2006年01月12日

容疑者Xの献身 東野 圭吾

テーマ:今のイチオシ本
東野 圭吾
容疑者Xの献身

「このミステリーが面白い!」の一位に選ばれてしまいましたね。
しまいましたねってことはないんだけども。
あたしが読まないうちに…となんだか悔しくなって、買って、読み始めたら止まらなかった。

こりゃーなるわ、一位。

とりかくもの凄ーく面白かった。
エンターテイメントとして完璧です。
あたし、こんなに泣いたミステリーって初めてよ。驚愕。

謎自体もさることながら、文章もキャラクターも面白い。
献身の理由が弱いっていう意見の人もいるみたいだれども、
あたしは「こういうキャラの人がこういうタイミングでこういう事にあったら」
そうなって当然だなって思ったし、そこでも泣いちゃった。

今までの短編シリーズがドラマなら、今回の初の長編、これ、映画だわ。

シリーズ読んでない人もぜひ読んで!!!!!!!是非(漢字で尚押しますよ)!!!

あんまり言うと、読んで「そうでもない」と思うかもしれないからもう言わない。
でも読んで。
本が読みたい、という人なら。

1600円、はっきり言って、安い。
だって映画より安いよ!!
分厚いけど、サックリサクサク読めちゃうよ。
AD
いいね!した人  |  コメント(1)  |  リブログ(0)
2005年09月01日

煙か土か食い物 舞城 王太郎

テーマ:今のイチオシ本
舞城 王太郎
煙か土か食い物

舞城王太郎初体験にして、やられちまったわあたし。

とにかく、ものすごい引力。

読み始めはバカみたいで軽薄で華があって、キャラクターがいつの間にか魅力的で、
盛り上がりは最高に怖くって、心臓がドクンッてなって不整脈が起きるほど怖くって、
で、ああ、なるほどっねって謎以外、設定でもいろいろ納得できたり、
そいでもってじんときちゃったりして、
とにかく盛りだくさん。

文章を味わう、とか、文体がどう、とか表現がどう、とか感じる暇もないぐらい、
下手とか上手いとかどうだってよくなるくらい、
ジェットコースターに乗るのに体感以外の何も求めないのと同じように、
読書に関して何もかもどうでもよくなる。
エンターテイメントね。

あたし昨日、モンスターズ・インク のDVDで、
ピクサーの会社見ながらまた悶絶していたんだけど、(入社してぇぇぇぇ!!)
あのすばらちい作品は、
大勢の人で作ったことによって素晴らしくなったという典型のようだなって思っていたんだけど、
この「煙か土か食い物 」は、
一人の人間の頭から噴出されたものとしての驚異的感動がある。
だから読書は面白いんだって言いきれるものがある。
作品と対峙する一人っきりの面白さ。
一対一の面白さ。
モンスターズインクのようなクリエイティブさはない。
全然荒い。
勢いだけ、みたいなとこもある。
展開早すぎるよ、というところもある。
でも読むのを止められないで、あたし、電車から降りた後のホームで立ちながら読んだ。
モンスターズインクだったら、一時停止、できてしまうと思う。
そういう違い。

たぶん、「文☆壇!!」みたいな人達からは嫌われるのではないかと思う。
たぶん、これは、文学的じゃないから。
でもあたしは読み終わってしばらく震えてた、なんで震えてたのかはわからない。

この前、テレビでいろいろなライブを見ながら、ふと、
「日本でヒップポップっていつの間にか普通になったな」って思った。
若くてかわいい男の子達がヒゲをはやしつついい感じに唄う。
ちょっと前までは、愉快で恥ずかしい感じだったのに、
歌詞も、ノリも、若者ちゃんたちの中では最初からあったものみたいにある、
だから愉快でも恥ずかしくもなく、彼らの本当のことをあのリズムにのせていて、
あたし(みそじ)から見ても結構素敵だ。

でも忘れるな、
それが表現である限り、根本的には、恥ずかしいものなのだよ、
とあたしは思った。

舞城王太郎は、その恥を、真っ正面から受け止めて書いているようにあたしは思う。
舞城王太郎は、思い切り、生き恥をさらしているのだ、とあたしは思う。

覆面作家というのもバカみたいで大変よろしい。

反抗期のように、書いて書いて書いて生きていって欲しいわ。
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2005年08月01日

安房直子コレクション

テーマ:今のイチオシ本

安房直子のコレクション本が去年出ていたなんて、知らなかった。
なんて素晴らしい企画。
このシリーズ本作った人、表彰してあげてほしいよ、国民栄誉賞とかあげちゃって!
それぞれのちばらしい目次タイトルと詳細は画像をクリックしておくれ。
それぞれの本自体のタイトルも素敵。「ものいう動物たちのすみか」って!!!
ああ、素敵すぎる。

