多田 文明
ついていったら、こうなった―キャッチセールス潜入ルポ

街角で「ちょっとお時間ありますか?」と声をかけられた事は一度はあると思う。

そんなとき普通は無視していると思うが、著者は果敢にその人達について行ったときどうなったかをリポートしている。

手相から絵画の販売、無料エステまでさまざまなジャンルに挑戦した結果を集約した物である。

興味本位で読んでもとっても役立つと思う。



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著者: 池田 昌昭
タイトル: 御巣鷹山ファイル JAL123便墜落「事故」真相解明

墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便の事故原因を公式発表とは別の仮説を説いたものです。

公式発表はしりもち事故を起こしたジャンボ機のボーイング社の修理ミスと金属疲労による圧力隔壁の破壊により、機内余圧空気が垂直尾翼に噴流して破壊したというのが事故調査委員会の結論だった。

しかし、当時の新聞記事をつなぎ合わせると、どうも腑に落ちないことが多い。そして、自衛隊機の標的機の衝突による事故と結論づけている。さらに、それを隠すために、最後は、長野の山中で自衛隊機がミサイル発射して、墜落させた...

なんとも恐ろしい仮説だ。
読んでいるうちに、なんとなく納得してしまう。
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著者: 宮下 博之, 集団トプラ
タイトル: 堤義明の逆鱗にふれた清二の野望

 たぶん20年近く前に出版された本です。
 異母兄弟の堤清二と堤義明の骨肉のビジネス戦争を紹介したノンフィクションです。
 この本の中で堤兄弟の幼年時代から父親からの帝王学、経済学を紹介しており、その帝王教育があってあのような西武グループがあるんだと感動して読んだ記憶があります。
 言い換えれば、帝王教育は独裁学であり、それゆえ今回のような事件に発展したと納得。
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著者: 飯塚 訓
タイトル: 墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便

かれこれ20年も話です。
1985年8月12日に日航機が長野県と群馬県の県境の山中に墜落したことは記憶にある方もみえると思います。
墜落の一報から警察、医師、看護婦などが遺族との連日の遺体確認作業など過酷な作業を綴った手記です。
著者は、警官を退官したとき、この時の状況をまとめ上げられたようです。
遺族の悲しみ、身を粉にした医師、看護婦の働きぶりには目頭を熱くさせられました。




著者: 湯浅 俊彦
タイトル: 「言葉狩り」と出版の自由―出版流通の現場から

 差別用語による出版物の回収が時々発生しているようである。

 差別用語による回収は「ちびくろサンボ」と黒人差別が有名である。
 また10年ほど前の筒井康隆の断筆宣言は自分の書いたSF小説の差別用語に反抗する意味で始まった。
 差別だという人(団体)の言いなりになって、いきすぎると「言葉狩り」ともなり得る。

 この「言葉狩り」と出版の自由という観点から、著者、出版社、書店の三者の関係を説明し、出版物の回収は誰が決めるべきか、出版物の回収理由の説明の是非を投げかけたものである。

内容はとっても難しい。



著者: 泉 基樹
タイトル: 精神科医がうつ病になった―ある精神科医のうつ病体験記

 タイトル見て笑って買ってしまったが、内容はとっても重い。

 うつ病が原因で自殺してしまった友人、そして患者。
 精神科医の著者もうつ病になり、闘病生活から現役精神科医として復職するまで綴ったものである。

 僕もうつ病からなんとか復職したが、闘病生活はとってもよく分かる。
 自分は怠けじゃなく、うつ病だったということは回復して初めて分かるものである。
 精神科医自身が自分をうつ病患者と診断していても、休職しようとせず、危うく自殺までしてしまうころであったようだ。

 一般的に「うつ病は心の風邪」と言われるが、著者は「うつ病は心の肺炎」と言っている。うつ病は適切な治療を受けないと確実に命を落とす、からだそうだ。分かるような気がする。




著者: 安藤 裕康
タイトル: 世界最大の望遠鏡『すばる』

 今から5年ほど前にハワイ島の山頂に建設された口径8.2mもの世界最大の望遠鏡『すばる』の日共同建設プロジェクトの記録である。
 この『すばる』はプロジェクトXでも紹介されたり、『すばる』で撮影された映像はNHKでも時々見る事ができる。
 口径が8.2mもになると、鏡の研磨精度、精密な駆動装置等、新たな課題が山積みとなっていたようである。

 今後も『すばる』で新たな星雲の発見から宇宙の誕生の解明をし、遙か彼方からのすばらしい映像を期待したい。


著者: 一志 治夫
タイトル: たった一度のポールポジション

 今から20年ほど前の事故である。ニュースでも大きく取り上げられたことを思い出す。
 富士スピードウェイで23歳の若さで逝った天才カーレーサー高橋徹の生涯を綴ったノンフィクションである。22歳の若さでF2に昇格してまもなくポールポジションをとったがゆえ、回りからの大きな期待がプレッシャーとなり生涯を閉じてしまったようだ。

 こういうノンフィクションは鬱病の僕にはちょっと重すぎた。


著者: 家田 荘子
タイトル: 私の中のもう一人の私

 30人もの不倫する人妻のドキュメンタリーである。
 人妻の不倫する理由はひとそれぞれである。マザコンの旦那がイヤ、女として見てくれないのがイヤ、いつまでたっても恋をしたい、セックスレス、・・・。
 そして人妻が不倫相手に求めるものは、生活感のない男とのセックスという快楽。
 もちろん、不倫相手の悪いところは見ない。
 だから不倫しても離婚しようとしない人妻たち。
 不倫はしても生活の保障してくれる旦那が必要らしい。
 ということは、「人妻のセフレ」と「不倫」は同意語なのだろうか。

 著者の家田荘子さんは、よくもこんなに不倫妻を取材したなぁと感心する。北は北海道の主婦から東京、関西在住の主婦も登場する。「極道の妻たち」を始めとして、彼女のとことん取材する姿には驚嘆する。
 そういえば、数年前に繁華街のクラブ(飲み屋)で白髪に染めた家田荘子さんを見た。
 男と二人で来ており、ホステスさんとなにやら話し込んでいた。
 女性が行くような店じゃないところにいるという事は、次の作品の取材だったのだろうか。
 それらしい本は何冊か出版されているがどれだろう?



著者: 吉岡 逸夫
タイトル: 青年海外協力隊(ボランティア)の正体

僕は学生時代から青年海外協力隊に行きたかった。
ボランティアがしたくて行きたかったのではなく、異国へ行きたいのが本当の理由です。今でも電車の吊り広告に説明会の案内を見ると、ふと異国での自分の姿を思い巡ります。

しかし、すばらしい活動をしている人もいれば、ボランティアという名の美しい姿とは裏腹に、堕ちた現実もあるようです。南米、中米、アフリカでの協力隊員の本当の姿を追ったものです。
堕ちた生活は前に読んだ「ホームレス入門」とダブってきます。