iPhoneへの電話帳移行 | Life is …

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"thinking"と定義付けした前blogより、もう少し謙虚に、広く、深く

iPhoneは既存携帯電話からの電話帳の転送が、ユーザーにとっての第一難関ドクロとなっています。





softbankが指定するやり方だと、どうしてもメールアドレスが1件になってしまう点と、読みが転送されず、全て「ん」以降に並んでしまうというどうしようもない状況になりました。



「ん」以降に並ぶ人名も、あくまでiPhoneが漢字を音読み的に並べているだけなのでバラバラ…、400件のデータを入れていた僕にとっては一人一人の連絡先を探すのにも一苦労でした。






1つ1つiPhoneを使って入力し直すのも、操作に慣れない状態で行うには抵抗があったため、できるだけパソコンの操作で補える方法をググって探し、5~6時間使って試しました。






今更感はありますが、今後iPhoneを購入なさる方の参考になればと試した方法を載せておきます。





まずは僕の条件。


ケータイ:softbank 922SH(シャープ製)


    →904SH以降のSH機ならほぼ同じです。


パソコン:Windows XP (SP3)





これで、どのように転送をしたか、とくとご覧ください。





1.Vcf To CSV
を使い、Microsoft Outlookでインポートする。





 これが一番良かったです。





○良かった点


 ・名前順に並んだ(部分的に読み仮名が継承された)


 ・電話番号もメールアドレスも複数継承できた





○悪かった点


 ・苗字だけ継承される人がいた


  (これは苗字と名前とを別々に登録していた場合に発生する模様。つまり、Vodafone以降の3Gケータイで登録したデータの場合はこうなる可能性が高い)


  ↑これだけは仕方ないのでiPhone側で入力し直しました。





では、やり方をば。





 ■用意するもの:microSDカード・カードリーダー





1ケータイで電話帳のバックアップを取ります。





 携帯メニュー → 設定 → 外部接続 → メモリカード → バックアップ


  これで「メモリカードへ保存」を選びます。


  暗証番号を入力して、アドレス帳を選択。


  画像データはどうせ転送されないので保存しなくても良いです。





2パソコンでカードを読み込みます。





 カードの中を以下のように辿っていきます。


 パソコンPrivate → MYFOLDER → Utility → Contacts → Contacts.BCK 


  すると、○○(バックアップした年月日+2桁の数字).vcfというファイルがあるハズ。


  これをデスクトップ等に保存しましょう。


  ここでカードはさよなら。





3vcf To CSV
をダウンロードします。


 ダウンロードして解凍すると実行ファイル(.exeとなっているファイル)があるのでクリック。


 以下のような画面が出てきます。


 vcftocsv




 変換元VCFファイルに先程のファイルを参照し、

 出力先CSVファイルへは変換先を指定(デスクトップで良いと思います)。

 そして変換実行をクリックします。

 指定した場所に○○.CSVというファイル(excelファイルと似たアイコンのファイル)ができているハズです。



4Microsoft Outlookでデータをインポートします。

 Outlookを起動し、左側のOutlookショートカットにて「連絡先」を選択。

 その後、メニューを辿っていきます。

 ファイル → インポートとエクスポート と進み、



 他のプログラムまたはファイルからのインポート を選択。

 テキストファイル(Windows,カンマ区切り) を選択。

  ※重複の設定。ここは最初は「しない」に設定しておいた方が良さげ

 連絡先 を選択。

 右上にあるフィールドの一致 を選択。

 ここからどの元データをどこにインポートするのか決めていきます。



 OK をクリック。

 完了 をクリック。

 インポートの開始 へ進みます。



5iTunesでiPhoneとデータを同期させます。

 iTunesを起動し、iPhoneを接続させ、連絡先の同期設定をOutlookに設定し、あとは同期してくれるのを待ちます。



 終。お疲れ様でした!!



 あとは先述の通りiPhoneでごにょごにょっとやりました。

 苗字だけになっていた人も、読み仮名だけはフルネームで残ってくれていたのでなんとか識別でき、いい具合にiPhoneの文字入力にも慣れるという一石二鳥な感じで作業は終了しました。



 あと、グループ設定ですが、Outlook上でグループ分けをしてしまえば、iPhone側で反映してくれます。

 当然のごとく引き継がれないというのは結構残念ですが…やってみてください。

 この作業さえしてしまえば、あとはiPhoneが無くなってもデータは簡単によみがえります。

 パソコンで管理できるのはうれしいものです。



すみません、結構ここまで書くにも労力がかかったのであとは簡単にさせてください。





2.DoCoMoのD端末(~902iシリーズ)向けのデータリンクソフトを使ってインポートする



 ○良い点

  ・読み仮名が引き継がれる



 ○悪い点

  ・メールアドレスが1つしか引き継がれない

  ・苗字onlyの人が1のやり方よりも多かった





 ですね。

 Dの端末開発は既に終了していますし、902iシリーズくらいまでに作られたソフトなので、いつ消えてしまうかわからないですので、今のうちに入手された方がいいと思います。





そんなとこで、終わりです。





…ちょっとだけ言ってもいいですか?

自分くん、お疲れ。

(本当に疲れた。笑)

ちょっとはリハビリになったかな?

とりあえず今夜はぐっすり眠れそうだ♪


追記(20090518)
今は「電話帳かんたんコピー」というiPhoneアプリがあって、それを利用すればもっと簡単に電話帳以降作業ができるようです。