著者: 村山 由佳
タイトル: 夜明けまで1マイル―somebody loves you

 主人公の大学生の涯(ガイ)とその大学の先生・マリコとの不倫。しかし重くない。と同時に涯と幼なじみの浅葱(アサギ)たちとのバンド仲間から繰り広がるさわやか系青春小説です。
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風の部屋/藤堂 志津子

テーマ:
 


著者: 藤堂 志津子
タイトル: 風の部屋

 二股かけていた男二人に別れを告げた後に出会った13歳年下の学生アルバイトの娼夫。冷静なのかわからない娼夫が主人公・来実子の部屋にやってきて繰り広げられる来実子の気持ちとは反対の行動。
 来実子の行動にはまどろっこしさを感じ、イライラしてくる。

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彼が泣いた夜/内田 春菊

テーマ:



著者: 内田 春菊
タイトル: 彼が泣いた夜

 虚言症の元彼と束縛と自己中の彼に振り回されてる主人公八寿美の物語である。
 八寿美の立場に立って読むと、イヤならイヤって言ってはっきり言ってやれよってイライラする。
 八寿美の彼、元彼の立場から読むと、口ばっかりの男に振り回されてバカな女だなぁ、って思う。
 結末は、正義が勝つ、って感じです。ページ202(単行本の場合)を何回も読み返した。このページがこの小説のポイントだと思う。

 この小説に出てくるような男はいくらでもいるような気がするし、自分もそうではなかったかと回顧してしまった。
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さいはての二人/鷺沢萠

テーマ:



著者: 鷺沢 萠
タイトル: さいはての二人

 鷺沢 萠さんが自殺してもうすぐ1年になります。作家ってよく自殺しますよね。鷺沢 萠さんの自殺の動機は不明とのことです。

 この本には3本の短編が収められてますがすべて死が絡んでいます。作品が書かれたのは6、7年くらい前ですが、この頃からすでに鷺沢 萠さんは、作品の中で自分の死と絡めていたのではと思えてきます。特に、3つ目の「遮断機」ではそう思えてきます。

活動寫眞の女/浅田次郎

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著者: 浅田 次郎
タイトル: 活動写真の女

昭和40年代?の京都・太秦を舞台にした小説です。
映画撮影所で働くアルバイトの学生が、自殺した女優の霊に取りつかれてしまった...。映画と恋愛と青春を描いたきれいな小説です。
なぜか、この時代を題材とした小説だから?浅田次郎の小説だから?は、頭の中でモノトーンの情景が浮かびます。この頃は、まだカラーテレビが普及していなかったからなのでしょうか?とっても不思議です。

週末婚/内舘牧子

テーマ:


著者: 内館 牧子
タイトル: 週末婚

 この小説、ずっと以前、TVドラマ化されていたそうですね。
 姉の結婚生活を見て、その苦悩から発見した「週末婚」。結婚しても週末しか会わず、その他は別居生活。いつまでも新鮮さが続き、いつまでも新婚生活が続くと考えて始めた。
 でも、結末は思いもよらない方向に進んでいく。

 主人公の月子は大人しい性格のようだが、どうしてそんな事を考え、実行できたがいまいち納得できない。女流作家の恋愛小説はいつもしっくりこない。渡辺淳一の小説なんかはすごく分かるんだよね。
 男女の考え方、ものの見方の違いかなぁ。

別ればなし/藤堂志津子

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著者: 藤堂 志津子
タイトル: 別ればなし

 彼と同棲している千奈と妻と別居中の杉岡はお互い好きになり、彼との別れ、妻との離婚をめぐり繰り広げられる物語。千奈の彼はなかなか別れに同意せず、杉岡の妻も断固として離婚に同意しないばかりか、あの手この手で、2人の仲を裂いていく。30歳ではあるが子供じみた千奈とは対照的に、姉の落ち着いた言動には引きつけられるものがある。
 

貴腐/藤本 ひとみ

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著者: 藤本 ひとみ
タイトル: 貴腐

 フランス革命を舞台にした官能小説です。なんとか伯爵とか貴婦人とかが出てくるので、映画のタイタニックに出てくる社交界をイメージして読んでました。 本の内容は、上手に説明できないので、サーチエンジンで検索して誰かの書評を読んでください。(いい加減でごめんない)
 それより、僕にとっては「貴腐」って言葉を初めて知ったのが勉強になったことかな。作者が作った造語かと思ったら、ちゃんと辞書にも載ってました。Goo辞書によると「貴腐ワイン」とは「完熟期に一種の不完全菌が繁殖して半乾状となり、糖分の増したブドウを原料にした白葡萄(ぶどう)酒。高級ワインとして珍重される。」だそうです。
 小説の中では葡萄が貴婦人かな。内容にぴったりのタイトルです。