密約を調査した有識者委員会のメンバーが9日、外務省で記者会見した。北岡伸一座長(東大教授)は「一番の意義は重要な文書が表に出ること。外交は国民の支持と合意を得てやるものだ」と強調。文書の組織的な破棄が疑われることについては「省を挙げた隠ぺいとは思えないが、結果的にはよくわからない」と述べた。

 また、72年の沖縄返還に絡み米国が支払うべき原状回復補償費を日本側が肩代わりした密約文書について「日本側に初めから存在しない可能性がある」と指摘した。文書は吉野文六元外務省アメリカ局長とスナイダー駐日米公使のイニシャルが署名され、米国で既に発表されているが、今回の調査で見つからなかった。聞き取り調査に応じた吉野氏は「(文書の)コピーを作成したとしても手元には置かなかった」と述べたという。【野口武則】

【関連ニュース】
日米密約:長期の不明「遺憾」 公開ルール検討へ…外相
日米密約:再持ち込み容認「会談録案」 69年外務省作成
日米密約:無利子預金問題は10日以降発表…財務相
日米密約:外務省委が報告書 核持ち込みは「暗黙の合意」
元駐日米大使補佐官:「岩国で核保管」66年に3カ月以上

米で原爆体験伝える活動、ボランティア募集(読売新聞)
<普天間移設>シュワブ陸上案に社民改めて反発(毎日新聞)
<春の陽気>各地で気温20度超える 南から暖かい風が入り(毎日新聞)
天皇、皇后両陛下 ルーマニア大統領と会見(毎日新聞)
公然わいせつ容疑逮捕→入院釈放→飛び降り死亡(読売新聞)
AD