2010年03月09日
Theme: 日々いろいろ
最近読んだ本
最近読んだ2冊の本。
1冊目は、詩人の谷川俊太郎さん著の『ひとり暮らし』。
いわずもがなの大御所の詩人です。
小学校だったか、中学校だったか、教科書に「二十億光年の孤独」があって、
それを読んだ時にとっても衝撃を受けた覚えがあります。
それまで接していた詩、とは全く違う新鮮さ、
『孤独』というちょっとセンチなフレーズや繰り返し言葉のおもしろさ(『ネリリし…』など)、
とにかくとても強烈な印象でした。
そんな谷川さん、実生活は高齢の一人暮らしなんですね。
確か離婚なさった(それも1回や2回ではなく)。
でも、その一人暮らしの生活を綴られた文章を読んでいると、
やっぱり谷川さん、という思いと、あの谷川さんが…?!という両方の感想を持ちました。
交友範囲も広く、故武満徹さんや、私の大好きなギタリスト渡辺香津美さんとも交流があって
うらやましい。
外車を駆って遠く信州辺りまで出かけられたり(オシャレ~)、かと思うと
一人暮らしだから、と日々の食生活はつましく(というより手抜き)だったり。
現代を代表する詩人も、すごく普通の人なんだなぁとヘンに感心です。
日記形式の文章と、エッセイが一緒になった内容ですが、
その中に、『結婚式よりも葬式が好き』
『結婚式に出席する人は、結婚する2人にこれから先、
色んな問題や不安が待ち受けていることを判っているのに、お祝いをしなければならない』
『葬式は、故人はこれから先、何の心配をしなくていいから、こちらも気楽』
といったよう内容(正しい文章ではありません)があります。
そういう見方もあるんだなぁと、思いました。
私は、谷川さんの活動は折りあるごとに興味を持って見聞きするようにしているけれど、
この本を読んで普段の谷川さんを垣間見たような感じでした。
あと1冊。
嵐山光三郎さん著の『よろしく』
これは嵐山さんの実生活なのか、フィクションなのかわからないけど、殆ど現実のように読みました。
主人公はA山さん一家の長男。話の中心は元美大教授のA山さんのお父さんである「ノブちゃん」が
高齢で徐々に認知症の症状が出てきて…と介護の話が中心です。
それに加えてA山さんの周囲の知人たちのいろんな出来事が起こります。
ノブちゃんは最終的には施設に入所されるけど、それまではA山さんとほぼ同居。
困った行動も多々あり、でも周囲の家族の目が優しい。。。
それに加えて全体がなんと言うか淡々としていて、じめじめしていないんです。
介護や認知症だけでなく、特養や老健での高齢者の生活など、そして殺人事件、
決して明るい話題ばかりじゃないのに。不思議な感じです。
認知症が進んできたお父さんのノブちゃんの介護度をあげてもらうために、
A山さんは勿論、A山さんのお母さん、そしてノブちゃん自身も『頑張る』と言ったりする、
滑稽ともいえる家族の空気、
でもそんなノブちゃんもオシメをすることは激しく抵抗したり、
殆ど1日中家に居る為、外出がままならない家族はどんどん疲弊していったり、と
本当にリアルな内容です。でも、悲惨さな雰囲気が感じられないのはなんでかなぁ。
ノブちゃんは交友範囲も広くて友人も沢山いたけれど、年齢と共に皆、亡くなっていきます。
それはノブちゃんの奥さん(A山さんのお母さん)も同じで、
ご近所の誰それが亡くなった、誰それのお葬式に行く、というような場面が何回も出てきます。
その中で、先述の谷山さんの著書にあった、『結婚式よりもお葬式へ行く方が気楽』という言葉が出てきます。
たまたま、偶然なのか、この言葉はよく口にされる言葉なんでしょか。
この本を読んで、ふと、もし、もしも、もしも、私たち夫婦が義母と同居していたら、
もう少し変わっていたんだろうか、と考えてしまいました。
ノブちゃんは威張っていても、何ともいえない、愛すべき、という雰囲気が漂っている。
義母は…一緒に生活していたらそういう面ももっと発見できたのかなぁ…とか何とか。
とにかく、介護のこと以外の話の展開もスリリングでおもしろくて、一気に読んでしまいました。
