横国ヨット部ブログ

一応横浜国立大学体育会ヨット部のブログです。
が、しかしヨットのことはほとんど書きません。
一部員のささやかな独り言とでも思ってくだされば幸いです。


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おつかれさまです。

八景島の合宿所にて、五体、一箇所も残さず、しかも睡眠中という最も無防備なときに、したたかに蚊に刺され、哀しきかな、夏の訪れを感じた、470級2年のコスゲです。

金曜日は七夕でありました。彦星と織姫は年に1回の逢瀬を堪能し、我々はゴキブリと蚊との逢瀬を重ね始めたわけであります。今年のゴキブリとの初顔合わせは八景島マリーナの合宿所への道中でありました。今年も元気にテカテカ黒光りしているヤツに、夏がすぐそばまで来ていることを感じずにはいられませんでした。

我々、八景島マリーナの合宿所の住人、もとい、横浜のアルカトラズの囚人どもとは違い、娑婆の人々は、海開き、花火大会、夏祭り、ビアガーデンのオープン、蚊取り線香への着火、パイナップルの値下がり、「冷やし中華始めました」などなど、数々のいと楽しげなるイベントを目の当たりにし、夏の訪れを感じるわけであります。「夏が嫌い」という人でも、どこかしら、何かしらで、夏を楽しみにしている部分はあるものと感じます。しかし、我々、ジメジメ陰キャラヨット部員どもは、合宿所の夜の暑さにうなされたり、蚊に刺されたり、黒光りするヤツに遭遇したり、あるいは、半袖半ズボンでヨットに乗れるようになることでしか、夏を感じることは許されていないのです。もはや、これはヨット部の呪いです。我々にとっては、気温に関係なく年がら年中海開き状態であります。我々の知る「海」は、年中無休オープンで、開きすぎてしまっていて、もはやパカパカであります。花火大会など練習と日程がかぶらないことがありませんし、八景島シーパラダイスの花火大会では、我々の合宿所の目と鼻の先が打ち上げ場所となっているため、シーパラダイスで花火があるたびに、遠くからそのロマンチックな火花を見ているカップルを尻目に、我々は、鼓膜をつんざくような爆音と、目をくらませるような閃光を浴びなければならないのです。浴衣で、ラムネなんかを飲みながら、かわいい彼女と見るそれとは、月とスッポン以上の差がある花火大会なわけであります。仮に、練習と爆音閃光ではない普通の花火大会の日程がかぶっていなかったとしても、自分にはかわいい彼女がいませんが。

ヨット部に入ってしまったが最後、我々には普通の「夏」はこないのであります。われわれにとって「夏」は、炎天下で週5日の練習をひたすらこなしていく、生き地獄に他ならないわけであります。

 

ここまで、ボロクソにヨットのことを書いたわけですが、なぜ自分がヨットを続けているのか、その答えを今週見出してしまったのです。先人たちが、ヨットを4年続けているわけが少しわかった気もします。

 

今週の日曜日の午前中、自分は同期の、群馬からの刺客、前髪が常にやる気を出している高橋とヨットに乗っていたのですが、ヨット大好き大得意、北九州福岡からの刺客、最近研究室にカンヅメになりかけている、米俵を乗せてもヨットを走らせられることでおなじみ、4年の岩崎が

「よーいどんで、スタートしてマーク(ブイのようなもの。海にプカプカしている。目印)までレースっぽいことします」

とおっしゃったわけです。自分と高橋は、高校までバレボールとテニスをしていたようなヨット歴1年ほどのズブの素人なわけでありますが、その時練習していた他2艇は、米俵岩崎と、うどん以外は名産も自慢も何もない、讃岐からの刺客、ヨット大好き高身長イケメンこと、1年の高橋が乗っていました。米俵岩崎は、高校からヨットを始めて、今年で7年目、1年のうどん高橋は同じく高校から始めて今年で4年目であります。我々、コスゲと前髪高橋では、経験年数の合計でも、うどん高橋の経験年数の半分なわけであります。バレーボールでもテニスでも、うどん打ちでも経験年数が多い方がうまくできるわけです。これは世の理でしょう。至極まっとうなことと思います。が、しかし、ヨットに感じてはこれは理とはならないのであります。我々、コスゲと前髪高橋、米俵とうどんに勝ってしまったのです。サッカー天皇杯第2戦で、J1所属のベガルタ仙台に見事ジャイアントキリングを決めた、筑波大学の気持ちが若干ではありますが、理解できた気がします。練習ではありましたが、経験者を打ち負かしたわけであります。なんと気持ちのいいことだったでしょう。有頂天になりました。明らかにビギナーズラックであることは間違いないのですが。

しかし、練習という状況で、それも味方に勝って、信じられないほどに、とてつもなく嬉しいし、楽しいわけです。これがレースになって、他大学の経験者に勝ったらどうでしょう。多分嬉しすぎて号泣し、膝から崩れ落ちることでしょう。自分はその楽しさと嬉しさを求めて、黒光りするヤツと蚊と共生し、夏の生き地獄を越えていかなければいけないのだ、と感じました。この楽しさを感じる前に部を去っていった同期、先輩、やめていくであろう後輩は勿体なさすぎるのではないだろうか、とも感じました。ヨットは、他のスポーツと比べて、下克上やジャイアントキリングできる可能性が圧倒的に高いとは聞いていたものの、それを言っているのが皆経験者だったので「おまえらは、やってきたから、うまいからそういうことが言えるんだ、バーカ」とやさぐれていましたが、彼らが言っていることはまんざら、嘘でもないのだな、と思いました。ジャイアントキリングを達成するためには、もちろん、圧倒的な練習量をこなし、夏の生き地獄から、娑婆へ生還しなければなりませんが。

 

以上をもちまして、今週はヨットについて書いたことにします。

 

来週は夏の生き地獄前最後の八景島練習となります。来週を乗り切り、テストを乗り切れば、ささやかながらも、我々には夏休みが待っているわけであります。生き地獄を目の前にして、純粋に休みを楽しめるかは、甚だ疑問ではありますが。

ダラダラ書いております。来週も、何卒。

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