インターネット掲示板「2ちゃんねる」への書き込みを巡る名誉棄損訴訟で、管理人に対する損害賠償を認める判決を受けた原告側が、管理人がかかわった書籍を発行した新潮社(東京)から、管理人に対する業務報酬の一部を賠償金として受け取っていたことが分かった。

 原告側代理人の斎藤裕弁護士(新潟県弁護士会)によると、当時の掲示板管理人の西村博之氏を相手取り、名誉棄損による損害賠償や発信者の情報開示などを求める訴訟を起こし、賠償金の支払いを命じる判決を受けた。しかし、西村氏が支払いに応じなかったため、2ちゃんねる上の書き込みを基にした書籍「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」を出版した新潮社を相手取り、西村氏側への業務報酬を支払うよう求める訴訟を東京地裁に起こした。

 報酬の支払先はシンガポールの法人。西村氏が支払先に指定するメールを新潮社側に送っていたことから「業務報酬は西村氏個人に帰属する債権と認められる」とする同地裁和解勧告を受けて昨年12月、和解が成立した。新潮社からは今年1月、報酬の一部の数十万が支払われた。

 新潮社の代理人弁護士は「著者からの振り込み指示には原則として無条件で従っている。和解の結果、支払先が変わっただけで支払う総額は変わらない。賠償金の支払いは当事者同士で解決してほしい」とコメントしている。

 西村氏を相手取った訴訟を担当したことのある杉本博哉弁護士(第二東京弁護士会)は「西村氏と振込先の会社のつながりを認めた点に意義がある。メールなどの立証手段があれば、債権回収が認められることを示した」と評価している。

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