佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市)の野生復帰ステーション順化ケージで、放鳥に向け訓練中だったトキ9羽が死に、1羽が負傷した問題で、環境省は11日、トキを襲った小動物がテンと判明したと発表した。雪の上に残された足跡から分かった。センターの金子良則獣医師によると、ケージの天井付近に侵入したような跡があり、ここから入った可能性が高い。

  [フォト]ケージ周辺にはテンの足跡が…

 監視カメラに記録された音声でトキの鳴き声を分析した結果、通常とは異なる大きな声で鳴いている時刻が10回あり、その前後に襲われたとみられる。鳴き声があったのは、9日の午後8時17分から午後11時17分にかけての計9回。10日は午前5時45分の1回。

 環境省によると、10日夕方時点の監視カメラの画像でもケージ内に小動物がいるのが確認されており、テンがケージ内にとどまっているとみて捕獲用のわなを仕掛ける準備をしている。

 野生復帰ステーションでは11日、環境省やセンターの職員らが、侵入経路を特定するため調査を始め、金網に小動物が入りこむすき間がなかったか調べた。

 テンはネコ目イタチ科の哺乳(ほにゅう)類で本州、四国、九州の森林に生息する。体長約40~50センチ。夜行性で野鳥、ネズミ、昆虫、木の実などを食べる。

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