自民党は5日夕、臨時役員会を開き、夏の参院選に向けた態勢強化策の骨格を決めた。

 幹事長代理に河野太郎国際局長を起用するほか、雇用・景気対策、外交など14分野で政策を発信していく政権力委員会(ネクスト・ジャパン)を新設するのが目玉だ。

 同委員会は党の選挙対策本部長(谷垣総裁)の直属機関とし、責任者には中堅・若手を充てる方針。週内にも関連人事を決め、同委員会を含む新しい選挙対策本部を発足させる。

 幹事長を補佐する要職である幹事長代理への河野氏の起用は、執行部に批判的な同氏を取り込むことで、中堅・若手から出ている執行部刷新要求などを沈静化させる狙いがある。河野氏は受諾する考えだ。

 政権力委員会は英国の「シャドーキャビネット(影の内閣)」にあたるもので、若手を中心に党内で設置を望む声が強かった。参院選後に、党常設の機関とするかどうかを検討する。

 谷垣氏は、選対本部長代理に石破政調会長と石原伸晃・組織運動本部長の2人を充てる意向を固めた。

 谷垣氏は記者会見で、〈1〉選対本部役員は派閥を離脱する〈2〉4月中旬に参院選公約の柱を示し、5月10日に詳細なマニフェスト(政権公約)を発表する――などの方針も明らかにした。一方で、執行部刷新については「既存の執行部をいじるわけではない」と改めて否定した。

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