足利事件の捜査検証報告書の公表を受け、栃木県警の滝沢依子警務部長と高久均刑事部長が1日、県警本部で記者会見し、菅家利和さんに対し「犯人でないのに虚偽の自白に追い込み逮捕し、長い間服役させてしまい、改めておわび申し上げる」と謝罪した。

 逮捕から冤罪(えんざい)が晴れるまで約18年かかったことについて、滝沢警務部長は「DNA鑑定結果への過信と過大評価、あるいは(取り調べに対する)迎合の可能性への留意が欠けていた結果。我々にとって背負っていかなければならない事実」と厳しい表情を見せた。一方、菅家さんが、取り調べ時に髪を引っ張られたなどと主張している点について滝沢警務部長は「聞き取りで元捜査員は強く否定しており、事実を確認できなかった」とした。【吉村周平、岩壁峻】

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