大阪市内の医療機関を今年1月に精神疾患で受診した生活保護受給者のうち、約4分の1の80人が、基準量以上の向精神薬を受け取っていたことが4日、市の調査で分かった。市は、無料で薬が処方される生活保護制度を悪用し、入手した向精神薬を転売する「薬の貧困ビジネス」の可能性があるとみて、大阪府警と連携して調査を進める。

 全国30市の生活保護担当者が集まり、大阪市役所で4日に開かれた会合で報告された。市が受給者322人分の診療報酬明細書(レセプト)などを調べたところ、80人が「ハルシオン」などの向精神薬を基準以上に入手。全体のほぼ半数にあたる160人が、1つの疾病で複数の医療機関にかかる「重複受診」をしていたことも判明した。医療機関から受け取った処方箋(しょほうせん)を大量にコピーし、複数の薬局で使用したとみられる手口もあったという。

 受給者に処方される向精神薬をめぐっては、神奈川県警が4月、大阪市西成区の受給者から向精神薬を買い取り転売したとして、神奈川県横須賀市の男を麻薬取締法違反(営利目的譲渡)容疑などで立件する事件があり、厚生労働省が全国の自治体に調査を求めていた。

【関連記事】
向精神薬をネット転売容疑で追送検 生活保護を悪用
生活保護受給者に無料入手させた向精神薬を転売 容疑の男ら立件へ
偽造処方箋でハルシオンなどだまし取ろうとするも失敗 容疑の男逮捕
覚醒剤常習者に向精神薬を譲渡 容疑の美容外科医を逮捕 大阪府警
違法薬物密輸相次ぐ 英でネット販売「植物の栄養剤」偽装

職質中に車を急発進、重傷おわせた20歳逮捕(産経新聞)
辞任、10日前ごろから考慮=鳩山首相(時事通信)
<無登録営業>植林へ出資募る…社長ら3容疑者逮捕 警視庁(毎日新聞)
郵政法案、今国会で成立期す=会期延長「新体制で議論」―新首相(時事通信)
<工業団地汚職>幸田町議へ贈賄、2被告認める 名古屋地裁(毎日新聞)
AD