1冊目は、詩人の谷川俊太郎さん著の『ひとり暮らし』。
いわずもがなの大御所の詩人です。
小学校だったか、中学校だったか、教科書に「二十億光年の孤独」があって、
それを読んだ時にとっても衝撃を受けた覚えがあります。
それまで接していた詩、とは全く違う新鮮さ、
『孤独』というちょっとセンチなフレーズや繰り返し言葉のおもしろさ(『ネリリし…』など)、
とにかくとても強烈な印象でした。
そんな谷川さん、実生活は高齢の一人暮らしなんですね。
確か離婚なさった(それも1回や2回ではなく)。
でも、その一人暮らしの生活を綴られた文章を読んでいると、
やっぱり谷川さん、という思いと、あの谷川さんが…?!という両方の感想を持ちました。
交友範囲も広く、故武満徹さんや、私の大好きなギタリスト渡辺香津美さんとも交流があって
うらやましい。
外車を駆って遠く信州辺りまで出かけられたり(オシャレ~)、かと思うと
一人暮らしだから、と日々の食生活はつましく(というより手抜き)だったり。
現代を代表する詩人も、すごく普通の人なんだなぁとヘンに感心です。
日記形式の文章と、エッセイが一緒になった内容ですが、
その中に、『結婚式よりも葬式が好き』
『結婚式に出席する人は、結婚する2人にこれから先、
色んな問題や不安が待ち受けていることを判っているのに、お祝いをしなければならない』
『葬式は、故人はこれから先、何の心配をしなくていいから、こちらも気楽』
といったよう内容(正しい文章ではありません)があります。
そういう見方もあるんだなぁと、思いました。
私は、谷川さんの活動は折りあるごとに興味を持って見聞きするようにしているけれど、
この本を読んで普段の谷川さんを垣間見たような感じでした。
あと1冊。
嵐山光三郎さん著の『よろしく』
これは嵐山さんの実生活なのか、フィクションなのかわからないけど、殆ど現実のように読みました。
主人公はA山さん一家の長男。話の中心は元美大教授のA山さんのお父さんである「ノブちゃん」が
高齢で徐々に認知症の症状が出てきて…と介護の話が中心です。
それに加えてA山さんの周囲の知人たちのいろんな出来事が起こります。
ノブちゃんは最終的には施設に入所されるけど、それまではA山さんとほぼ同居。
困った行動も多々あり、でも周囲の家族の目が優しい。。。
それに加えて全体がなんと言うか淡々としていて、じめじめしていないんです。
介護や認知症だけでなく、特養や老健での高齢者の生活など、そして殺人事件、
決して明るい話題ばかりじゃないのに。不思議な感じです。
認知症が進んできたお父さんのノブちゃんの介護度をあげてもらうために、
A山さんは勿論、A山さんのお母さん、そしてノブちゃん自身も『頑張る』と言ったりする、
滑稽ともいえる家族の空気、
でもそんなノブちゃんもオシメをすることは激しく抵抗したり、
殆ど1日中家に居る為、外出がままならない家族はどんどん疲弊していったり、と
本当にリアルな内容です。でも、悲惨さな雰囲気が感じられないのはなんでかなぁ。
ノブちゃんは交友範囲も広くて友人も沢山いたけれど、年齢と共に皆、亡くなっていきます。
それはノブちゃんの奥さん(A山さんのお母さん)も同じで、
ご近所の誰それが亡くなった、誰それのお葬式に行く、というような場面が何回も出てきます。
その中で、先述の谷山さんの著書にあった、『結婚式よりもお葬式へ行く方が気楽』という言葉が出てきます。
たまたま、偶然なのか、この言葉はよく口にされる言葉なんでしょか。
この本を読んで、ふと、もし、もしも、もしも、私たち夫婦が義母と同居していたら、
もう少し変わっていたんだろうか、と考えてしまいました。
ノブちゃんは威張っていても、何ともいえない、愛すべき、という雰囲気が漂っている。
義母は…一緒に生活していたらそういう面ももっと発見できたのかなぁ…とか何とか。
とにかく、介護のこと以外の話の展開もスリリングでおもしろくて、一気に読んでしまいました。







