってくる。南国でこれ聴きながら海でも眺めていたら最高だろうな・・・。しかし一方でカリプソの歌詞には政治的なものや社会情勢に関するものも少なくかったとのこと。レベルミュージックの原点。

Drums Of death

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V.A / Drums Of Death

西アフリカ、ガーナのお葬式で饗宴されるというパーカッションの演奏を現地にてフィールドレコーディングしたというCD。帯びによると、お葬式で人々を歌い踊らせトランス状態に導くという。一矢乱れぬトライバルなパーカッションが一斉に打ち鳴らされる様は圧巻。微妙な変化を見せつつもミニマルな感覚で脳に作用し、なるほど徐々に精神を高揚させていく。日本や西洋の沈鬱な雰囲気とは違い、葬式も祭りのひとつだということがわかる。お葬式というダウナーな場面で精神を高揚させてトランス状態になる時の気分はどんなものだろうか。最近民族音楽にも色々興味があるので、少しづつ聴き広げて行きたい。

MSC

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MSC / 新宿Street Life

MSCの2ndアルバム。まずは全体的にキャッチーなhookが耳に残って、反社会的なアングラさを漂わすリリックもMSらしい世界観がよくでていると思う。でもPARENTAL ADVISORY EXPLICIT LYRICSの表記や帯の文句はちょっと子供だましっぽいかなぁ。今回のアルバムは個人的にはバックトラックが好きで、それぞれ個性的なんだけど曲の世界観を損なわずにフィットしている。肝心のラップのほうなんですが、これまでの曲と比べると割りと普通というか。前半部分はけっこう楽しく聴けたんだけど、hookがキャッチーなぶん、もう少し頑張ってほしかった。今までの作品で聴けたスリリングなフロウが薄れている感はしてしまいます。17曲も入っているので、通して聴くとちょっとアレかもしれんですな。個人的に好きな曲はMSらしさが色濃く出た「音信不通」と、白昼夢を見るように少年時代を回想する02のソロ「六丁目団地」。

AUGUSTUS PABLO

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AUGUSTUS PABLO / King Tubby Meets Rockers Up Town

何度でも聴きます。パブロがプロデュース、キング・タビーがMIXの76年にリリース、歴史的なダブの名盤。静かに、ゆっくりとしたリズムの上を粒子のひとつひとつまでDUB MIXされたかのような様々な楽器の音が飛び交う。特にパブロの奏でるメロディカの独特のメロディーが際立つ。細部まで創りこんだ結果こんなとんでもない出来になったのか、はたまた適当にいじっていたらこうなっちゃったのかKing TubbyもAugustus Pabloも亡き今となっては知る由もないが、間違いなくDUBアルバム10指の中に入るであろう傑作。ほとんどインストでシンプルながら、限りなく奥が深いDUBの世界。