2010年04月11日(日) 07時09分29秒

週末の古民家雑学 在来工法編 独立、布、ベタ3種類の基礎形状

テーマ:古民家の雑学

基礎とは建物と地面を結び付けて固定する大切な部分です。


古民家の場合には石を並べてその上に柱を立てている簡単な方法ですが、現在の住宅では地面と軸組みをしっかりと基礎で固定しなければいけないと法律でも規定されています。


基礎の役割は上部の家の荷重を地面に伝達する役割と、地震や風に対抗する為の水平力に対しても安全であることを考慮する必要があり、建物の用途や地面の状況などによって、基礎の形状を選択する必要があります。


大切な部分ですから基礎の形状などは良く検討して専門家の意見を仰ぐ事が必要です。また寒い地方によっては地盤が凍結することがありますが、そうした場合は、凍結する深さ(凍結深度)よりも深い位置に基礎底面を設けるようにします。(北海道では凍結深度が1.0m以上という地域もあるようです)基礎の種類は大きく分けて独立基礎、布基礎とベタ基礎に分けられます。


*独立基礎とは独立して設けられた柱に用いられる基礎ですが、構造的には他の構造体と一体化していないため、不同沈下(ふどうちんか)などの不安が残ります。


よって使用できる範囲としては「バルコニーの柱、玄関ひさしの受け柱」程度に限られています。布基礎とは通常の住宅などに用いられる基礎で、コンクリート(鉄筋の入る場合もある)製の連続して、一体化した形状の基礎をいいます。建物の上部構造の荷重は、柱から土台へ、さらに基礎へと伝えられますが、この荷重が平均的に地盤へ伝わるように、このような形状の基礎を使用します。 


また、2階建の場合にはフーチングを設けますが、これは、平家に比べて2階建の方が地盤にかかる単位面積当たりの荷重が大きいので、基礎の床面積を大きくして、この荷重を低減させるためです。ベタ基礎とは地盤が軟弱の場合に用いられる基礎で、布基礎のフーチング部分が建物全体に設けられ、スラブ(版)を構成している基礎の形状です。最近の住宅はほとんどこのベタ基礎が用いられます。


この基礎は、木造ばかりでなく、小規模の鉄筋コンクリート造や鉄骨造などにも用いられています。

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