安房直子は小学生の頃、
図書室にある本を「あ」の人から読んでいこう、として出会ったの。
「 もぐらのほったふかい井戸」は確か、教科書にも載っていた。
(これは少々教訓臭さがある話なのだけど)

なくしてしまった魔法の時間 」に入っている「きつねの窓」は、
あたしが最初に出会った安房直子の世界だった。

青色に染めた両手の親指と人差し指を合わせて菱形の窓を作ると、
そこに、もう会えない、会いたい人の、姿がうつるお話。

安房直子のお話には常に色があって、寂しさがある。
途方もなくぬけぬけと寂しい。

再読すると、とっても大人が読む童話だな、と感じるわ。
まあおしなべて、素敵な童話とはそういうものなのかもしれないけれど。
(むしろ子どもがこんな寂しい話ばかり読んでるのはヤダ)

とことん寂しいのに、暗くなくて、ただキラキラしている。

そういう、寂しさをうつくしいと思う日本的こころは、
安房直子によって、私、育まれたんです、断、言。


お金持ちになって全部揃えたい↓↓↓
 
安房直子コレクション 全7巻セット

AD
いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)
2005年07月01日

消しゴムはんこの本

テーマ:今のイチオシ本
消しゴムはんこの本 [詳細]

手前味噌ってどこまでの範囲???

私がサイトを担当してるpre*pre が、
なんとなんとなんと、消しゴムスタンプ作家として
本に!!!!!!!!
ぎゃーーーーーーーーー
つうか表紙!!裏表紙!!!!

詳細はpre*pre のサイトを見よ!!!!!
pre*pre
のサイトに中身をちらりと立ち読めるようにしといたから!!
(ウェブマスだもの!!)
アマゾンでも買えるなんてちょううれしい!!

傘にスタンプ押すなんて、ちょうあたまおかしいワ!かっこいいー!!

すいません!!この本あたくし、ここではイチオシにさせてください!
いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)
2005年06月01日

ポーの話 いしいしんじ

テーマ:今のイチオシ本
著者: いしい しんじ
ポーの話 [詳細]

その日、
衣替えした翌日だってのに雨が降ってて寒くって、
風邪はぶりかえしそうだし、ネイルは失敗してガタガタだし、
くだらねーつまんないことが山ほどあってしけていて、
いいことないかなーってつまんない女みたいなこと思う自分に嫌気がさすし、
吉祥寺のロンロンで野菜とパンを買った後、
景気づけにターコイズ色のネイルでも買って帰るか(流行色☆)、
って思いながら、本屋をぶらっとしていたら、
いしいしんじの新刊が平積みされていて、びっくりして刊行日を見たら、
その日の日付であり、次の瞬間、レジに並んでいた。

電車、ビニール袋からゴボウを飛び出させながら、
いしいしんじの「お話」が好きなあたしはなんだか可哀想だな、
と思った。

全ての家事を終えて、
寝る支度をして、
日常からうんと遠いその世界を、
布団の中で一心に読みふけった。

子どもの頃、本を読むってこんな感じだったな、と電気を消して思った。
字面から映像が飛び出すようで、
ページをめくるたびにわくわくわくわくして楽しい。
それから、その物語の完成度の高さに、泣きそうに感動する。

翌日、予想通り風邪がぶり返して会社を休んで一日眠り、
夜、眠ることも飽きたので、続きを読んで、読み終えてぼんやりして、
この幸福感でしばらく生きていけるって思った。

病気で心が弱っていたかもしれないし、
このタイミングだったからなのもしれないし、
新刊を「イチオシ」とするのはとっても怖い気持ちがするのだけれど
(あたし、カッコつけだから)
そういう言い訳を全部軽々飛び越えて、
すごいお話だ、すごいすごい完璧だ、と思う。

早くみんなに読んで欲しい。

いしいしんじの中でも、一番すごいお話なんじゃないかとあたしは思う。

第一章は、本当に完璧。
どうしてこんなことが思いつけるんだろう。

いしいしんじは物語を信じているんだなぁって思う。
お話を作るのが楽しくて仕方ないみたいに思える。
楽しみながら、話して聞かせてくれているよう。

いしいじんじ好きな人は全く早く読むべきだと思うし、
いしいしんじ読んだことない人は、
ここはひとつあたしを信じて読んでみてはいかがだろう。
世界中の人が読んだらいいのにって思うのに、
あたしの力は微力だわ。
ハリウッドが何百億ってかけて最新のCG技術を導入して映画化して
だのに世界中の人から
「やっぱこれを映像化ってのは無理があったね」
「原作には叶わないね」っていわれるような作品だってあたし本気で思うのよ!!

【関連リンク】
新潮社
↑[立ち読み]からちょっとだけ読むこともできるよ!
↑でも「買う」「読む」って決めてる人は、ここ見ないで買った方がいいよ!

いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。